トマトととんかつの相性は抜群＠阿倍野 : 祭太鼓 あべのルシアス店

各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。阿倍野の再開発ビルのひとつ「あべのルシアス」の地下食堂街にあるカツ丼専門店です。

「変わりかつ丼」を標榜するこのお店は、創業者が卵とじのかつ丼より美味しい新しい味を考案し、1983年に天満で開店。現在はここの他、大阪駅前第２ビルや阪急三番街、上本町ハイハイタウンに出店されています。

店内はコの字のカウンター席が16席、その横に2人掛けのテーブルが2卓の全20席。ランチタイムより少し後の時間帯だったが、それでも席の半分ほど埋まっている人気ぶりです。

丼メニューはオーソドックスなかつ丼のほか、大根おろし、白菜キムチ、トマト、和風カレー、味噌といった「変わりかつ丼」が用意され、それぞれ並ロースか特ロースか、シングルかダブルかを選べます。

また、＋100円でお味噌汁と選べる小鉢の付いた定食にすることができ、さらにとんかつの代わりに鶏肉と卵を使った親子丼も用意されるなど、そのヴァリエーションは膨大です。

今回は「変わりかつ丼」の中の「トマトチーズかつ丼」（並ロース・シングル710円）を「定食」（＋100円）で注文。選べる小鉢は豆腐でお願いしました。

それほど待つことなく運ばれてきました。トレイの上にご飯の盛られた丼と、とんかつの乗った親子鍋、豆腐、お味噌汁が並んでいます。トンカツにはたっぷりのトマトが乗り、チーズが蕩けています。

ワタシは丼で食べたい派なので、いきなり親子鍋をご飯の上に滑らせます。この時、なべ底にご飯が引っ付くことがよくあるので注意。トマトチーズは特に水分が多いので上手く乗せるのに苦労しますね。

とんかつは並ロースにもかかわらずそこそこの厚みがあり、とんかつらしい味わいが楽しめます。衣はやや厚めで、ザクッとした食感。厚めの衣にトマトの出汁がしゅんでいて旨いですね。

トマトは加熱することによって旨味成分であるグアニル酸が増すとのこと。この旨味が豚肉の旨味成分であるイノシン酸との相乗効果を発揮しています。この組み合わせで不味かろうはずがない。

しかもトマトは加熱することで栄養価も増すそうだから、このトマトチーズかつ丼は理にもかなっていますね。値段もリーズナブルだし、おひとり様でも入りやすいのもいいですね。

各線・天王寺駅のすぐ近く。「あべのルシアス」地下1階にある「変わりかつ丼」を謳ったかつ丼専門店です。

店内はコの字のカウンター席が16席、その横に2人掛けのテーブルが2卓の全20席。ファストフード店のような構造です。

ここの「変わりかつ丼」の中の「カレーかつ丼」（並ロース620円）は、カツカレーに近い姿です。

このお店では、他のかつ丼と同様にご飯とカツが別々の状態で出され、自分でご飯の上に乗せていただきます。

ルウではなく割下なので、カレーとは言えシャバシャバな状態。辛さは抑え目ながら、スパイシーな香味は充分です。

とんかつはさすが並ロースのながらもそれなりに厚みもあり、とんかつらしい食感が楽しめます。この厚めの衣にカレーが滲みてきて、徐々に柔らかくなってくるのが醍醐味ですね。

大阪市南部のターミナル、天王寺駅のすぐ近く。阿倍野の再開発ビル「あべのルシアス」。ここの地下1階・レストランフロアーに、おそらくルシアス開業時からあるカツ丼専門店です。

なんといってもここのウリは「変わりかつ丼」。ここの創業者が卵とじのかつ丼より美味しい新しい味はないかと試行錯誤し、1983年に天満で丼物屋を開店。その後、大阪駅前第3ビルや阪急三番街、上本町ハイハイタウンなどにチェーン展開するに至ったようです。

店内はコの字のカウンター席が16席、その横に2人掛けのテーブルが2卓の全20席。訪れたときは明らかに体育会系の高校生で賑わっていました。

壁面には大きなメニューの組み合わせ表が掲げられ、各種の変わりかつ丼の種類とともに、大盛やダブル、セットが組み合わせられ、そのヴァリエーションはえらいことになります。

迷ってしまったときは原点回帰。オーソドックスな普通のかつ丼を、ただし、カツは上等の「特ロース」でお願いしました。並ロースなら530円、特ロースは680円になります。

それほど待つことなく運ばれてきました。この「祭太鼓」ではご飯とカツが別々の状態で出されます。カツ丼で食べたい、カツ皿で食べたいというどちらにも対応できますね。

ワタシは丼で食べたい派なので、いきなり親子鍋をご飯の上に滑らせます。この時、なべ底にご飯が引っ付くことがよくあるので注意。特ロースはカツが大きいので上手く乗せるのにやや苦労しますね。

とんかつはさすが特ロースのなので厚みもあり、断面がうっすらピンク色。衣はやや厚めで、ザクッとした食感が楽しめます。この厚めの衣に出汁がしゅんでいて旨いですね。

玉子はやや火が通り過ぎていてトロトロ感がないのが惜しいな。それと、かつ丼には必須と思ってる三つ葉が乗ってないのが残念です。

しかし、思った以上にボリュームあってお腹いっぱいになりました。値段もリーズナブルだし、おひとり様でも入りやすい。この日は体育会系の高校生が多数。その圧が強すぎて、食べたら早々にお店を出ました。