美魔女の吐息～創作中華　山哲｜ねごろぐ～うまいもん王子の毎日美味しいブログ : 山哲

『ビールが一番美味しく飲める料理は餃子！』
この仮説を実証すべく、うまいもん王子は放課後（就業後）に、餃子をあてにビールを飲む“ギョービー活動”を、実践しています。
この日、訪れたのはJR阪和線・鳳駅から徒歩バス6分ほど（5分じゃきついけど、道に迷わない限り10分はかからない）の『創作中華　山哲』（大阪府堺市西区鳳西町1丁73-9）。
ギョービー活動で訪れた、西成区鶴見橋3丁目のぎょうざやでお友達になった古川さんに教えていただいたお店です
。大正デモクラシー、いや灯台もと暗し(^0^;)実はうまいもん王子、3年前まで山哲さんと同じ鳳西町に住んでいたんです。なのに気づいてなかったとは(゜o゜;反省_(_^_)_
まぁ、土地勘はバッチリですから、鳳駅からスタスタ歩き、踏切で線路をはじめとする渡った先にお店発見！
中華料理屋っぽくない洒落た外観。
だからかぁ、何度も前の道を通っていたのに、中華料理屋だとは気付いてなかった・・・（素直に自分の非を認められないタイプ）
店に入ると左手には厨房とフロアを分けるL字形のカウンター席。右手はテーブル席。テーブル席には3人組のお客さん。すぐ近くの鳳中学校の同級生グループみたい。ミニ同窓会かな。こりゃ、テキパキ注文しないとなかなか料理にありつけないかも。
カウンター席に腰を落ち着け、視線を横に振ると、『山哲ビールセット』の文字が目に付く。何々、生ビール（中）※チューハイも可　にギョーザ6個、お漬け物がついて850円。ギョービー活動にピッタリな内容。「山哲ビールセットお願いします」すぐに生ビールと漬け物が運ばれてきました。大根かな。ちょっぴり塩けもあって、何より食感が良いね。サクサクでもシャキシャキでもなく、SO！シャクシャク！！粘り気がある表面にスッと歯が通った後にシャリッとした心地良い歯ごたえを感じつつ次々に噛み切れていく。これぞまさしくシャクシャクですね。
漬け物の食感を楽しんでいたら後ろのテーブル席の同級生グループにさらに2人合流。これは本当に次のオーダーを早めにしといた方が良さそう。
メニューを眺め、うんやっぱりこれやな。
「すいません。四川風麻婆豆腐お願いします」
しばらくするとカウンターの奥の厨房から、得も言われぬ香ばしい良い香りが漂ってくる。
この食欲を増す香りは・・・そうや、ニンニクを熱するときに出る香りや！
しかも焦げの嫌な臭いはしないので絶妙に火を通しているんでしょうね。これって、王子オーダーの四川風麻婆豆腐調理してるの？めっちゃ、期待が高まるやん。
まずビールセットの餃子が登場。ん？どこかに違和感が・・・！餃子が丸っこい！？
普通の餃子って、ちょっとウエストにくびれがあると思うんですよね。
ところが山哲さんの餃子って、全体のフォルムは所謂餃子のそれなんですが、ウエストがパンパンに張ってて丸っこいんですよね。
お味は？旨い＆甘い！
甘いっていっても甘味料の甘さではありません。
“うまい”という言葉の語源はあま“（甘）い”らしく、その甘さは果物が熟成する＝熟（う）む結果甘くなる事に由来するそうです。
山哲さんの餃子は、野菜のエキスが十二分に引き出された甘さを持っているんです。
まさに“熟女”いや、“美魔女”な餃子ですね。
噛むと餡の中から口の中へと旨みが美魔女の吐息のように漏れ出てきます。
その余韻を断ち切るように、男前にビールをグビッ！
そしてまた新しい美魔女を食べてはグビッ！
餃子もビールもすすみますね。
餃子に次いで四川風麻婆豆腐もやってきました。美味しそうな赤色ですね。しかも豆腐がたっぷり！
早速、実食！第一印象は『あっ、食べやすい！』。
舌や唇が痺れる花椒の『麻（マー）』の辛さはかなり控えめ。この麻味、日本人だとダメな人は全くダメですからね。
切れ味鋭い唐辛子の『辣（ラー）』の辛さもあんまりしないなぁ・・・と、思いながら二口三口と食べ進めていると、ん？、おや？あれ？カラッ！王子が好きな後から辛さが来るタイプやんσ(^_^;
このタイプはご飯にめちゃくちゃ合うんですよね。
「ライスお願いします」よっぽどそう頼みたかったんですが、王子には実はもう一つ気になるメニューがあったんです。
それは『山哲ねぎラーメン』。
メニューを見たときから気になる、気になる。
かといって、夜にご飯とラーメンのW炭水化物摂取は厳禁(>。<)
ご飯は諦め、締めの一品をオーダーします。
『山哲ねぎラーメンお願いします』
しばらくするとほんのりとでも王子の意識を捉えて話さない鮮やかにコクのある香りが厨房から漂ってくる。
これってひょっとしてねぎラーメンのスープなの？！めっちゃあがるんですけど。
そして、提供された料理がこちら。
ドーン！！
美しいラーメンですね。
誤魔化すための突飛な具材を使わないシンプルな麺料理だけに、スープが肝腎ですね。
黄金色に煌めく透明スープ。
鶏ガラの美味しいところだけを抽出した雑味の無い味。
かといって、ただあっさりというわけではなく、魚というより何か干し貝のようなコクのあるエキスが加わっているような深みがあって、ずっと飲み続けていたくなります。
フライドガーリックが香ばしさをプラスして、料理にガッツリ感を出してくれています。
そして麺。ツルツルシコシコなストレート麺。
一見、スープが絡みにくそうなストレート麺。
一本だけ食べると麺が持つ小麦粉由来の美味しさが噛みしめられます。
でも、数本同時に食べると！毛細管現象で麺と麺の間を上ってきたスープが麺とともにしっかり口の中へと運ばれます。
モキュモキュ、ごっくん。ちょっと癖になりそうなくらいに美味しい。
短冊形にカットされたチャーシューも香ばしいのにしつこくなくて、このねぎラーメンにぴったり。
と、ねぎラーメンに魅入られてしまってるんですが、素材の旨みを最大限に引っ張り出す山哲さんなら酢豚とかエビチリも美味しいはず。
これからもいろんな料理を食べてみたいですね。

創作中華山哲　大阪府堺市西区鳳西町1丁73-9
　Tel.072-262-9395
　ランチ＝12:00～14：30(ラストオーダー14：00）
　ディナー＝18：00～22：30（ラストオーダー22：00）
　毎週月曜日定休