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本日夜空席あり
050-5600-6735
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せかこみさんの他のお店の口コミ
店名 |
わらじや 難波店
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、もつ鍋、鳥料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5600-6735 |
予約可否 |
予約可 【予約について】 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄四つ橋線 なんば駅 徒歩2分 大阪難波駅から224m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、WAON) QRコード決済可 |
席数 |
40席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 40人 |
個室 |
有 (4人可、6人可、10~20人可) ・18名まで利用可能な掘りごたつ完全個室席 (TVモニター使用可能) ・女子会にも最適な和モダン風の個室席 ・6名様まで利用可能な半個室テーブル席 ・6名まで利用可能な半個室のお座敷席 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、座敷あり、掘りごたつあり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
電話番号 |
06-6760-4230 |
初投稿者 |
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──あの一杯が、いまも舌の奥で揺れる。
福岡出張の帰り際、地元の人にすすめられ出会った“ラーソーメン”――熱々の鶏ガラスープに、極細そうめんが流星のように泳ぎ、ふわりと香る柚子胡椒が鼻腔をくすぐる。ひと口すすった瞬間、脳裏に打ち上がったのは、屋台の赤提灯が川面にきらめく夜景と、博多っ子の豪快な笑い声だった。あの瞬間を超える「麺体験」は、この先もう訪れないのでは? そんな予感さえ抱かせるほど、圧倒的に鮮烈だった。
大阪に戻ってからというもの、私は“幻の一杯”を追い求める亡霊のように、スマホ片手に検索を繰り返した。グルメサイト、SNS、果ては常連しか知らない裏メニューまで――。そしてついに辿り着いたのが、今回足を運んだこちらの店だ。
暖簾をくぐると、木目がやわらかな光を受け、調味料の瓶が整然と並ぶカウンターが迎えてくれる。地鶏の唐揚げや明太だし巻き卵といった福岡の名脇役も控えていたが、今日の主役はあくまでラーソーメン。迷う隙など微塵もない。
注文を告げてほどなく、一人前ずつ小ぶりな鉢に盛られた“麺”が目の前に現れた。福岡で味わった桶盛りの豪快さとは対照的に、こちらは端正なビジュアル。艶やかなスープに糸のような麺が浮かび、中央には刻み葱と赤い薬味が控えめに彩りを添えている。さながら茶会の一服、静謐な美だ。
さて実食――。すすり込むと、優しい醤油と鶏の旨味が緩やかに広がり、あとからピリリと唐辛子が追いかけてくる。なるほど、福岡で感じた“雷鳴のような衝撃”とまではいかない。けれども、このマイルドなコクは関西人の舌に寄り添う見事なアレンジだ。ふっと肩の力が抜け、気がつけば器の底が見えていた。
結論。求めていた原風景そのものではないけれど、ここには“福岡の記憶”を大阪流に昇華した一杯がある。あの夜空の屋台を恋しく思うたび、私はきっとまたこの暖簾をくぐるだろう。だって、心を旅人に変える味は、いくつあってもいいのだから。