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店名 |
一芳亭 本店(イッポウテイ)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、飲茶・点心 |
お問い合わせ |
06-6641-8381 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
南海なんば駅徒歩1分 難波駅(南海)から222m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
48席 (カウンター席、テーブル席あり) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング有り |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1933年 |
備考 |
8月13日(日)~20日(日)迄、お盆休みです。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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初めての訪問 2022年9月21日
食のエッセイを読むのが好きだ。
若い頃から本を集めて、文庫本で500冊ぐらいある。
檀一雄、開高健、東海林さだおなど様々。
池波正太郎との出会いも食のエッセイからだった。
小説はその後出会い、図書館で全集を借りてほとんど読んだ。
「鬼平犯科帳」が有名だが、私は「剣客商売」、「仕掛人・藤枝梅安」が好きだった。
美食家だった池波正太郎が大阪で愛したお店の一軒が「一芳亭 本店」。
前から行きたいと思っていたが、念願が叶った。
2021年中国料理百名店でもある。
道頓堀から歩いて午後3時40分に到着。
入口はお持ち帰りお客用が左側、店内飲食が右側にあった。
ドアを開けると、2階へどうぞと案内された。
2階に上がると、こんな時間なのほぼ満席。
お酒を飲む宴会風や定食らしいご飯タイムが半々ぐらい。
2人席に案内される。
ちょっと小さめのテーブル。
お品書きを見る。
単品で12種類ぐらいの料理がある。
裏は、800円から1050円までの定食が8種類。
ライスは大・小とも値段が同じでお得だ。
食べたいものは色々あるが、まず第1弾は、生ビール中(450円)、しゅうまい(1人前5個)(330円)、えび天ぷら(510円)、きも照焼き(510円)を注文。
生ビール、続いてしゅうまいが速攻で配膳される。
しゅうまいがあまりに美味しそうで写真を撮る前に1個口に入れてしまった。
ふわふわ柔らかい弾力に驚かされた。
こんなに柔らかいものだったかと考えてしまうほど口の中で軽く弾む。
豚ひき肉の肉の甘味とプリプリのエビ、こだわりの淡路島産玉ねぎの甘味、それら全ての素材が調和した練り物状の柔らかい餡、それがしっとりした薄焼き玉子に包まれている。
何も付けずにそのままでも旨い。
醤油少なめの酢醤油に辛子を付けてもまた旨い。
生ビールが進む。
池波正太郎もこのしゅうまいがきっと大好きだったに違いない。
えび天ぷらが届く。
小海老をまとめて柔らかい衣で揚げている。
海老の感触、甘味がいい。
だけど、余り塩味がない。
塩を軽く振って食べた。
これまたビールに合う。
ビールを瓶ビール大(550円)でお代わり。
きも照焼きが届く。
鶏のきも(心臓)とレバー、玉ねぎが一口代に切られ、ソースが入ったような醤油味の甘めの炒め物。
とろみがついていて、頼んだ中では一番味がはっきりしている。
これも酒の肴にぴったり。
3品の味を楽しみながら、ビールを飲む。
至福の時間。
お店も、お客さんも気取ってなくてゆっくりできる。
料理も少なくなってきた。
第2弾を考える。
若どり唐揚げが美味しそうだが、お隣のテーブルを見ると量が多そうで食べ切れそうもない。
ここは、大好きな春巻(930円)を頼もう。
そして、八宝菜にご飯で締めることにしよう。
春巻とお代わりの瓶ビール大を注文。
春巻が届く。
断面の色鮮やかさに目を奪われる。
人参の赤、青菜の緑、竹の子のクリーム色、小海老の白などの千切り。
その他にひき肉・キャベツなどがギュッと詰まっている。
それが、玉子焼きと春巻きの皮で包まれている。
カリッとしながら玉子焼きがしっとり。
中は、野菜の歯ごたえが残り食べ応えがある。
ひき肉や小海老の旨味もしっかり。
これは美味しい。
こんな、見ても食べても楽しい春巻は初めてだ。
おまけに8個もある。
追加のビールがどんどん進む。
どうしたことかここでお腹いっぱいになってしまった。
午前10時過ぎから、ラーメン、たこ焼きを食べているせいか。
ビールの飲み過ぎか。
私も歳をとったものだ。
食べられる量が減った。
八宝菜は諦めることにしよう。
でも、満足した。
池波正太郎も楽しんだ料理を味わうことができた。
しゅうまいと春巻が秀逸だった。
ごちそうさまでした。