大阪道頓堀・関西遠征の締めは道頓堀くくる本店拘りのたこ焼で！　道頓堀でミミーはたこ焼ラプソディーを唄う♪　～日本全国のデカ盛り自慢、味自慢～　 　 : たこ家道頓堀くくる 本店

2017.5.28に寄らせて頂きました。

神戸生まれの神戸育ちのベテランレビュアー・特盛り様をホストに始まった群馬のウサギの関西遠征は全予定を終えて、後は群馬に帰るだけになりました。
バスターミナルは難波なので大阪までの帰りの電車は甲子園球場の傍を通る阪神本線に乗って、神戸三宮から梅田まで行く事にしました。
甲子園駅に停車しますと・・・丁度、阪神タイガースのホームゲームがあったみたいでメガホンやハッピを着た阪神ファンが電車に乗ってきます。
さすがに「六甲おろし」を歌ったりする人はいませんでしたが(笑)
「甲子園で野球が見たいわ」
と羨ましく思います。
甲子園球場は高校野球の母校の応援で何度か行った事があり、あの広さは今でも忘れられません。

梅田に着いて、地下鉄で難波まで行きますと・・・帰りのバスの時間まで2時間近くあったので、お土産を買いにミナミを散策してみる事にします。
宵闇の大阪は二人づれ恋の街で昨日よりまた今日は別れ辛くなりそうですが(笑)、どこも大変込み合っていて歩くのも大変なぐらいです。
しかし
「あの人もこの人もそぞろ歩く宵の街～♪どこへ行く二人連れ御堂筋は恋の道～♪映画を見ましょか～♪それともこのまま道頓堀まで～♪歩きましょうか～♪」
とあのおしゃべりクッキングの司会の人が歌っていた「大阪ラプソディー」を鼻歌交じりで歌いながら(笑)、難波周辺のお土産屋さんで会社のお土産を買い、道頓堀周辺で彼女のウサ子ちゃん（仮名）にスイーツを買って、用を済ましますと戎橋へ。
行ってみますと・・・有名な「道頓堀グリコサイン」があり、自分は初めて見たので感動しました。
ですが・・・道頓堀というと1985年の秋の事を思い出してしまいます。

1985年は自分はまだ小学生で純真な心を持った仔ウサギでした(笑)。
この年のプロ野球は阪神タイガース一色でバース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発をテレビで見ていて
「今年は阪神が優勝だな」
とまだ春先でしたが親父がボソッと言ったのは30年以上経ってもまだ覚えています。
秋口まで前年優勝の広島カープとデットヒートでしたが最後は勢いの差が出て、阪神タイガースは21年ぶりに優勝して、日本シリーズも強い西武ライオンズを破り、悲願の日本一になりました。
優勝した時に大阪のミナミがテレビで中継をしていたのですが・・・狂喜乱舞した阪神ファンが道頓堀川にダイブしたり、カー○ル・サン○ースの像をこの年の三冠王だったバースに見立てて道頓堀川投げ込まれたりと今、思い出しても凄い光景で
「大阪は阪神タイガースで成り立ってるんだ」
と子供心にそう思ってしまいました(笑)。
あれから30年以上経ち、あの像は発見されて「カー○ル・サン○ースの呪い」は解けましたが・・・道頓堀川は変わらず悠久の流れのままです。
沢山の方が川辺を散策を楽しんでいますが自分は
「ダイブする阪神ファンはいないかな・・・？」
と不埒な事を思ってしまいましたが(笑)、道頓堀橋から写真を撮ると再び散策に戻ります。

道頓堀橋から歩いてすぐでした。
「道頓堀グリコサイン」の真裏に近い所で行列が出来ているのです。
「なんだろう？」
と思って見てみると・・・「道頓堀くくる 本店」様のお持ち帰りのたこ焼きを求めて、沢山の人が並んでいるのです。
「最後に記念に食べていこ♪」
と思い、持ち帰りの列に並んだのですが・・・どうやら中で食べられそうなのです。
バスの時間まで後1時間でしたがバースの打った美しいホームランの様に中へ引き込まれてしまいました(笑)。

中はそれほど混んではなく、すぐにカウンター席に案内されました。
色々なメニューがあるのですが大たこ入りのたこ焼と匠のたこ焼がセットの大好評である「くるるセット」を注文。
喉が渇いていたのでコーラをセットドリンクにして待ちます。
道頓堀はまさに「大阪ラプソディー」で歌われた通りの甘い夢を唄っている恋の街で二人なら戎橋でも法善寺でもどこも好きになってしまいまそうですが・・・自分も胸が痛くなってしまいます。
何故なら自分には群馬にウサ子ちゃんがいるからなので、この道頓堀では寂しく一人だからなのです(笑)。
「これで関西ともお別れか・・・」
と別の意味で胸が痛くなっていましたら、美味しそうなたこ焼が運ばれてきました。

まずは大たこ入りのたこ焼を食べてみます。
食べてみますと・・・ふっくら、とろ～りした仕上げのたこ焼は風味絶佳の美味しさがあり
「たまりまへんな！」
と関西弁で思ってしまいました(笑)。
特製の粉を使った生地はクリーミーで口当たり滑らかで仕上げに白ワインをじゅわーっと一振りしていますから風味も心地良いのですが、今回の美味しいポイントはとれたてのプリプリ食感の大タコで口に入れた時の歯応えが素晴らしく、美味しさのあまりのこってり特濃ソースとマヨネーズをかけた写真を撮るのを忘れてしまう程でウサ子ちゃんがいたら
「なんでやねん！」
と海原姉妹の漫才並みに突っ込まれてしまうと思います(笑)。

匠のたこ焼は「わんさかねぎたこ焼しょうゆだれ」でごま油の香りがして香ばしいです。
こちらはシャキシャキ山芋とたっぷりの青ネギが入っていて、甘めの醤油ダレと大変よく合い、美味しくて
「早く二口目が食べたい！」
と思ってしまいました。

思いがけぬ旨さが喉に未練げに残る味で別れが辛くなってしまいましたが、バスの時間が迫っていたので綺麗に完食してしまいました(笑)。

お店の中はカウンター席にテーブル席、お座敷があり、場所柄にしては中は広く作られていてゆっくり食べれます。
外国人観光客が非常に多く、隣の方は本店限定のタコがはみ出ている「名物びっくりたこ焼」を注文したらしく、見たら驚いて手が止まっていました(笑)。

自分はあんまりはたこ焼きを食べないのですが・・・今回は本物の味に出会い、下から苔が落ちたような気がしました。
大きいタコにふっくら、とろ～りした生地のたこ焼きはまさに道頓堀老舗の味で喉が感動してしまう程です(笑)。
明石焼きや多幸しゃぶ、おでんなどメニューも豊富で時間があればもう少し食べたかった・・・と今は後悔しており、道頓堀の歴史が育んだ技・味・心を心ゆくまで堪能したかったです。
ですが、バスの乗車時間は近くなり、二人づれ恋の街である宵闇の大阪から群馬に帰る時が来ました。
バスターミナルまでの道頓堀から難波までの恋の道を
「覚えておきます小さなことまであなたとすごした～♪大事な夜は～♪七色のネオンさえ～♪甘い夢を唄ってる～♪宵闇の大阪は二人づれ恋の街～♪」
と再び鼻歌で「大阪ラプソディー」を奏でて、愛しいウサ子ちゃんがいる高崎行きのバスが待っているバスターミナルへと哀愁を感じながら群馬のウサギは行くのでした(笑)。

日本はとても広く各地には美味しい物が沢山あり、それと巡り会えるのは本当に幸せだと思います。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。