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しっとりと美しく…時に驚き、時に微笑み、心和ませる…浪速の和食がここにある……
3/7 法善寺「浪速割烹 㐂川」
東京フレンチツアーの後の大阪は…やはりこの店に帰って来る…
僕の食べ歩きの故郷…「㐂川」
30歳から30年間、年に3〜4回、通った店である。
還暦の歳を機に「食の放浪の旅に出る…」と親父に宣言し、年に一度くらいのペースとなった。
この店だけは、僕がくつろぐのが先決で…食レポは二の次…
ご容赦願いたい……
★座付
大阪しろ菜の摺り流し
根セロリ風味の馬鈴薯の裏ごし
★先付
じゃばら酢ジュレ仕立て
飯蛸・帆立貝・擬宝珠・あおさ・紅蓼
★楽盛(八寸)
鯛の笹の葉寿司・真魚鰹のカダイフ揚げ・魚介の青海苔真薯・クリームチーズとレーズン胡桃の林檎はさみ・こごみの黒胡麻掛け etc.
㐂川の楽盛(八寸)は、美しく、興味深く、しみじみとした不思議な味わい…
この店を訪れる…楽しみのひとつ…
★煮物椀
すまし汁仕立て 㐂川流
黒目張・寄せ若布・筍・菜の花
珍しく、親父の説明が熱かった…
鰹節等の出汁は合わせず、黒メバルそのものの出汁で創作したものらしい…
詳しい説明は、もう覚えてないが……還暦を過ぎて尚、既成概念に疑問を持ち、トライする姿勢が素晴らしい…
煮物椀は…黒メバルの優しい味わいで満ち溢れていた…
★割鮮(お造り)
鯛・鮎並・鰯マリネ・平貝・鮪・のどぐろ・針烏賊・蛸
魚それぞれに違ったソースで合わせる…二代目の親父のスペシャリテ !
コレに慣れると、その辺のお造りがチョット物足りなくなるのが……少々問題…
★焼物
白甘鯛鱗焼き 海老出汁たれ
河内蓮根 アピオス(ほどいも)
地元八幡浜名産の白甘鯛。
地元では滅多に見られませんが
こんな所におりました…
★小菜(撮り忘れ)
野菜クレソン・細切り烏賊・白糸蒟蒻の辛子浸し
★主菜
蕗の薹風味の豆乳もろみ味噌仕立て
阿蘇赤牛・能勢椎茸・葉玉葱・白木耳
脂肪分の少ない阿蘇赤牛は、牛本来の赤身の旨さを感じさせる…
A5の霜降り肉よりも…味わい深いと思える今日この頃…
★留椀
かちんがゆ 香物
留椀は3-4種類の中から、やはり昔ながらの「かちんがゆ」(お餅入りのお粥)を選択。
お餅のお焦げが…香ばしい…
★水物
きな粉の氷菓・苺・せとか・キウイ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
食事も終わり、皆と雑談を交わしていれば…いつのまにか残された客は僕一人…
しっとりと美しく…時に驚き、時に微笑み、心和ませる…浪速の和食がここにある……
はしゃぎ過ぎの晩餐会
4/6 大阪 法善寺
「浪速割烹 㐂川」(現代の名工)総集編
昨年7月以来の訪問…
「おいでやす〜」の声に迎えられ、1番奥の いつもの席に腰を下ろす…
★クレソンのすり流し
★桜海老風味の白和え
いつもより、ねっとりとした舌ざわりの白和え。
桜海老の香りが、心地よく鼻を抜ける…
★楽盛
㐂川流の八寸。
若い新人のお弟子さんの、たどたどしい長い長い説明の後…「全然覚えきらんわ」と呟くと、お隣のお客様ご夫婦まで苦笑…
何か分からなくても、楽しくて旨くて、酒の肴にピッタリなのが…楽盛…
★割鮮(かっせん)
お造り㐂川流……魚それぞれに違ったソースを合わせる。
伊勢志摩の志摩観光ホテルで、巨匠 高橋シェフからフレンチを学んだ…親父のスペシャリテ!
これも先程より長い…覚えきれない説明が続く…
今回は初物の取り合わせが多く…なお難解…でも面白い…
合わせる酒は…やはり「而今」
ルイナール(シャンパン)をチェイサー代わりに日本酒をいただく…㐂川での正しい呑み方
★煮物椀 鯛と白子の真薯
お造りに珍しく鯛がない…と思っていたら、椀で鯛が現れた。
鯛は、しみじみと美味い…
それがあるだけで、いい出汁が出ている気がする…
昆布も鰹節の出汁も、ほんの少し添えるだけで、優れものの碗になるような気がする……
プロに言わせれば、その加減が難しい…のかも知れないが…
鯛と白子の真薯は、極めて品のいい旨味をたたえて…酒を誘う…
やはり煮物椀は、和食の華である…
★筍の素焼き
筍の焼き物は、3種類から……
一番シンプルな素焼きを選択。
何故か?と言えば…36年前に初めていただいた焼き物が、コレだった…
トンガリ帽子の筍の皮の中には、鰹節が潜み、開ければ、ふんわりと香りよく…筍と舞い遊ぶ…
「素材が良ければ、筍は素焼きが素晴らしく美味しい」
コレを教えていただいたのは、北新地のカハラさんと、こちらの㐂川…☺️
★留椀 かちん粥
★白味噌のクッキー 蕗の薹のアイス
留椀も数種類の中から…お餅の香りが香ばしい「かちん粥」を選択……これも最も愛着のある留椀である…
デザートは新作
白味噌のクッキーとは…ビックリ‼️
ーーーーーーーーーーーーーーー
何か皿数が少なくない?……と思われた方…正解です
実は「筍の素焼き」の後の二皿を…撮り忘れておりました…
★桜ますの低温焼き
★阿蘇の赤牛の頬肉の煮込み
酔っ払っている時に、美味しそうな皿が出てくると、ついつい夢中になって食べ散らかしてしまう…卑しい男でございます…
まして当夜は久しぶりの法善寺。
ご覧のように絶好調で、はしゃぎ回っておりましたので……
何とぞ…お許しあれ…
居心地の良さは…第二の故郷のように……
7/29 法善寺 浪速割烹「 㐂川 」総集編
久しぶりの大阪は…やはり35年のお付き合いのこの店から……
昼間だと、ゆっくり呑めるらしい…
三つ星「太庵」の優しいご主人からも…「やはり、あそこにおいでになってから…」と、言われていた…
コロナのおかげで「㐂川 」の親父の還暦の祝いも、「現代の名工」の祝いも まだだった…
今日は遅ればせながら…親父の大好きなシャンパンを下げて……
★座付
色鮮やかに涼しげな今日の座付…
ホタテの豆乳真薯・ウニを、ノーザンルビーというピンクのじゃがいもの すり流しに浮かべて……
★素麺南京(瓜)
シャンパンは、メニューにはない親父の2階のセラーから…
2種類から「ジャクソン743」を選択!
よく冷えた素麺南京とピッタリ
★割鮮(お造り)
二代目の代表作「割鮮 㐂川流」
それぞれの魚に、それぞれのタレ・ソースが寄り添う…
カレイに 昆布
鯵に あけがらし
カツオに バルサミコ醤油
タコに バジル酢味噌
★ 而今(じこん)
シャンパンを1本開けておきながら、コレを見つけてしまったら仕方がない……
僕の一番好きな日本酒である。
2016年の伊勢志摩サミットでは、乾杯酒として用いられた。
繊細で震えるような酸味とのバランス、口に含んだ瞬間醸し出される爽やかな旨味が…何とも素晴らしい
思わず…おかわり❣️
★煮物椀 アコウ・焼きナス
京都 菊乃井で修業を積んだ…三代目が煮物椀を運んで来た…
アコウの骨だけで出汁を取り、鰹節は一切使わなかったという……
澄んだ美味さが広がる…
三代目の作…だろうか?
アコウの弾力が素材の良さを感じさせ…
焼きナスの風味が夏を感じさせる……
★鱧の共子焼き
鱧の身とすり身と子を一緒にして焼いたので共子焼き…なんだそうな……
日本一大きな「らわんブキ」とトマトを添えて…
★鮑と、とびあら海老の茶碗蒸し
例によって撮り忘れ…
ココが一番撮り忘れる店…
★熊本の「あか牛」
熊本と高知に見られる褐毛和種(あかげわしゅ)…「あか牛」
赤身が多いが適度に脂肪分も含み、牛肉らしい旨みを感じさせる。
噛みごたえのある肉に、㐂川の得意の和風ソースが絡む……
コレを僕は「反則のタレ」と呼ぶ。
それなりに上品に…ぜ〜んぶ 美味しくなってしまう……
★留椀
シメは久しぶりに「ひとくちカレー」を頼んだはずだが、「鰹茶漬け」が先に来た。
親父のオマケだそうな……
「一緒に太りまひょ」ということだろう?
★とうもろこしと枝豆のデザート
本日、2度目の撮り忘れ!
いかに、くつろいでいるかが分かっていただけるだろうか?…
親父と二人、冗談ばかり言いながら……久しぶりの法善寺の温かさが染み入っていく…何とも居心地のいい店である…
2軒目は法善寺…㐂川...
7/1 2軒目は法善寺
「浪速割烹 㐂川」
50日間の休業の後、ここの親父らしい…明るいメールをいただいた。
コロナで短時間の営業とは言え、34年のお付き合いのこの店を、自粛が解ければ、やはり訪れない訳にはいかない…
「太庵の大将が…よろしくお伝えくださいって言ってたよ〜」と言いながら……
今夜は 久しぶりにアラカルトを、親父の秘蔵のシャンパンで…
ますます、偉大な先代に似て来たハゲ頭が…何故か ほっこりと懐かしい…
★アワビの梅あおさ煮
口に入れた瞬間に、あおさの香りが鮮やかに拡がった…
アワビのしなやかな身から、ほのかな甘みがにじみ出て 舌を舞う…
豊穣な海の恵みが、柔らかくふんわりと舌を包み込む…
気がつけば、青く澄み切った海の底にいた……
★鴨とマンゴーのバルサミコ醤油
時として、ここの肉料理はフレンチのそれを凌ぐ。
エリザベス女王も宿泊された、志摩観光ホテルの巨匠 高橋シェフのお弟子さんなのだから…ありえる話である。
鴨にピッタリの…バルサミコ絡みのフルーツソース。
肉料理に、気持ち甘めのソースが…㐂川流。
心を撫でるような優しい甘みが、舌を伝い滑り込んでゆく……
座り慣れたカウンターが肩の力を抜かせ……箸でいただく鴨が、しみじみと美味しい…
フカヒレの姿煮 浪速割烹流…確かにいただいた……
法善寺「浪速割烹 㐂川」
いつものように
法善寺の水掛け不動さんに
手を合わせてから…㐂川へ
「おいでやす〜」の声に、はにかみながら…いつもの一番奥の指定席に腰を下ろす……
★ごぼうのすり流し
★百合根の和物
㐂川の始まりは、いつもこんな感じ……
ごぼうのすり流しは、ごぼうを食べるより遥かにごぼうを感じ…
その日ごとに微妙に変化する和え物は、ほっこりと心を和ませる……
★煮物椀…白甘鯛
通い始めて35年目、訪れた回数は100回を超える……
…が、突然現れてビックリさせた回以外は、全く同じ椀を出されたことは一度もない…これが㐂川の凄みでもある。
今夜は白甘鯛をもってきた…
チョット親父の気合いを感じながら……いつものように 静かに碗に顔を寄せ、大事にゆっくりと蓋を開けながら香りに浸る…椀は、この香りもご馳走である。
白甘鯛の旨味が出汁に溶け込み、澄み切った味わいとなって 舌と舞う……
椀こそが和食の華…である。
★割鮮(お造り)
㐂川では、お造りを割鮮と言う。
明石の鯛に 塩 すだち
明石の鯛に 昆布を挟んで
穴子に梅肉
タコにバジル酢味噌
ハリイカにごま油
寒ブリに辛味大根
マグロに醤油とバルサミコ
ノドグロに塩山葵…etc.
魚それぞれにソースが違う…二代目の親父のスペシャリテ !
コレに慣れると、その辺のお造りが物足りなくなるのが…少々問題…
★楽盛
㐂川では八寸を「楽盛」と言うのだが…今日の楽盛は、チトいつもと違うような……
「焼き物の楽盛?」と言うと、親父は意味深な顔でニヤニヤ…ようわからん
酒は久しぶりに…池田の名酒「呉春」
★スダレ貝 あおさ海苔
スダレ貝を「しんじょ」にして
あおさの餡をかけた……
あおさの潮の香りに、春の海を感じるような……
此処では若い頃から日本酒党で知られているが、最近はシャンパンの方が楽かも?と思い始めた僕である……
「シャンパンを1本」と告げると……シャンパン命の親父は、ハッと眼を輝かせ「少々お待ちを…」と発し、2階に上がり、メニューリストにはないシャンパンを持って来た……
今夜のシャンパンは、Marie Demets(マリー・ドゥメ ミレジメ2014)
僕のために選んでもらったシャンパンが…綺麗に綺麗に染みてゆく…
★熊本産 赤牛の蒸し煮 蕗の薹と味噌のソース
熊本の赤牛を此処でいただくのは、初めてのような気がする
柔らかな赤身主体で、淡い旨味とヘルシーさを併せ持つ熊本の赤牛。
最近はサシの過剰な黒毛和牛よりは、このような繊細な牛肉が良く思えるような…
この素朴な赤身に、㐂川得意の甘辛いソースを添えてきた…これがいやらしい…
日本人の味覚の深淵を捕らえる、味噌風味のほんのり甘いソースである…日本人ならば、なんとも落ち着く味…
思わず「このソース…卑怯やわぁ」と呟き、皆で爆笑…
★フカヒレの姿煮 㐂川流
メインらしき赤牛の後は留椀かな…と思ったところにフカヒレ!
「え!まだ あったん」と言うと、親父がニヤッと笑う!
いつものメインの肉の後に出すのだから、チョット意味深な皿である。
此処での「フカヒレの姿煮」は初めて…それも妖しげな、ねっとりとしたソース……
聞けば、鮒鮨(ふなずし)の飯(いい)を用いて仕上げたものらしい……
「酸味がいい仕事をしている…」と言えば、親父が「それ、もう1人の食通の方にも言われましたわ…」と、年寄りの気持ちいい処を見事にくすぐる…
それにしても、フカヒレに鮒鮨の飯を使うとは…如何にも㐂川らしい……
フカヒレの姿煮 浪速割烹流…確かにいただいた…
★月の輪熊の山椒味噌クリーム
コースも終わりかけた処で、アラカルトから、もう一品追加!
今年のジビエの食べ納めは、㐂川の月の輪熊
臭みさえ抜けば、熊の脂は優しく旨い。
思えば、フレンチで熊を食べたことはない……月の輪熊・ヒグマと、僕に熊を食わせるのは此処だけ…
★留椀
★水物
志摩観光ホテルの巨匠・高橋シェフのもとで、フレンチも修行した二代目の親父の想いもやはり、出汁が命・ソースが命…かも知れぬ……
素材の持味を引き出し「コレがホントの〇〇の味どす!」という京料理とは違い、浪速割烹は喰い味が基本。
喰い味とは、食べる人の味覚にきちんと合わせる料理……人が美味しいと感じる味を追求する。
長い付き合いの僕の食い味は、もうしっかり親父に捉えられている。
微妙にコースを違え、僕好みのオートクチュールの割烹料理に仕立てる親父が…なんとも憎らしい…
仕事が終われば…シャンパンが命!の憎めない親父だが…
麗しき浪速割烹の夜
大阪 法善寺「浪速割烹 㐂川」
昨年も 年の始めの店は「㐂川」だった。
昨年と同じように「おいでやす〜」「おめでとうございます〜」の声に包まれながら席に着く。
昨年と違うのは、僕の横に、それはそれは麗しいゲストが、微笑んでいることである…(^.^)
コースは クレソンのすり流しから…
十日戎をイメージした一皿の、小鯛のコンフィは頭からいただける。
俵に見立てた帆立・小槌の形に細工を施したクワイも見事。
親父の代表作、割鮮 (お造り)は鯛にノドグロ、辛味大根をの乗せたマグロにバジル酢味噌の蛸、カワハギの肝和えetc
和食の華・煮物椀は、大好物の…月の輪熊
伊勢海老の後の金目鯛が絶品だった。
金目鯛にフグの白子を挟み、蒸しあげて
松葉カニの餡をかけた…説明を聞いてる間に生唾が出てきた。
もう不味い訳がないじゃないの……
最後は、4種類の選択制のメインから、氷見の寒ブリならぬ…氷見豚・鴨に巨大な あん肝のソテーを添えた、この日の清家スペシャル!
今夜も親父は、僕の痛風の再発を企てているに違いない…(~_~;)
今夜のゲストは、神戸の深層の麗人!
東京・大阪・神戸に4店舗を持つ…ランジェリーのデザイナー、何歳になっても胸は育つという…育乳ブラのカリスマである。
その麗しくも清々しい佇まいに、僕の胸が静かに高鳴り続けていたのは 言うまでもない……
僕はこの幸せな宴が いつまでも続くことを、心から心から 願っていた…(*^^*)
割烹本来の醍醐味が…ここにある!
9/4 法善寺 浪速割烹「 㐂川 」
8ヶ月ぶりの訪問だった……
30数年、こんなに空いたことはない!
この店だけは、自分がくつろぐのが先決で、今まで 僕らしい長いレポートを、書いたことがなかった。
今年から初めた インスタも、随分な数の方々に、フォローしていただけるようになったことだし…
お詫びに、今回、僕らしいレポートを書いてみようか…と思った……
★座付 クレソンのすり流し
見た目とは違い、味わいは スッキリと まあるい…
クレソンが微かに香り…滑らかな喉越し……
★小芋の しんびき揚げ
柔らかな小芋と、しんびき揚げのパリッとした食感の妙……
★楽盛(八寸)
玉子の味噌漬けを巻いた車海老 、まこもの穴子巻き、カマスの小袖寿司、クジラ、菊の花の揚げ物、栗、etc
㐂川名物…楽盛(八寸)
ひとつひとつに繊細な仕事が加えられ、なんとも言えない…至高の酒の肴となる。
酒呑みは 酒呑みの味を心得る……コチラもしかり…三ツ星「太庵」さんも しかり!…大酒呑みの作る肴は、やはり一味違うものである…
呑もうと思えば、この皿だけでも結構いける…
★割鮮(お造り)
初代より 㐂川では、お造りを割鮮と呼びます…
左手より……
鰯(イワシ)の 柚子胡椒マリネ
マグロに 辛味大根
カジキマグロに バルサミコ酢と 醤油
鰹に 塩とゴマ油
脂の乗った鰆に あけがらし
ノドグロに 塩とレモン
金目鯛に 梅肉
イカに バジル酢味噌
明石の鯛に 塩 すだち
最初にお断りから……
割鮮に興奮し、真っ先に 右端の大好きな明石の鯛を…撮る前に食べてしまった…失礼…( T_T)\(^-^ )
「あまから手帖」をはじめ、数多くの料理誌にも紹介されて来た今の割鮮は、二代目のスペシャリテ。
名門 志摩観光ホテルで フレンチも修行した今の親父が、魚それぞれに合ったソースがあるのでは…と 考え出してのものである。
旬の魚のそれぞれに、独自のソースで提供される……思えば、鯛とマグロが同じ醤油で いいはずがない。
名店「南たこ梅」の娘さんで、着物姿も艶やかな岡田さんに、いつものように 流暢な説明を いただく。
当然、一度で覚えきれるはずもなく…前に古株の一番弟子がいたのを幸い、ひとつひとつ、しつこく聞いてメモしながらいただいた。
今夜の僕のお気に入りは、微妙に艶かしいバルサミコ醤油のカジキマグロに、今の時期に?ノドグロより脂の乗った鰆!
舌に絡みつくように…何とも妖しく艶っぽい…
★煮物椀 鱧と松茸のすまし
秋らしい 通称「鱧松」の 椀。
蓋を少しずつ開けながら香りをいただくと、松茸と鱧の香りの花が開いていくような…至福の時……
偉大な先代が育んだ (伝統浪速野菜)
勝間南京の くず豆腐が、微かな甘味と優しいトロみを与えている。
煮物椀が和食の華ならば「鱧松」は 煮物椀の華!
その気高い香りと味わいに、身体がとろけて行くような……
「鱧松」は…しみじみと美味い……
★サザエと椎茸の焼き物 肝のソース 飛鳥の蘇
サザエと椎茸の焼き物に、肝のソースを敷き、日本の古代チーズ「飛鳥の蘇」を ふりかけた。
敢えて甘くしない…肝のソースがいい。
ほろ苦さの先にある 肝の微かな甘味に、海の底の静寂が漂っている……
★スッポンとフカヒレの茶碗蒸し
スッポンの出汁の茶碗蒸しに、フカヒレを細かく散りばめた……
もう…不味い訳が ないぢゃないの!
スッポンの独特の風味が舞い上がり、フカヒレの食感がアクセントとなって、濃厚さを和らげる……
よく似た茶碗蒸しが 寒い時期に出て、親父がニヤニヤしてると 要注意❣️
同じ痛風持ちの親父が、僕の痛風を発症させようと…茶碗蒸しの底に鱈の白子が、たっぷり敷かれていることがある…
★酢の物 ツブ貝・くこのみ・おかひじき
極めて柔らかい酢の物が、メインディッシュ前の お口直し...
★鴨の蒸し煮 ウイキョウ風味
羽曳野のイチジク添え
名門 志摩観光ホテルで、フレンチの修行をした親父の鴨は、その辺のフレンチレストランを…時として凌駕する。
ウイキョウ(フェンネル)の香りが爽やかで、何ともいい....
柔らかく蒸し煮された鴨は、和の風味の餡を纏い、ねっとりと舌にしなだれる…
これは強く噛んではならぬ…と感じた…
上顎と奥歯・舌で挟み、押し出すようにゆっくりと噛み行けば、鴨は その餡の甘味と 自身の溢るる旨味を 惜しみなく振りまきながら…喉に滑り込んでゆく……
ーーーーーーーーーーーーーーー
㐂川にはコース以外に、40-50種類くらいのアラカルトのメニューがある。
コースが一通り終わり「久しぶりにアラカルト食べようか!」とメニューを開き、目に留まったのは「オマールの二色焼き」
気合いを入れて「オマ〜〜ル❣️」と発すると「おおきに〜!」という返事と共に、何処からか生きのいいオマールが 目の前に現れた……
★オマールの二色焼き 枝豆と海老のソース
やがて、ブルーグリーンのオマールが火を入れられ、鮮やかに真っ赤なルージュを引き…緑の絨毯の上に着座した…
日本の伊勢海老よりも 弾力のあるその身体は、異国の女性の色香に溢れ…眺めているだけでも悩ましい…
すっきりと柔らかな枝豆のソースは、オマール本来の甘さを引き立て…海老のソースは その旨味を増幅している…
何種類かの味噌と海老味噌、卵黄も加えて作るという…やや甘めの海老のソースが、やはり㐂川らしい逸品である!
思わず「これ 反則やわ…」と呟く…
魚介類の焼き物にこれを付ければ…殆どの客は「美味い」というに違いない。
白ワインと冷酒を交互に呑みながらいただく2人前のオマール……至福の時がまた訪れる……
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圧巻のコース&オマールだった…
この変幻自在のアラカルトこそ、㐂川の真骨頂であり、割烹本来の醍醐味である。
素材の全てを使い切り、さらなる旨味を目指す 浪速割烹の底力は、凄味さえ感じさせながら、まだまだ 計り知れない……(*^^*)
無駄を出さずに旨味を添える…大阪が誇る浪速割烹である!
9/5 法善寺 浪速割烹「 㐂川 」
久しぶりの大阪の夜は、やはり法善寺。
一番くつろげる場所で…
通常、この店へのコメントは書かないのだが、今日は少しだけ……
★座付
★イチジクの柚味噌クリーム
新作の柚子味噌クリーム、思わずフレンチかと錯覚するような味…
でも柚子味噌、和食ですよね〜 絶品です!
★楽盛り(八寸)
★割鮮(お造り) 㐂川流
ご存知、 㐂川のスペシャリテ!
言うことなし!それぞれに個性的なソースをあしらった造りは、酒も選ばない。
日本酒もシャンパンもいける(-_^)
★煮物椀は ウズラ
いつもより椀の温度は高いような?
肝も内蔵も練り込んだウズラには、ジビエの香り・旨味が十分!痛風の危険度 大!
「何か陰謀を感じる…」と呟くと、一同 爆笑 (⌒▽⌒)
★カマスの幽庵焼き
★オマール海老の春巻き
いきなり、何処からともなく現れた…ピンピンの活かしのオマール海老をさばき、春巻きが出てきた。
「オマールの春巻きね〜」と呟きながら親父とニヤニヤ…
★白和え
★鱧松(鱧と松茸)
こういう鱧松を初めていただいた。
スダチの酸味をしっかりと効かせた味は、秋鱧の脂を優しく和らげ、お約束の松茸が上品な香りを添える……
残暑の時期にピッタリ! 深いな〜〜 鱧松は…
★葡萄のスープ
シャンパンに抜群の相性!
当たり前か…(^^;;
尿酸値9.1の親父が 先のフランス旅行で、シャンパンばかりで痛風が出なかった…ということで、酒は「黒龍 大吟醸」から シャンパンへ…
柚子味噌クリームに感心し、割鮮に唸り、オマールに笑い、新しい鱧松に拍手を送った。
相変わらずの…いたずら心満載で 力強い創作和食、無駄を出さずに旨味を添える…大阪が誇る「浪速割烹」である。(*^^*)
5/29 法善寺「浪速割烹 㐂川」
「おいでやす〜」の皆の声に、照れくさそうに少し はにかみながら、1番奥のいつもの席に腰をおろす。
例によって、この店の料理をアレコレ論評する気にはなれない…その素晴らしい素材と技に、黙って身を委ねるのみ……
いつものコースを予約しているが、ここはアラカルトだけでも50〜60種類のメニューがある。
割烹という処は、本来 客とのやりとりの中から料理を決めるものと心得る。
今のように新地に梯子酒に行く前は、コースの後に、必ず何品か 頼んだものである…
「伊勢海老!」と声をかければ、どこからか元気に足を動かす伊勢海老がまな板に乗り、「鰻!」と言えば、カウンターの下から片手では掴めないほどの、琵琶湖の ぶっとい大鰻が、くねくねと目の前に現れる…
昔、居酒屋を営む相棒 中西君と一緒に訪れた折、ふざけて話したことがあるが、この店の正体は「何でもあり!」の…超弩級の高級居酒屋なのである。
まさに、美味いもんは超高級居酒屋に…あり!(*^^*)
1/17 法善寺「浪速割烹 㐂川」
今年 最初のお店は、やはり㐂川から…
「おいでやす〜」の声に迎えられ、1番奥の いつもの席に腰を下ろす。
皆と新春のご挨拶を交わした後…嬉しいことに親父が小声で「今日は清家さんだけ、特別メニューです!」と囁く
例によってこの店は、詳しくレポートする気にはならない。
相変わらずの、最高の割鮮(お造り)・椀と、スタッフの柔らかな笑顔に癒されながら…心地よい酔いに身を任せるのみ…
ごぼうのすり流し
白和え
ゆりね このわた
明石の鯛 厚切り-塩もドンピシャ、絶品です!
つぶ貝とハリイカ 胡麻油仕立て 微かに湯通し
寒ブリ マグロ 辛味大根
カワハギの肝和え
サワラ ノドグロ 伝助穴子
イノシシとヒロッコ(ネギ)の椀
楽盛り-モロコ 寒ブリ 蟹 数の子etc
蒸し鮑 フカヒレ 飯蒸し
最後に、初体験の「ムージャンユ」という 中国のレモングラスのような風味の油で仕上げた…白甘鯛 足赤エビ 高間蓮根が、香り高く素晴らしい❣️
9/8 法善寺「浪速割烹 㐂川」
「おいでやす〜」の声に迎えられ、1番奥の いつもの席に腰を下ろす。
ビールに続いては、親父の大好きなシャンパンで…
「ルイナール・ブラン ド ブラン」が グラスで飲めるのが嬉しい♡…上質なパールのような泡立ち…美味しゅうございます (^ν^)
とろけるような白甘鯛の炙りに…
★まる(すっぽん)の椀物、
★岩牡蠣のフルーツ仕立て…と…
「番長のために大盛りにしました!」という
★夏鹿のフルーツ仕立て…が 絶品 ♡ (*^^*)
5/18 法善寺横丁 浪速割烹「㐂川」
★昆布出汁
★ベニズワイガニ・キクラゲ・玉ねぎetc.の白和え
★楽盛(八寸)ーホタルイカ・海老の黄身酢・穴子寿司・たらの芽・アブラメetc.
★割鮮(お造り)ー鯛・のど黒・雲丹・ウドのサヨリ巻き・アブラメ・カツオ……塩・醤油・梅醤油で…
★鯛・鯛のカラスミの腕✨
鯛が自らの旨味を出汁に注ぎ込み、またそれを再び自らの全身に浴び、含み、誇らしげに輝いている……絶品…言わずにおれない!
★帆立の山菜ステーキ
★フカヒレ・アサリ・アオサノリの茶碗蒸し
★浪速黒牛のソテー
★御飯 デザート
繰り返しになるが、30数年の付き合いのこの店だけは、細かく論評する気にならない…ご容赦願いたい……
カウンターに座れば即、肩の力が自然に抜けてゆく…ホワ〜ッと気分良く くつろいでしまう♨️…困った店である
つい先日、初代の おやっさん、上野修三氏が黄綬褒章を受勲された
自ら難波伝統野菜の再興にも尽くされた、大阪和食界のドンである。大阪、関西の料理界に残されたその功績・影響は計り知れない……
おやっさん!本当に おめでとう ございます㊗️
息子は受勲のドサクサ紛れに、東京の寿司屋やらフレンチやら…こっそり 食べ散らかして来たそうでございます……僕がよ〜〜く、叱っておきますので……
1/10 法善寺横丁「浪速割烹 㐂川」
★座付 真昆布の出汁
★大阪菊菜・滋賀の赤コンニャク・胡桃・カズノコの和え物
★十日戎にちなんだ一皿-小鯛のコンフィ・俵に見立てた帆立・カラスミ・小槌の形に細工を施したクワイetc
★割鮮 1 明石の鯛
★割鮮 2 京都沖のマグロに辛味大根
★割鮮 3レモンとオリーブの烏賊・バジル酢味噌の蛸(撮り忘れ)
★焼き霜 マナガツオには あけがらし味噌・サワラに田舎味噌と山椒・ノドグロに梅肉と紫蘇味噌(撮り忘れ)
★カワハギの肝和え
★金目鯛の椀物
★白甘鯛と車海老と天王寺カブラの焼き物、天王寺カブラの葉のソース
★塩雲丹を練り込んだ自然薯の磯辺揚げ
★フカヒレのハリハリ仕立て
★浪速黒牛のソテー・タラの白子ソース
★鮒ずし 㐂川流
★デザート
いつもの昆布出汁・和え物の後、大阪の十日戎に見立てた一皿が面白い。お隣のご夫婦からも歓声が上がる……
割鮮は親父が嬉しそうに親指を立てて出した 明石の鯛が絶品。塩でいただく…20cmほどの高さから降る 僕の塩の降り方が素晴らしい…とお褒めの言葉をいただく(^^;;
大好きな焼き霜(炙り)は、やっぱり撮り忘れた。( T_T)\(^-^ )
あけがらし味噌を乗せたマナガツオ・梅肉でいただくノドグロは風味・味ともに形容しがたい…美味〜〜い!
フカヒレは大阪らしく、鯨のハリハリのように仕上げる。旨味たっぷりの出汁を吸い込んだフカヒレが瑞々しい。
創作肉料理は、浪速黒牛のソテーに、ナント甘辛く味の染み込んだタラの白子を乗せた…なんという発想をする男なんだろう…思わず「赤ワイン〜」と叫ぶ!
カワハギの肝和えといい コレといい「俺の痛風を再発させたいんやろ…ステーキにタラの白子はおかしいやろ!!」と文句を言いつつも、そのしっかりとした濃厚な旨さを否定できない自分が悔しい…(^^;)
掟破りの浪速割烹の底力は、凄味さえ感じさせながら、まだまだ 計り知れない……(*^^*)
9/7 大阪で僕の最も愛する割烹、法善寺 「難波割烹 㐂川」 通い始めて30年、お互いにいい歳
9/7 法善寺 「浪速割烹 㐂川」
通い始めて30年、お互いにいい歳をとりました。今更ここをアレコレ論評する気にはならない……黙って身を委ねるのみ……
かぼちゃのすり流し
バナナとデラウエアのジュレであしらった蒸し鮑
白瓜にカラスミがけetc の 八寸
㐂川流 割鮮(お造り)その1 鯛に南マグロにタコ
その2 金目鯛・鰹・穴子に太刀魚
スズキと海老シンジョウに焼きナスの椀
鱧の子を乗せて焼き上げた鱧づくしの一皿
シソベーゼ…ジェノベーゼの和風版-太白ごま油にカリカリ梅
スッポンの玉寄せ、フカヒレ餡
鴨の炭火焼き、だだちゃ豆のソース
淀川の天然鰻の塩焼き
9時頃、珍しいことに親父が「清家さん、すんません、今日は急用ができてしまいまして、お先に失礼さしていただきます。新地の多田さん、予約しときまひょか?」と言うのでお願いして、弟子達とワイワイ雑談を交わした後、新地にタクシーを飛ばすと……2軒目に続く……^ ^
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清家一郎
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店名 |
浪速割烹 㐂川(なにわかっぽう きがわ)
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受賞・選出歴 |
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店 |
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
06-6211-3030 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
大阪メトロ「なんば」から徒歩5分 日本橋駅から318m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
昼:サービス料5% 夜:サービス料10% 3階お座敷(5名様〜8名様)は、別途お部屋代を頂戴致します。 |
席数 |
35席 (カウンター23席、座敷3〜4名(1室)、座敷5〜8名(1室)) |
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個室 |
有 (4人可、6人可、8人可) 8名様以上はカウンターでの貸切りとなりますので、要相談。 3階お座敷(5名様〜8名様)は、別途お部屋代を頂戴致します。 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、掘りごたつあり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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お子様連れ |
12歳以下のお子様は御入店いただけません。 |
備考 | |
初投稿者 | |
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9/18 中之島リーガロイヤルホテル
浪速割烹 㐂川、上野 修 氏
「黄綬褒章受賞 記念祝賀会」
知り合ったのは37年前、以来30年間は年に3-4回通い詰めた。
時折、北新地にミナミに…2人で二次会を共にし、いいこともいけないことも、共に分かち合う友人である…
会場は「光琳の間」、集まった関係者は300数十名…と聞いた。
会場は京都菊乃井、祇園 さゝ木、メゾン タテル ヨシノの吉野シェフ、カランドリエの門口シェフ、ソムリエ森松などなど、一流料理人・ソムリエがズラリと並ぶ…
ソムリエ森松・神戸シェ ローズ、遊山のシェフの参加した余興も楽しかったが、僕としては、㐂川のスペシャリテ も含めた食事も気になるところ…
魚それぞれに独自のソースを合わせた「割線 㐂川流」も、もちろんいいが、今日、特筆すべきは「煮物椀 㐂川流」❣️
昆布も鰹節も使わず、フランス料理風に「鯛のコンソメ」を出し…煮物椀とした。
それは…しっとりと滑らかに…ふくよかに柔らかい…..
この春には「黒メバル」でいただいたが、今日の「鯛の椀」は、またひとつ進化している気がする…
京都 菊乃井、祇園さゝ木を始め、会場の一流料理人の皆様は、どう感じたことだろう……一人一人感想を聞いてみたい気がした…
還暦を過ぎてなお、和食の常識を超えて新たな道を探ろうとする…..この姿勢こそ、黄綬褒章にふさわしい…