ヤングBは未体験のたこ焼きだった : たこやき やまちゃん2号店

2016/6/21 ランチタイム


この日の朝は、いつもとは違い、ガッツリと大盛りご飯を食べてしまったので、お昼は軽めにしようと考えていました。仕事での市内移動の途中、天王寺駅で乗り換えがあるので、今回はいつものパターン(目的地付近で食べる)を外し、天王寺駅あたりで軽く食べようかと考えました。

食べログ検索すると、アベノハルカス裏手に高評価のたこ焼き屋があるではありませんか。しかも「やまちゃん」って、名古屋の有名居酒屋を連想させる店名だったりして、ちょっと興味が湧きました。

(今日はたこ焼きランチに決定、テイクアウトして公園とかで食べようかな)

最初はそう考えていたのですが、テイクアウト専門の1号店のすぐ近く、徒歩30秒のところにイートインが出来る2号店があると分かり、そちらで食べることにしたのです。それが、この店でした。

手元の時計を見ると11:55、2号店は半シャッター状態で、店頭表示を見ると12:00開店となっていました。私以外に待ち客はいません。じゃあ、その辺をブラついて時間を潰すか、となりました。

12:00過ぎに入ったら、2組3人の先客がすでにいました。さすがの人気店ですね。いつの間に入ったんだろうと。でも店内スペースには余裕があり、入店時にホール係にも、

「お好きな席にどうぞ」

と言われ、気分が良くなりました。こういう店って、座る場所を指定しがちなのですが、この店のホール係は機転が利く(平日は混まないことを知っていての判断)のか、あるいは逆にアバウトなのか、あるいはたまたまなのか、当初は分かりませんでした。でも、店にいる間に、ホール係の"仕事"をチラ見してましたが、きっちり働く人のようで、やはり機転を利かせたんだと思いました。

私は一人なので、通常ならカウンターを選びますが、今回はテーブル席の端っこに座りました。カウンターは壁際なので視界が悪いからです。混んできて相席になっても私は気にしませんし。(結局、後客は一人も来ず、テーブルを占有してました)

・カウンター① 8人掛け
・カウンター② 7人掛け←ここに1人
・テーブル① 4人掛け
・テーブル② 6人掛け←ここに私
・テーブル③ 6人掛け←ここに2人組

さて、注文です。たこ焼き以外にも色んなメニューが壁に貼られていましたが、それらは基本的には居酒屋料理です。もちろん、今回はブレずにたこ焼きを食べます。

(何を食べようかな。個数と味付けを選ぶわけか)

と、壁のたこ焼きメニュー表の味付けリストを見ました。

・ベスト(そのまま)
・ヤング(ソース＋マヨネーズ)
・レギュラー(ソース＋青のり)
・ヤングB(しょうゆ＋マヨネーズ)
・辛口(しょうゆ＋青のり)
・関西風しょうゆと青のり
・関西風しょうゆとマヨネーズ
・あっさり塩ポン酢と青のり
・あっさり塩ポン酢とマヨネーズ
・ごま油塩
・からしマヨネーズ

初回の訪問で何を選ぶか、重大な命題です。もちろん、デフォは「ベスト」であることは明白ですが、それだけだともったいないので、2種類頼むことにしました。事前に他のレビューで組み合わせ(ハーフ)出来るとは知っていましたが、念のためにホール係に聞きました。

「2種類までならOKですよ」

まあ、3種類とかそれ以上は提供に手間がかかりそうだし、そこまで贅沢は言いません。

「10個、ベストとヤングBでお願いします」

ヤングBを選んだのには訳があります。まず、ベストなどの通称名が付いている5種類が売れ筋なのが分かります。その方が素早く確実に注文出来ますから、客も店も楽で安心です。さらに「ヤングB」にはBと言う記号が付いています。私はこう推理したのです。

(元々は通称名が付いてなかった味付けが、人気になったので、格上げして名前を付けようとしたんだけど、思いつかなかったので、適当にBを付けた)

と。つまり、下位から上位にランクアップしたメニューが、ヤングBなんだと考えたわけです。(どーでもいい推理だが)

果たして、その選択は正解でした。ダシが効いた素焼きのベストももちろん美味しかったのですが、このヤングBは今まで食べたことのない味で(もちろん醤油味を食べたことはある)、これは人気メニューになるな、と思いました。

この味の秘密はもちろん醤油にあると思いました。なぜなら、見た目でそれが分かるからです。通常の醤油なら、粘度が低いのでたこ焼きにかけても少し色が付くだけなのですが、ヤングBは、ソースがかけられたようなビジュアルなのです。一瞬、ソース味と間違えたのかと思うくらいです。

クリームのようなトロトロの中身と相まって、至極の味わいになってました。(たこ焼き屋、初の☆4つです)

私はこの醤油の謎を解明するために、店頭販売されていた小型ペットボトル入りの特製醤油も購入したのです。自宅でヤングBを再現して、家族にも味わってもらうことも想定して。そして、購入した特製醤油の裏ラベルに記載されている成分表示を見て、なるほどと思ったのです。(細かい話だが→写真参照)

ごちそうさまでした。また来ます、今度は夜にビール付きで。


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2016/7/21 サパータイム


計ったわけじゃないけど、初回訪問からジャスト1ケ月後に再訪しました。もちろん、サパータイムに。

大阪は梅雨明け宣言後の暑い日が続いています。湿度は梅雨の時期より下がりましたが、紫外線の量が増えているような気がします。それほど日中はキツい日差しが体力を奪ってしまいます。そんなパワー低下状態を、タコパワーで回復しようと、この店に来たわけです。

今回はしっかりとアルコール類を頼みながら、たこ焼きを堪能することにしました。

・いいちこのロック
・たこ焼き三種盛り(Aタイプ)
・缶ビール(生黒)
・タコ串(2本セット)

締めて1990円でした。見かけ上のコスパはイマイチですが、美味しかったので満足です。

今回は前回の女性スタッフではなく、ベテランの男性(以下オトウサン)がホール係をやっていました。話しかけてみると、いろいろと会話してくれました。

例の白犬のWi-Fiルーターがあるのに、Wi-Fiで繋がらないので、まずは尋ねました。

「Wi-Fiに繋がらないね？」

『そうなんですよ。担当者が最初に設置していった限りで、その後全く来てくれないので、どうしようもなくて』

「じゃあ電気代がもったいないだけだね」

『（笑）』

電源は入っていましたが、"WLAN"というLEDだけ消えていたので、多分何らかの異常でWi-Fi機能が止まっているようです。

◇◇◇

WLANランプが消灯したままの場合

1．本製品の電源ジャックを、再度挿し直してみてください。
2．OAタップをご利用の場合は、壁からの直コンセントでどうかお試しください。
3．それでも消灯している場合は、ルータのリセットをお試しください。

※ルータの型番によっては、未接続状態ではランプが点灯しない場合もございます。SSIDが表示されているか、接続できるかも合わせてご確認ください。

すべてお試しいただいても消灯している場合は、本製品の故障が考えらます。修理センターへの送付をご検討ください。

(ELECOMのホームページより抜粋引用)

◇◇◇

次回、行った時にこの説明をしてあげようかと思います。要は電源を入れ直すことをトライしてみてと。(今回、店内ですぐに調べれば良かったとちょっと後悔)

さて、気になる「ヤングB」のネーミングの由来をオトウサンに聞くことにしました。

「ところで、このヤングBってなんでBなの？」

『私も由来ははっきり憶えてなくて。この店のたこ焼きは、当初は他店と同じようにソース味しかなかったんだけど、マヨネーズが付き、青海苔が増え、そしてそのうち醤油味が追加されたんですよ』

「素焼きもありますよね」

『ベストね（笑）それらに名前を付けて分かりやすくしたつもりなんだけど、ヤングBはソース味のヤングに対してBを付けただけみたいですね』

「確かに慣れれば分かりやすく注文しやすいですね。初めてメニューを見たとき面白いと思いました。私は今回で2回目なんだけど、前回ヤングBが気に入って、醤油を買って帰ったほどですわ」

『ありがとうございます。ヤングBは隠れた人気商品で、ヤングBのリピーターが多いんですよ。ヤングBを食べる人は、それ以外は食べないんです』

「やっぱりね。私も他にない味わいが気に入りました」

『この醤油は他にはないもので、うちのたこ焼き以外には合わないと思いますよ』

「確かに、他の料理には合いそうにないですね」

ということで、オトウサンとダベりながらまったり食べていました。先客なしの状態で入り、30分ほどの間に、常連っぽいピン客が2名来て、サクッと飲み食いして先に帰って行きました。そういう使い方の店でしょうね。

ごちそうさまでした。次回はWi-Fiルーターの電源を入り切りのトライを目指して来ます。