おせちも最幸 : 幸

２０１９年の始まりもこちらのおせちでスタートしました。
毎年、日本にいる新年はこちらのおせちを注文しています。一品一品がそれぞれに味があり、風味があり、新鮮な材料で作られていることが口に含めばわかります。美味しいです。

昔、母親が年末から数日かけて下ごしらえをして、煮たり焼いたり付け込んだり嬉しそうに作ってくれたおせちを思い出させてくれる幸のおせち。肩ひじ張らない角の取れた柔らかさが感じられ、それでいて上品、かつどっしりした存在感・・・。

幼かった頃のお正月を思い出しつつ、母の味を思い出しつつ、今年も幸のおせちを家族でいただける幸せ。数年前まで百貨店のおせちを購入しておりましたが、お値段の割に量も味？？と思うものが多かった。幸さんにお世話になるようになってから、おせちもお願いするようになり、大満足です。本当に良かったと思っています。
大晦日にどっしりとしたお重を受け取る時の喜び。
今年も幸さんの思うつぼにはまっております（笑）
（写真は友人が撮影してれたものをＵＰしております。）

４月２４日、女子会でお世話になりました。針中野では老舗と聞いていましたので、一度行ってみたくて、友人を誘いました。
年齢は４０～６０代の独身＆子離れした主婦、という組み合わせです。笑。食にはちょっとうるさいおばさまたち（ばば会）５名です。

入店時、玄関に大きな筍。お客様を迎えるおもてなしのオブジェとして、生の皮付きタケノコがドンと置かれていて、季節感が店先から漂ってきます。
それだけでもこのお店の心が伝わってきましたし、お料理への期待が膨らみました。
店内の雰囲気は和食の老舗らしく重厚な感じで、大きな一枚ものカウンターが目に入ります。その幅もお客様と料理人さんたちとの程よい距離感が保たれているなと感じます。

これは期待できるかも・・・と心で思いつつ。５人のおばさまたちは一番奥の座敷で。掘りごたつ、というのもグループにはすごくうれしい・・・
お料理はお昼のランチ、松花堂。2600円。生ビールの乾杯から始まりました。正直、どのお店でも特に和食のランチって物足りない事も多いので、おなか一杯にしよう、などということは期待していなかったし、足りなければ単品でオーダーしようね、などど、良く食べるおばさんたちで話しておりましたが、
なんのなんの・・・食前酒／造り／焼物／煮物／揚げ物／吸い物と続いてきたあたりで、もう、おなかがいっぱいになりました。

お店のHPに掲載されている写真よりは、実際のお料理の方がもっと量が多いです。
味は品良い京都風。繊細ですが、しっかりと芯がある。旬の食材のたけのこがそこここにちりばめられていました。
お造りの新鮮さ、鮮やかさにも驚かされました。
そしててんぷらの中には、なんと！春巻きか焼売か、の皮で折り紙に様に兜の形に折られた揚げ物が入っている！！
そうそう、こういうサプライズ、日本料理店らしくてすきです。

茶碗蒸し／色御飯／香物／デザートは、ゆっくりとおしゃべりしながらいただきました。
あれ？だれも追加欲しいって言わなかったね。
もう、大大大満足のコストパフォーマンス。
料理長の田岡さん、わざわざご挨拶に来てくださったり、お料理を運んでくださる皆さんも常に笑顔で気持ちよかったです。

お子さん連れで、家族で、また和食デビューの若者たちも絶対楽しめるお店だと思います。
高級だけど敷居を低くしてお店の方から私たちに近づいてきてくれる、そんな和食の名店、幸さんです。