丁寧な細工の串かつランチ＠天王寺 : 串かつ料理 活 阿倍野店

各線天王寺駅、および近鉄大阪阿部野橋駅に直結。地下街「あべちか」のB1F、天王寺公園方向からレストランが並ぶエリアに入ったすぐのところにある串かつ料理のお店です。妻殿とランチで利用しました。

ここは昭和35年創業の老舗串かつ店で、二度づけ禁止系とは一線を画す高級志向のお店として、梅田に4店、心斎橋、難波、天王寺にそれぞれ1店を展開する、大阪では馴染みのお店です。

この阿倍野店もオープンが1968年というから、「あべちか」の開業時、「アベノ地下センター」と呼ばれていた時からあるお店のようです。

当初、あべのハルカスのカフェ・レストランでランチを…っと思っていたが、店内が激混みでガチャガチャしていたため断念。第二候補のこちらにしました。

店内はカウンター席12席とテーブル席18席の全30席、一人だと揚げ場に面したカウンター席を選ぶのだが、珍しく一人ではないので、テーブル席を選びました。

ランチメニューは串が10本の「活御膳」（1,980円）を筆頭に、「海老御膳」（1,690円）、「海鮮御膳」（1,890円）、「串かつ御膳」（1,390円）、「ビフかつ定食」（1,230円）など。

今回はせっかくなので、季節の串が10本のほかサラダやデザートの付く「旬菜御膳」（2,500円）をお願いしました。

すぐにご飯とサラダ、赤出汁、漬物、そして5種のソースが並ぶ器を乗せたトレイが運ばれてきました。ソースは合わせ酢・マスタードソース・秘伝の黒ソース・味塩・秘伝の茶ソースとのこと。

テーブルには2種（和風醤油・すりおろし野菜と酢）の自家製ドレッシングがあり、すりおろし野菜を選んでサラダに掛けました。

サラダはキャベツ・紫キャベツ・トマト・胡瓜など色合い豊か。すりおろし野菜のドレッシングが実に美味しい。これを別売りしてたら購入すると思います。

そのうちに10種の串かつが並ぶお皿がやってきました。車海老、アスパラ、カニ、豚ヘレ、蛤、鮎、鶉玉子、そら豆など。それぞれ丁寧に細工しているのが判ります。

かつはそれぞれ細かいパン粉を最小限に纏った軽い揚げ上がり。素材の持ち味を活かしていますね。車海老は足を残していて、その足も尻尾も香ばしい。

ソースは5種類もあり、さらにレモンもあるので、どれを使うべきか本当に迷ってしまいます。辛子の利いた茶色いソースが特に気に入りました。

レモン絞りが添えれているので、海老はレモンでさっぱりといただきます。カラッと揚がっているので尻尾までおいしく食べれます。

鮎は頭から丸ごと揚がっていて、骨も柔らかくて食べやすい。ワタの苦みも美味しく感じます。蟹の爪にはたっぷり身が詰まっています。

赤出汁のワカメ、麩、三つ葉入り。出汁の旨みがよく出ています。お漬物は2種で、さらに塩昆布があるのがうれしいですね。

最後は抹茶アイスと梅昆布茶です。ほっこり落ち着きますね。時節柄、以前より少し値上がりしていたが、上質の串かつのランチこの値段でいただけるのなら価値あり！時おり訪ねたくなるお店のひとつです。

各線天王寺駅、および近鉄大阪阿部野橋駅の近く。地下街「あべちか」のB1F、天王寺公園方向からレストランが並ぶエリアに入ったすぐのところにある串かつ料理のお店です。遅い勤務シフトの出勤前、ランチのために立ち寄りました。

ここは昭和35年創業の老舗串かつ店で、二度づけ禁止系とは一線を画す高級志向のお店として、梅田の難波の地下街をはじめ、大阪の各ターミナルに出店する、大阪では馴染みのお店です。

この阿倍野店もオープンが1968年というから、「あべちか」の開業時、「アベノ地下センター」と呼ばれていた時からあるお店のようです。

店内はカウンター席12席とテーブル席18席の全30席、揚げ場に面したカウンター席に腰掛けました。カウンター内には男性 の職人さん2名と、奥の厨房にもう一人の3人でランチを回しているようです。

ランチは15時までとなっていて、串が10本の「活御膳」（1,850円）、7本の「串かつ御膳」（1,340円）、いちばん豪華な旬菜御膳（2,350円）など。その中から、「串かつ御膳」をお願いしました。

おもむろに職人さんが材料に衣をまぶして揚げはじめる。ほとんど待つことないうちにトレイが運ばれてきました。ご飯とサラダ、赤出汁、漬物、そして2種のソースが並んでいます。

カウンターには2種のドレッシングがあり、フレンチドレッシングを選んでサラダに掛けました。

サラダはレタス・千切りキャベツ・トマト・胡瓜など。ビネガーの効いたドレッシングが美味しいですね。揚げ物が来る前に生野菜を食べたら血糖値の上昇を抑えられるので、中高年には望ま しい食べ方です。

サラダを食べ終わったころ、目の前の厨房からお皿に乗った串かつが差し出されました。串かつは7品、海老、豚、牛、白身魚、蓮根、きのこ、鶏の紫蘇巻きです。丁寧に下拵えをしているのが判ります。

かつは細かいパン粉に包まれたフリッターのようなツルンとした揚げ上がり。ふわふわサクサクの優しい風合いです。肉は牛・豚とも柔らかい肉質です。

ソースは2種類で黒いのはウスターソースだが、茶色いのはマスタードばベースになってるようで、ちょっと変わった独自のソースながら美味しい。

レモン絞りが添えれているので、海老はレモンでさっぱりといただきます。カラッと揚がっているので尻尾までおいしく食べれます。

白身魚と紫蘇巻きはマヨネーズソースが乗っていて、軽い風味が好ましい。素材の説明はなかったが、せっかくなので簡単に説明してくれてもいいのに…っと思ってしまいました。

赤出汁のワカメ、麩、三つ葉入り。出汁の旨みがよく出ています。三つ葉が入るだけで高級感が増しますね。

ランチの定食で1,340円は決して安くはないが、その値段なりの内容はあったと思います。軽い揚げ上がりの串かつの数々。一度お酒をいただきながらじっくり味わってみたいと思います。