関西女のプチ日記:一度は行きたい！こだわりと独創性あふれる品々に終始感動の寿司割烹！「鮨 Shizuku」＠大阪心斎橋 - livedoor Blog（ブログ） : 鮨　Shizuku

一度は行きたい！こだわりと独創性あふれる品々に終始感動の寿司割烹！「鮨Shizuku」＠大阪心斎橋
今宵はお寿司で乾杯〜っ！

オジャマしたのは「鮨Shizuku」
厳選食材とこだわりが詰まったお寿司と和食をいただけるお店。

暖簾をくぐり入った店内は、カウンター6席、4人掛けテーブル1席の小さなお店で隠れ家感満載。黒と木を基調とした和モダンスタイリッシュな空間です。

コースのみの完全予約制で、18時〜と21時〜の2部制。
お料理は全3コース。今回はその日のオススメがぎっしり詰まったフルコース仕立ての雫コース¥18,000（税別）をいただいきます！

まずは生ビールで乾杯！
薄張りのグラスがまた似合うよね〜

ジュン菜の醤油漬けウニ添え

まだまだ暑さ厳しい日にこの涼しげな装いは嬉しい。

トゥルンと舌触り喉越しのジュン菜に、マイクロトマト、昆布締めのオクラ。そして濃厚なエゾバフンウニ。しょっぱなからテンション上がっちゃう！

「続いてはコチラ」と見せていただいた馬鹿デカイ（なんてお下品な表現失礼っ）貝殻の正体は、北海道襟裳岬産のツブ貝！こんな大きなのんは相当希少みたい。そりゃそーだ。

目の前で裁かれるとピクピクッと動いてる！それを、「水貝」というアワビの調理法で仕立てられサーブされたのが、

ツブ貝の水貝

ツブ貝の食感すごい！隣のコリコリが聞こえてくるほど！コリッコリコリで噛むほどに磯の香りブワッ！美味しい！
ピオーネとアメーラトマトとの取り合わせもステキに美味しい。貝類と甘み酸味のフルーツ（や野菜）は相性が良いのかな？ホタテ×キウイみたいなね。

続いての食材は串本産のアコウ。見事な捌き〜

アコウの湯引き
新潟県最北端の海岸線「笹川流れ」の海水を使って作られるお塩とスダチで。こちらのお店、お塩にもすごーくこだわられていて。食材や調理法に合わせ使い分けられているのです。面白いね〜

アコウの身は軽くシャクっとしてコリっとして。お塩によって上品な甘みが引き出されます。

ビールを飲み干し白ワインを。

蒸しアワビ
長崎県壱岐の天然黒アワビ。お店で出されるのは300g以上のものだそう！

歯がムキュッと入るやわらかな歯ごたえに、肝のソースがまた美味しい、絶品。残ってしまったソースにひとくちご飯入れたい。ｗ

千葉県銚子沖の一本釣り金目鯛。肌の赤も目の輝きも違う！

金目鯛の炙り

能登半島の竹炭塩とワサビで。サッと炙られた風味と竹炭の香りが絶妙マッチ。計算されてるわ〜

ひと段落したところで指拭きが供され。ここからお寿司もスタート。
最後にまとめてお寿司！ではなく、一品料理と寿司を交互に楽しめるスタイル。これ嬉しい！

寿司のお供のガリは角切りタイプ。甘過ぎず酸っぱ過ぎず、生姜の風味がちゃんと生きてる。アテになる美味しいガリ。

さて、お寿司。目の前で華麗に握られ、

シュッと供されるこの光景がたまらない！カウンター寿司の醍醐味。

鮨：佐賀県唐津のケンサキイカ
ん？これイカ？一瞬、数の子とも思えるそのビジュアルの所以は包丁入れ！
なんと、一貫分に280以上もの包丁が入ってるって！Σ(0_0)想像つかへん！ギネス級やん！！

その舌触り、やらかさは初めて！食感はもちろん、繊細な包丁入れによってイカの味わいの広がりもまるで違う。イカだけどイカじゃないみたい！おもしろくって美味しくって感動モノ！
酢飯は2種の赤酢使用の江戸前スタイル。マイルドな酢加減と口中でホロリとほどける握り具合もベスト。

美味しい余韻に浸ってる間にも次なる一貫が用意され。

鮨：明石の天然真鯛
二日間寝かせられた身は適度にコリッとモチッと、舌にピト〜ッと馴染むしっとり感。塩とスダチでシンプルに。やっぱり塩は素材の旨みを一番引き立たせてくれるね〜

久保田雪峰／純米大吟醸・山廃仕込み
そろそろ日本酒いただきましょ。ドリンクメニューに記載される以外にもストックがあるそうなので、好みを伝えるとそれにピッタリと合うものを出してくださりますよ。

これが美味しかった〜♡覚えとこ。

続いて。ドヤ顔で手にされるのは（笑）、

明石タコの桜煮
この色艶！ひとくち頬張るや否やそのやらかさが上顎でも分かるほど！く〜っと歯が沈んでちょっとキュッとしてしっと〜りと溶けてくの。なんせ、やらか！真空パックとかで売ってたら絶対買うね！（笑）

お寿司といえば外せないマグロ。この日はボストン産のもの。

鮨：マグロ赤身
美しい真紅。上は、11年も継ぎ足し継ぎ足ししている醤油のヅケ、下は昆布〆という2枚重ね！にくいねーっ！旨味の相乗効果。美味！

鮨：マグロ小トロ
赤身と中トロの中間的位置付けでの小トロ。湯引きのヅケで。なるほど、赤身の旨みと中トロのちょっとまったり感の良いとこどり。

鮨：マグロ大トロ
土佐備長炭で炙って。国産の大トロほど脂ギットリではなく、良い具合の脂のり感。山わさびでさっぱりと。
炙りの香り・マグロの香り・山わさびの香りと、香りでも楽しめるお寿司。

この流れは絶対、日本酒進む。お猪口をチョイスして〜。

大信州手いっぱい

次の食材としてスタッフさんが見せてくださったのは、1000個に1個ほどという超希少な赤玉ホタテ！それを使って…

赤玉ホタテの茶碗蒸し蟹餡掛け

とろ〜りなめらか卵液に甘い蟹からの、ホタテの味濃い！旨み凝縮！なんとも贅沢な茶碗蒸し。

鮨：熊本県天草のコハダ
大好きな一品、コハダ！この美しさ！ずっと見てたい。なんなら飾りたい！ｗそれほど美しいのよ〜〜ほんとに。とは言え食べなきゃね、食べたい。
肉厚で適度に脂乗ってて。〆感もちょーど。美味しい。

鮨：豊後の鯖藁焼き
藁焼きに合わせ、キプロス産の燻製塩との取り合わせ。

鯖の脂・藁焼き＆燻製の香り・わさび。この一貫がひと皿の料理のよう。

網走釣りキンキの塩焼き

先に引き続きキプロス産の炭塩で。

シャリッとしてほぁ〜っと溶けるお塩。これも良いアテになる。

キンキももちろん美味しい。肉厚ふっくらしっとり。皮と身の間の脂身がまた美味しい。

鮨：赤貝
これまた妖艶な！赤貝も大好物。しまった身のキュッッとコリリッと感、たまらない！

鮨：天草の車海老
体の位置によって火入れ具合を変えることで、食感と味のグラデーションが生まれる！酢飯との間にサンドされた海老ソボロがえぇ仕事してます。

兼八
シメに向けて軽く？麦ロックにシフト〜

鮨：ウニ4種食べ比べ
なんてゼータクな！2種まではちょいちょいあるけど、4種はさすがに初めて！…これが最後かも（笑）

函館ムラサキウニ、唐津赤ウニ、利尻バフンウニ、福岡赤ウニ

ウニとひと言で言っても全然違うのね〜

ぬほほほほほーっ！ウンマ！！見た目も舌触りもとろけ具合も味も全然違う！4種が口中で溶け合うこの幸せ。想像でしてください（笑）

アンコウの潮煮
ウニのまったり感を磯の香りとともに流してくれる、ほっこりやさしい味わい。

鮨：北海道噴火湾毛ガニ
これまたー！ズルイ！

ぬほほほほほーっ！！脚、ほぐし身、蟹味噌と酢飯の一体感！もう笑いが止まりません。

鮨：穴子
外こんがり中ふっくらほあっ！とろけた！

鮨：カンピョウ
穴子の煮汁で煮られるというカンピョウ。その美味しさ、もはや庶民の味ではない。

三平汁でほっこり、

甘〜〜くてフレッシュなシャインマスカットでシュッとシメ。ごちそうさまさまでした！！

食材・素材の良さ、丁寧な仕事はもちろん、そのこだわりと随所に見られる独創性で、ひと皿ごとに目でも舌でも楽しませてくれます。嘘臭い映えとは違う（笑）「ほぉ〜っ」と感心してしまうような『美』も感じられる品々に大満足できること間違いなしです！
もちろんそれなりにお値段もするし時間にも制限があるので、ハードルは高めだけど、それだけの価値はあり。他では味わえないお寿司と一品に出会えます。
★「鮨Shizuku」ＨＰ
　大阪市中央区東心斎橋2-1-27周防町ウィングス1F
　050-5592-4728
　18:00〜23:00水休み