A5ランクの黒毛和牛が圧巻の美味しさ！クラシカルで上品なランチコース3,500円 : ビストロ ニドワゾォー

◇第2回目訪問（2018年6月）
前回から約4年ぶりに、長堀橋近くのビストロ ニドワゾォーさんへ。
2018年で11年を迎える、人気のお店です。

事前に予約し、日曜の12時半頃にお店へ。
テーブル8席は全て予約で満席、カウンター席にも他のお客様が。
相変わらず、すごい人気ぶりですね。

水～金曜の平日限定ランチは1,080円～、
土日は、2,300円と3,500円のコースランチが用意されています。

◇土日ランチメニュー（以下、税込価格）
・ビストロランチ　2,300円
　前菜2品、選べるメイン、デザート、飲物
・シェフおまかせコース　3,500円
　アミューズ、前菜、鮮魚料理、黒毛和牛A5肉ステーキ、デザート、飲物

この日はおまかせコースで予約しました。
調理はシェフお1人で、13時の予約がピークで混み合っていたためか
25分近く待って、ようやく1品目が。

◇シェフおまかせコース　3,500円
■アミューズ：豚肉のリエット
クセは控えめでマイルドなリエット。
しっとりした豚肉の旨味に、サクサク香ばしいバゲットが合う～
すごい美味しいけど、これ25分もかかる？

アミューズから15分待ち、美しい前菜が。

■帆立貝柱とモッツァレラ、桃のマリネ
半生で、レアな食感がたまらない帆立♪
フルーティな桃とミルキーなモッツァレラに、帆立を合わせた初夏のハーモニー。

トマトと西瓜のガスパチョソースは
素材の味は控えめで、爽やか＆軽やかな風味が食材に寄り添います。
サラダもドレッシングで丁寧にマリネ。

前菜の20分後、お魚料理が到着。

■平目のポワレ
カリッと香ばしく焼かれた皮目には、メリハリのある塩気が。
肉厚な身はしっとりホワッと、いい対比。
定番だからこそ、抜群の火入れが光ります。

ソースは、ノイリー酒（ベルモット）を使ったクリームソースとのこと。
ワインビネガーや白ワインも合わせるそう。
ふわっと軽く泡立ち、重すぎないソースに
甘酸っぱいバルサミコソースも添えられ、いいアクセントに。

ズッキーニの香草焼きは表面サクサク、厚みがある果肉はトロトロ。
季節を感じるアスパラソバージュや
甘いヤングコーンも、美味し～い♪

■黒毛和牛A5ランク赤身肉のステーキ
この美しいお肉の断面・・惚れぼれ～
ウデ肉なので、あくまでもサシ少めなのに
噛み締めるほどに奥深～い旨味がじわじわ・・あぁ、飲み込むのがもったいない！

重厚な赤ワインソースはもちろん、
パラリとかかったお塩が、溢れる黒毛和牛の脂や旨味を引き出して
もう、ずっと口の中で味わっていたい♪

なめらかなマッシュポテトには、クリーム色のソースを添えて。
ビビッドな酸味のマヨネーズぽいソースで
優しい味のマッシュポテトに良い刺激。

ラタトゥイユは、煮詰めたようなどっしり奥行きを感じる味わい。
メインに負けない旨味で、すごい存在感！

■デザート盛り合わせ
*ホワイトチョコのケーキ
見た目はベイクドチーズケーキぽいけど
ムチムチ＆もっちりした食感は、郷土菓子のファーブルトンを思わせます。
ホワイトチョコのコクのある甘味が好み。
手前の軽いホイップや、フランボワーズ、キウイのソースも合う！

*クレームダンジュ
フランスアンジュ地方のチーズのデザート。
手前のホイップと見分けが付きませんが、
ふわふわっと軽い食感に、爽やかな酸味はヨーグルトやサワークリーム風。
これはフランボワーズソースがめちゃ合う！

■食後のドリンク、小菓子
コーヒー、紅茶、ハーブティ（カモミール）
（＋50円でカフェオレ、エスプレッソ）

コーヒーは、しっかりした深みと苦味。
小菓子はチーズと粒胡椒のクッキーが1枚。
ワインに合いそうなチーズの薫りと、ガリリと弾ける粒胡椒の風味が鮮やか。

この日のデザートは他にガトーショコラや
緑茶のクレームブリュレなど、ランダムに提供されるのかな？

ちなみに、この日のビストロランチのメニューはこんな感じ。

◇ビストロランチ　2,300円
・南瓜のポタージュ、シナモンの香り
・帆立貝柱とモッツァレラ、桃のマリネ
■選べるメイン
・平目のポワレ
・熊本産豚肉のローストポーク
・骨付き仔羊背肉ロースト＋800円
・黒毛和牛タン赤ワイン煮込み＋1,000円
（デザート又はチーズ（＋300円）、食後のドリンク付き）

黒毛和牛A5ランクのステーキは、さすがの美味しさで大満足！
ただ3,500円と考えると、コスパは微妙？
デザートや小菓子、アミューズなど、もう少し遊び心のある演出や工夫があると
1皿ごとにワクワクしちゃうかも。
そう考えると、平日（水～金曜）限定のビジネスランチの方がコスパいいかな？

調理はシェフお1人で仕方ないですが、他のビストロのコースランチに比べると
提供時間は余裕を見ておいた方が良さそう。
前菜までに40分、トータルで約2時間ほど。

ゆっくりお喋りしながら待つ分には、気にならないかもしれないので、
今度は複数人でお邪魔したいと思います。

ごちそうさまでした！

平日限定のお得ランチを検索中に見つけた
東心斎橋のビストロニドワゾォーさん。

フレンチと言えば！のkaoru7さんや
マイレビュアーのこいのぼりさん、DIVOさんのレビューも。

平日限定ランチ狙いで、開店前にお店へ。
OPENの12時を数分過ぎ、ようやく「準備中」の札が外されました。

カウンター4席、テーブル3卓と小じんまり。
うち数席は、既に予約済みでした。（予約は2千円以上のランチから）
開店前から、おばさまグループが外で待機。
開店数分でもう満席になる、恐るべき競争率の高さに驚き。

無事カウンター席をGetし、店内を観察。
Parisのビストロのような、アンティークな雰囲気の温かいインテリア。
グラスやカラフェもシンプルでキュート、
こういうセンスの良さ、憧れちゃいますね。

調理はシェフがお1人で、女性スタッフさんが盛り付けやサーブを担当。
オーダーしたのは、こちら。

■平日（水～金曜）限定ランチ　1,000円
さつまいものポタージュ
天然活けスズキのポワレ
本日のサラダ、自家製パン（飲物+250円）

他に、以下2種のコースも。
■ビストロランチ　2,000円
アミューズ、前菜、メイン、デザート、飲物
■おまかせコースランチ　3,000円
温・冷前菜2種、メインもグレードアップ

■本日のサラダ
レタスやベビーリーフ、ルッコラに
紅芯大根や黄人参、プチトマトで彩りを。
ビネガーやオイルで全体がマリネされ、味も盛付けもきちんと丁寧な印象。　

■さつまいものポタージュ
冷めないよう、ふちを広く取ったスープ皿。
お皿のふちに乗ったクルトンやオイルを加えると、風味や食感に変化が。

トロ～リなめらか、クリーミーな舌触り。
さつまいもの甘さは控えめで重すぎず、玉葱やブイヨンの旨味もどっしり。

千円ランチで想像する「スープ」や、葉っぱだけの「サラダ」とは全く別物のクオリティ。
上品な器や盛付け、手の込んだ繊細な味は
数千円のコースの1品をいただいているような、優雅な気分になれます。

■自家製パン
優しい香りのミルクパンと、
オレガノなどハーブが香るトマトパン。
どちらも熱々でカリっと香ばしく、可愛いバスケットで提供されます。

■天然活けスズキのポワレ
おぉ！身がプリっと弾む！この食感が、いわゆる天然物でしょうか。
パリッと香ばしい皮のコントラストが絶妙。
トップには、爽やかなディルの香り。

魚の旨味を引き出すのが、絶品ソース。
コクのあるレモンバターのクリームソース、
まろやかな酸味のマスタードも好相性。
こういうソースを口に出来るたび、「あぁ、フレンチっていいなあ♪」としみじみ幸せに。

■付け合わせ
スープで柔らかく煮た根菜と豆、香ばしいエリンギのグリル。
クリーミーな舌触り、濃厚なチーズが香るドフィノワ（じゃがいものクリームグラタン）は
この1品だけでも完成された美味しさ。

全体的に正統派でクラシックな味わいは、
なんとなくいまとむかし 井上義平さんを彷彿とさせるような・・
ランチの、しかも千円のお料理で判断するなんて非常におこがましいですが・・

ボリュームも味もガッツリ濃厚なビストロ、
大西亭さんやラ・ブリーズさん、
組み合わせや盛付けが先進的、個性的な
イザイさんやアニエルドールさんとは
また違った良さを味わえる素敵なビストロ。

美味しさを際立たせるのが、笑顔を絶やさない女性スタッフさんの気遣い。
苦手食材の確認から始まり、1皿ずつ優しく丁寧に提供下さいます。

千円ランチとは思えないお料理と接客で
高級なおもてなしを受けた満足感と余韻に浸りつつ、お店を後にしました。

ごちそうさまでした！