バランス感の優れた冷やしラーメン＠美章園 : 麺屋 志

JR阪和線・美章園駅を出て東方向に3分ほど歩いたところ、いわゆる美章園街道沿いにあるラーメン店です。2016年にこの地で開業されてから、客足の絶えない人気のお店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。壁という壁に各種ラーメンメニューとともに、芸能人のサインやチャレンジメニューの達成者の写真が貼り出されていて実に賑やかです。

ラーメンメニューは実に多彩かつ複雑怪奇のため、いつもすぐに決めることが困難だが、今回はすぐに決まりました。「鶏冷やしらーめん」（950円）です。酷暑に日に「冷やし」は特に魅力的ですね。

少し時間がかかるとのアナウンスがあったので了としたが、それでも思ったほど待たずして厨房から差し出されました。

涼しげな模様の器に淡褐色のスープとともに艶感のある麺が盛られ、厚切りの叉焼と氷が乗り、刻み葱と謎の粉（魚粉か？）がトッピングされています。そして辣油が少し掛けられています。

先ずはスープを啜ってみる…鶏・鰹・昆布から取ったというスープは、何かが飛び抜けた風でもなくバランスの良さを保ちつつ、深い旨みを感じさせます。

ほんのり酸味も感じつつ、辣油のピリ辛がアクセントになっている…これはよくできています。スープの量は少ない目だがこれは敢えてかな？

麺はやや細めの弱縮れで、艶があって歯切れもいい。冷たいスープとの相性も良好です。

具材は叉焼と刻み葱のみで極めてシンプルながら、このお店自慢の叉焼は厚みがあり、肉の味が堪能できます。

氷が浮かんでいるので最後まで冷え冷えの状態でいただけます。夏にうれしい冷たい麺料理、これで暑気払いができました。

なお、このお店はまもなく、現在の西隣に移転されるようで、もう看板もでき上っています。お店ももう少し広くなってキャパが増えるようです。その際にはもうちょっとメニューを見やすくしてほしいものです。

JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところにあるラーメン店です。ここはまだ若い店主が意欲的にさまざまなラーメンを開発されているお店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。壁という壁に各種ラーメンメニューとともに、チャレンジメニューの達成者の写真が貼り出されていて実に賑やかです。

今回は「赤辛SOBA」を試してみることにします。この「赤辛SOBA」は辛さのレベルを選べることができ、1辛は850円でレベルを上げるごとに50円加算されます。ワタシは5辛（1,050円）でお願いしました。

それほど待たずして差し出されました。赤色の器の中に赤褐色のスープが満たされ、葱とともにこのお店の特徴である分厚いチャーシューが乗せられています。それにしても辛そう。

注意深くスープを啜ってみる…勢いよく啜ると咽てしまうからね。最初にピキーン！と唐辛子の辛さがやってきて、その後に濃厚なスープの旨味を感じさせる仕上がりになっています。

辛味噌によるドロッとした口当たりで、食べてるうちに口の周りがカピカピに。これは豚骨のコラーゲンによるものでしょうか。ミンチ肉もたっぷりで、これがコクを深めているように思います。

麺はやや縮れた中細麺。多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられます。

トッピングの叉焼は他のラーメンと同様、実に分厚く、やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。他にキャベツとモヤシ、葱が具材を構成しています。

食べてるうちに当然ながら頭から汗が滴ってきた。タオルを持参すればよかった…これは相当代謝も高まっていることでしょう。

今回、5辛でとどめておいたが、これが美味しく食べれる限界かも。チャレンジメニューの「マグマ」だったら味も解らなくなるかもしれません。

辛さに耐性のある方は「マグマ」に挑戦されてみてはいかがでしょう。達成者にはトッピングが永久的に無料とのことです。

JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところにあるラーメン店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席ほど。各席にアクリル板が設置されるなど、例の対策はしっかりなされています。

今回は「台湾カレーまぜそば」（1,000円）を注文。大蒜を入れるかどうかを問われたので、有りでお願いしました。

それほど待つことなく目の前から差し出されました。中太の弱縮れ麺が横たわるその上に、カレー味噌、ネギ、ニラ、ニンニクなどが散らされ、中央に卵黄が乗せられています。

よく混ぜてから麺を啜ってみる。カレー風味のミンチ肉と生玉子のまろやかさのコラボレーションがいい具合。さらにネギとニラの香味が加わるものの、強力なカレー風味には負けてしまいます。

麺は多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられます。この主張の強い歯ごたえにカレーの主張が合わさって良好のバランス感が感じられます。

叉焼はかなり分厚いものが3個。やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。これは値打ちがありますね。

このお店、このまぜそばやラーメンなど、実に個性的なものを提供されています。好き嫌いは分かれそうだが、ワタシは嫌いではありません。

JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところにあるラーメン店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。まだ若い店主が意欲的にさまざまなラーメンを開発されています。

今回は「台湾まぜそば」（950円）を注文。大蒜を入れるかどうかを問われたので、にんにくありでお願いしました。

やや待ったのち、「よく混ぜて召し上がってください」との案内とともに目の前から差し出されました。中太の弱縮れ麺が横たわるその上に、台湾ミンチ、ネギ、ニラ、ニンニクなどが散らされ、中央に卵黄が乗せられています。

充分に混ぜてから麺を啜ってみる。独特の風味を持つミンチ肉と、生玉子のまろやかさのコラボレーションがいい具合で、そこにネギとニラの主張の強い香味が混じり合って、複雑な味わいを醸しています。

麺は多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられるが、ややベタっとした感がある。よく混ぜたつもりだが味にムラが出てしまうのは、麺の解れがよくないからでしょう。

トッピングの叉焼は、かなり分厚いものが2個乗っています。2枚やなくて2個です。やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。これは値打ちがありますね。「肉増し」（+300円）だとどうなるんでしょうか。

まぜそばや油そばは汁けがない分、お腹のキャパを必要としないので、ビールのアテにもいいのではないかな？っと思いました。

JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところにあるラーメン店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。まだ若い店主が意欲的にさまざまなラーメンを開発されています。

「極こってりらーめん」（900円）は、豚骨・鶏ガラ・国産豚バラ・香味野菜を12時間以上じっくり煮込んだコラーゲンたっぷりの濃厚スープです。

ドロッとした口当たりで、食べてるうちに口の周りがカピカピになったように感じます。こってり度合いにおいては、これよりさらに上のレベルがあるというから驚きです。

麺はやや縮れた中細麺。多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられます。縮れのおかげでスープの持ち上げもいいですね。

トッピングの叉焼は、分厚いものが２切入っています。やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。

毎回感じるのだが、ここのスタッフの接客が実にソフト。子連れのお客さんにも的確な対応をされていたのが好ましいですね。

JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところ、2016年9月1日にオープンしたばかりのラーメン店です。昔から営業されていたラーメン店「大龍」が閉店され、その跡に新規オープンしたお店です。

店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。まったくの居抜のようで「大瀧」の時と何ら変わっていません。まだ若い二人の男性で運営されているようです。

メニューは豚骨屋台味を標榜する旨いらーめん（700円）を基本に、みそらーめん（800円）、辛みそらーめん（850円）こってり（900円）、汁なし油そば（850円）、つけ麺（800円）など。これに煮玉子、ねぎ盛り、キムチ等のトッピングや、餃子や唐揚げといったサイドメニューも用意されてるようです。

初訪問なので基本の「旨いラーメン」を注文、大蒜を入れるかどうかを問われたので、にんにくありでお願いしました。それほど待つことなく運ばれてきました。淡褐色のスープに叉焼、モヤシ、ネギというやや地味なルックスです。

まずはスープを啜ってみる。クセのない淡白な豚骨をベースに、カドの立たない醤油がほのかに香るコクのある仕上がりになっています。豚骨のコラーゲンによる少しトロッっとした風合いながら、例の豚骨臭さがないのがいいですね。

麺はやや縮れた中細麺。多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられます。縮れのおかげでスープの持ち上げもいいですね。

トッピングの叉焼は小ぶりながら分厚く、4切ほど入っています。やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。食べ進めるうちに大蒜の風味が強くなってくる…底に大蒜が溜まっていました。大蒜が強くなると徐々にジャンキーな味に変化していきます。

このラーメン、特にスープの主張が強い印象だが、残念なことに強い旨みを持つスープの食後感が良くありません。もうちょっと自然な旨みがあってもいいのかな？っと思います。ともあれ、お店の方の明るく元気な接客が好印象なので、この地に定着されることを期待します。