127年目の創業祭限定メニューはエビフライとハンバーグ＠阿倍野 : グリルキャピタル東洋亭 あべのハルカス店

近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅に隣接。あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・13階にある洋食店です。妻殿のリクエストで今回初めてディナータイムに利用しました。

この東洋亭は、1897年（明治30年）に京都・河原町で創業した老舗で、現在は京都・北山に本店を置くほか、京都と大阪で全12店を展開する人気のお店です。

訪ねたのは金曜日の19時ごろ。外は大雨にもかかわらずレストラン街は賑わっていて、こちらもウェイティングが発生。やや待った後にようやく店内に案内されました。

店内はテーブル席ばかりの全65席。エントランス側の席に案内されました。店内は始終満席状態でかなり賑やか。BGMの音もかき消されています。

メニューは看板商品の「百年洋食ハンバーグステーキ」をはじめ、各種の洋食が並びます。ただ不思議なことに本店や他の支店では人気の「百年カレー」がありません。無類のカレー好きであるワタシにはやや不満。

今回は6月のディナータイム限定の「創業祭コース2024」（3,200円）にしてみることにします。妻殿はこれが目当てで珍しく夜に出かけようと誘ったわけですね。

まず最初に東洋亭名物のトマトサラダが出されます。ソースの上に湯むきしたトマトが丸ごと1個載っているもので、これも東洋亭の名物。ナイフを入れると中まで真っ赤で、味は実に甘くてフルーティー。

続いて有頭のエビフライがやってきました。レモンを絞り、エビにナイフを入れるとサクッと切れる。衣はしっかり揚がって香ばしく、中のエビもプリプリです。

頭の部分には濃厚なミソが入っていて味わい深い。頭の先の堅い部分を残してすべていただきました。タルタルソースもいい味してるがやや不足気味。なのでウスターソースを所望しました。

その後、ライスとともにメインのお料理が運ばれてきました。アツアツのスキレットの上にパンパンに膨れたアルミフォイル。その横には丸ごと1個のベイクドポテトとクレソンが添えられています。

アルミフォイルをナイフで切り裂くと。蕩けたチーズや茄子を乗せたハンバーグが現れます。ハンバーグの周囲にはトマトソースにまみれたベーコンやインゲン、オクラが散らばっています。

ハンバーグにナイフを入れるとじゅわっと肉汁が溢れ、肉の旨味も際立つ。トマトソースとチーズとの相性も悪かろうはずばない。肉、野菜、ソースが混然となって実に奥深い味わいです。

ガルニのベイクドポテトはほくほくと焼きあがっていて、バターの風味も良好。皮まで美味しくいただけます。トマトソースと合わせてもいいですね。しかしこれのお陰でお腹が爆発しそうになりました

最後はコーヒーですっきりと。相変わらず質の高い料理とサービスで大満足です。今度、カレーをいただきに難波の高島屋にあるお店に行ってみようかな…

「あべのハルカス」の12階～14階を占めるレストラン街のうち、13階の東側にある老舗洋食店の支店です。

店内は50席を超す程度の、百貨店のレストランとしては標準的な広さ。窓からは河内平野と生駒の山並みが見渡せます。

今回は「百年洋食ハンバーグステーキ」のＡセット（1,320円）をお願いしました。こちらではサラダと飲み物のがセットとされています。

まず最初に東洋亭名物のトマトサラダが出されます。オーロラソースの掛かったタマネギときゅうりの上に、湯むきしたトマトが丸ごと1個載っているもの。ナイフで二つに割ると中まで真っ赤です。味は実に甘くてフルーティー。

絶妙のタイミングでハンバーグステーキが運ばれてきました。アツアツの鉄板の上にパンパンに膨れたアルミフォイル。その横には丸ごと1個のベイクドポテト、そしてクレソンが屹立しています。

アルミフォイルをナイフで切り裂くと。中から湯気のあがったハンバーグが現れてきます。ハンバーグはインゲンなどの野菜と一緒にデミグラスソースで煮込まれています。ソースには小さくなったすね肉の塊が残っています。

ハンバーグにナイフを入れると、適度な手ごたえ。一切れ口に入れるとじゅわっと肉汁が溢れ、肉の味も立っている。ソースのすね肉もかなり煮込まれていて柔らかく味わい深い。肉、野菜、ソースが混然となって実に美味です。

ガーニッシュのベイクドポテト、味付けはバターのみというシンプルさ。これは素材の味が決め手ですね。上々の焼きあがりで皮まで美味しい。

少し苦みのあるヨーロピアンタイプのコーヒーが食後をきりっと引き締める。伝統的な洋食スタイルのお店、ここはいつも賑わっています。

「あべのハルカス」の12階～14階を占めるレストラン街のうち、13階の東側にある老舗洋食店の支店です。ランチタイムの終了間際、妻殿と訪ねました。

店内は50席を超す程度の、百貨店のレストランとしては標準的な広さ。隣の席との間に小さい仕切りや、足元に荷物かごに覆いがあったりと、心憎い気遣いがあるのがいいですね。

今回、あまり空腹ではなかったので、サラダと飲み物の付いた「海の幸とチキンのオムライス」のＡセット（1,320円）をお願いしました。妻殿は例によって名物のハンバーグです。

まず最初に東洋亭名物のトマトサラダが出されます。湯むきした真っ赤なトマトを丸ごとドテッと据えている。　ナイフで二つに割ると中まで真っ赤です。味は実に甘くてフルーティー。サラダというよりオードブル感覚です。

絶妙のタイミングでオムライスが運ばれてきました。大きな器の真ん中にオムライスが鎮座し、周囲にデミグラスソースが満たされています。

オムライスの上にはエビやイカなどの魚介とともにチキンが乗せられ、ソースにはクリームが回し掛けられています。魚介は臭みもなく華やかな味わいに仕上がっています。

オムライスは半熟のオムレツをライスの上に被せたタイプで、適切な火入れによってふわふわトロトロ状態に保たれています。

ライスは具のないケチャップライスで、抑制的な味付けによりカドの取れた淡白な仕上がり。優しい味わいのオムレツと具材の形が残るデミグラスソースとの相性もいいですね。

少し苦みのあるヨーロピアンタイプのコーヒーが食後をきりっと引き締める。老舗洋食店らしい堅実ながらも風格のあるお料理を味わうことができました。

キタ・ミナミに次ぐ大阪第三のターミナル、阿倍野・天王寺エリア。その阿倍野の核となりつつあるのが地上300ｍの日本一高いビルとして、来年グランドオープンを迎える「あべのハルカス」です。6月に先行オープンしたあべのハルカス近鉄本店（近鉄百貨店のこと）には12階、13階、14階がレストラン街となっています。この連日にぎわっているがレストラン街の13階に京都の老舗洋食店が出店したとのことなので、ランチ時でもディナー時でもない、やや空いた時間帯に突撃してみました。

店内は50席を超す程度の、百貨店のレストランとしては標準的な広さ。窓際からは景色も眺められるだろうが、案内されたのは窓から遠い席ながら、隣の席との間に小さい仕切りや、足元に荷物かごに覆いがあったりと、心憎い気遣いがあるのがいいですね。

「フィレビーフのカツレツ」にサラダ、パンorライス、コーヒーor紅茶orハーブティの付いたＡセット（1,990円）でお願いしました。東洋亭といえばハンバーグが名物なんだが、これは以前に京都でいただいているので、今回は昔ながらの洋食の定番「ビフカツ」にしてみました。

最初に運ばれていたのが、これも東洋亭名物のトマトサラダ。湯むきした真っ赤なトマトを丸ごとドテッと据えている。少量のコールスローをトマトが転がらないように底に敷いています。この季節は北海道・平取町産のもの。

ナイフで二つに割ると、中まで真っ赤ででね。味は実に甘くてフルーティー。サラダというよりオードブル感覚です。

メインディッシュが運ばれてきました。ナイフを入れると柔らかな手ごたえ。口に運ぶとソフトなお肉とサクサクの衣との対比が実に見事。

中のお肉はピンク色。絶妙の火入れ具合です。掛かっているデミグラスソースは軽い仕上がりでカツレツとの相性がいいですね。辛子を付けるとまた違った爽やかな味わいになります。

付け合わせは隠元やジャガイモ。小ぶりなジャガイモはキタアカリのようです。

ライスかパンかのチョイスはライスにしました。いわゆる洋食には、こんなやや堅めのライスとの相性がいいですね。いい炊き上がりです。

デザートとして、セットに追加してトマトのゼリーをお願いしました。濃厚なトマトの味を残しながら、甘酸っぱく軽やかな味。これはトマト嫌いの子どもでもトマトを食べれるきっかけになるかもしれません。

全体にコンサバなお料理ながら、素材の味を活かした洋食の定番。人気のハンバーグ以外にもいいもんがありました。