「ハヤシもあるでよ！」スパイスカレーとクラフトコーラのお店＠阿倍野 : ヤドカリー あべのHoop店

近鉄南大阪線・大阪あべの橋駅の直近、「あべのHOOP」の地下1階フードコート「Hoop Dining Court」にある本格スパイスカレーと自家製クラフトコーラを主題にしたお店です。

会社帰り、自宅で夕食を作るのが面倒になり、何か食べようとこのフードコートを徘徊。このお店では以前にカレーをいただいているが、「ハヤシライス」（930円）もあるようなので、それを試してみることにしました。

注文カウンターで「ハヤシライス」を注文。セルフ精算機に入金すると、呼出端末が渡されました。共用の席でを確保して待っていると、それほど経たないうちに呼び出されました。

丸い平皿にドライのハーブが散らされたライスが平らに盛られ、ハヤシソースが横掛けされています。立ち上がってくる香りはなんだかスパイシー。一瞬カレーかと思う程です。

ひと匙を口に運ぶとその香りに反してトマトの酸味とともに甘さが広がりました。これは玉ねぎの甘みかな？ソースはややシャバシャバな風合いで、スパイスのシードが混ぜ込まれていて、プチプチとした食感が楽しめます。

ソースにはたっぷりのシメジが混ぜ込まれていて、その独特の食感が楽しい。また、大きなバラ肉がゴロンと転がっていて、柔らかく煮込まれていて味わい深いですね。

添えられてる薬味は福神漬と搾菜をピクルスにしたもの。このお店、カレーには定評があるがハヤシライスもなかなかなもの。「ハヤシもあるでよ！」という懐かしのフレーズを思い出しました。

近鉄南大阪線・大阪あべの橋駅の直近、「あべのHOOP」の地下1階フードコート「Hoop Dining Court」に、このほど（2021年6月1日）オープンした、本格スパイスカレーと自家製クラフトコーラを主題にしたお店です。

この「Hoop Dining Court」が開業したのは2019年の9月13日。その後、世界中を巻き込んだパンデミックの影響によって、一時期、休業を余儀なくされ、その所為もあってか早くも3店もの店舗が入れ替わっています。

ここも以前はエスニック系のお店があった場所。入替りに天満橋の人気カレー店が進出することになったのだが、本来はもっと早くに開業されるはずだったのが、緊急事態宣言に伴う「あべのHOOP」の休業により遅れていました。

未だ緊急事態宣言下ではあるものの、制限の緩和により6月1日から「あべのHOOP」の営業が再開。それによりフードコートの営業も再開し、このお店もようやくのオープンとなりました。

早速、オープンしたその日に、評判のカレーをいただくことにします。カレーメニューは「牛すじヤドカリー」や「ちきんカレー」、「ミックスキーマ」など、各930円です。

また、日替わりの野菜惣菜が山盛の「ヤドカリースペシャル」（1,250円）や、辛さに弱い方のために「ハヤシライス」（930円）も用意されています。＋320円で自家製のクラフトコーラとのセットも可能のようです。

注文カウンターで基本となる「牛すじヤドカリー」を辛口で注文。セルフ精算機に入金すると、レシートが手渡され、その場で待つように言われました。

それほど待たないうちに呼び出され、トレイに乗ったカレーが差し出されました。フードコートの店舗ながら、ここではこの店専用のカウンター席が5席ほどあり、このカウンター席に腰掛けました。

丸い平皿にスパイスのシードを混ぜ込んだライスが平らに盛られ、カレーソースが横掛けされています。カレーはややシャバシャバな風合いで、大きなすじ肉がゴロンと転がっています。

スパイシーな香りを感じつつ口に含むと、強烈なスパイスの香味とともに直線的な辛味は襲ってきます。トマトによる酸味もあり、すっきりとした爽やかさが口に残ります。

大ぶりのすじ肉は国産黒毛和牛とのこと。柔らかくて肉の旨味も充分。切れ味の良いスパイスカレーながら、欧風カレーのような深いコクも目立ちます。

ライスにはクミンかな？スパイスのシードが混ぜ込まれていて、プチプチとした食感が楽しめるとともに、シードを噛んだ瞬間、爽やかな風味が口に広がります。

添えられてるのは真っ赤な福神漬と、搾菜をピクルスにしたもの。一通り味わったらこれら全部をぐちゃぐちゃに混ぜていただきます。酸味や甘みにスパイスの風味が混ざり合い、実に深みのある味わいになってきます。

オープン初日なので不慣れなところも見受けられるが、これは徐々に改善されていくことでしょう。きわめて上質のカレーが阿倍野に現れました。