瓶ビールはもっと冷やしておいてちょ : 大阪王将 野田店

餃子の無料券を持っていたので、そろそろ使わないと、ということで寄りました。

■餃子 1人前(無料券)
■瓶ビール(中瓶)
■焼きそば

餃子は相変わらず美味しかったですね。でも、瓶ビールが少々ぬるく、コップも冷やされてないので、イマイチでした。

「瓶ビールは冷えてなければ美味しくない」

中華料理の焼きそばは久々に食べた気がします。ソースでも醤油でもない、オイスターソース風味の焼きそばは、具も適度に入っており、美味しく頂きました。

厨房では、他の客が頼んだ焼き飯を、マッチョな料理人が中華鍋を振って、ガツガツと作っていて、とても美味しそうでした。次回は焼き飯(いわゆる炒飯)を食べたいな、と。

ごちそうさまでした。

マイレビュアー氏の投稿を読んだために、最初は味噌ラーメンが美味しい店に行こうと思っていたのですが、あいにくの定休日、間が悪いですねぇ。

という事で、大阪王将に行くことにしました。その時は”ラーメン頭“(ラーメン腹？)だったのですが、メニュー表を見ているうちに気が変わったのです。

やっぱり餃子かな？

そして、いつもなら餃子は一人前しか食べないのですが、店内のポスターに気がついてしまい、さらに追加しました。結局、店側の策略に引っかかっただけですが。

『食べただけ、もらえる』

2018/3/25までの期間、餃子一人前を食べる毎に餃子無料券が1枚もらえるようなのです。少しですが、貧乏人根性を出してみたわけです。

■焼酎(二階堂) ロック
■餃子 2人前(1＋1)
■エビの甘酢

焼酎のロックは、まるでコップ酒のように、グラスすり切りに入っていました。なかなかやりますな。おかげさまでしっかり酔えました。(この店に入るまでに、それなりに呑んでましたし)

エビの甘酢は、要は、酢豚のエビ版です。調理手順やレシピは、主材以外は酢豚と同じだと思います。他にも「鶏の甘酢」というメニューもあるのですが、きっと同様でしょう。この店の単品の中で、一番高い料理というところで選んでみたわけですが、エビがゴロゴロ入っていてなかなか美味しかったです。

☆☆☆

『こちらでお願いします』

バイトらしき女性のホール係は、マニュアル通りにピンの私をカウンター席の端っこに案内してくれました。でも、荷物もあるし、落ち着いて呑み食いしたかったので、少々抵抗してみたのです。

「こっちはダメ？」

私は、前回も利用した壁際の2人用のテーブル席を指差したのです。

『………』

どうやら融通は利かないようでした。まあ、ダメ元で希望しただけなので、しょうがなく荷物を壁際の箱のようなものの上に置いてから、カウンターに座ろうとしました。すると、別のスタッフがそのホール係に何か指示したようで、

『こちらを使っていただいて構いません』

という案内をしてくれたのです。ごめんなさいね、贅沢を言って。

という経緯があったために、じゃあ、少しでも客単価を上げようかと、一番高い料理を選んだわけです。高いと言ったって、所詮は3桁の世界ですが、気持ちだけでも、ということで自己満足的な行為です。まあ、お賽銭のようなものです。

このホール係は、やっぱりバイトだったようで、私がまったりと呑み食いしている間に、シフトが終わったのか、賄いタイムとなったようです。

『チャーシュー美味しそう』

なんてセリフが聴こえてきました。そして、あんなこんなで、今夜の賄いは「チャーシュー定食」(非売品)となったようです。ワンプレートにチャーシューを始め、何か乗っているようでした。ご飯は大盛り、、、なんて下世話な実況中継はこの辺りでおしまい。

(今度、そういう裏メニューない？って頼んでみようかな？常連でもないのに、無理かな？)

そして、やっぱりこの店の餃子は美味しいと思います。若干、包みが甘い個体もありましたが。

ごちそうさまでした。無事、餃子無料券を2枚ゲットしたので、また来ます。

大阪に単身赴任してきてちょうど満3年になります。そしてその時、住みかの周辺の情報を収集したわけで、やっぱりまずは食い物屋ということで、色々と食べ回ったのですが、その中で印象的だったのが、王将でした。

なぜなら、王将という名の店が歩いて行ける範囲に2軒あったからです。王将が2系統あるのは知っていましたが、意識したのはこの時が初めてでした。

道路を横断する際のロスタイムを無視すると、この大阪王将へは住みかから徒歩3分ほど、もう一方の餃子の王将(京都王将)へは徒歩4分ほどで行けるのです。(その後、しばらくして徒歩7〜8分ほどのところにもう一軒、京都王将があることを知りましたが)

3年前には、両王将に同じ日に連続して行って、ギョービーの食べ飲み比べをしたのです。その頃は食べログは利用しておらず、別のブログに比較内容を投稿したので、食べログ的には、今回が最初の投稿となります。

☆☆☆

店内はカウンター席が7席ほど、テーブル席が3組(2人、3人、4人)あります。かなり狭小な店内ですが、その分コンパクトにまとまっていると思います。

夕方に入店したら、先客がカウンター席に4人、3人掛けテーブル席に2人座っていました。カウンター席にはそれぞれ微妙な間隔で座っており、その間の席に座るには窮屈な感じです。私はそれを見て、どこに座ろうかと迷っていたら、若い女性スタッフが『こちらにどうぞ』と、2人掛けのテーブル席に案内してくれました。

(なかなか機転が利く子だな)

私はそう思いました。ラーメン屋などのマニュアル通りに動くバイトさんなら、きっとカウンター席の客と客との間に無理やり座らせようとしがちだと思うのです。私は壁側にある2人掛けのテーブル席に座って、メニューを手に取って見ました。

もう一方の王将と違って、そのグランドメニューは1枚もので両面に書かれているのみです。ある意味シンプルですが、比較するとちょっと物足りないように感じました。でもまあ今回は、実は久々にギョービー狙いで来たので、餃子とビールがあれば、まずはOKで、メニューにそれを見つけてオーダーしました。

■餃子1人前6個 240円
■瓶ビール 430円

実は、今回餃子を食べるきっかけになったのは、AmazonVideoで『孤独のグルメ』を見たからで、シーズン5の第10話で、主人公の井之頭五郎が餃子を食べるシーンがあるのですが、そこで「酢に胡椒を入れてラー油を垂らした」タレに餃子をつけていたのです。この醤油は使わない食べ方は、私は未経験だったので、ドラマを見ているうちに、どうしても試したくなってしまったわけです。

(どんな風味になるんだろう)

先に瓶ビールが来て、やがて餃子も配膳されました。いい焼き具合です。と、ここでこの店の餃子のタレは、最初から醤油と酢が混ぜられたものがタレ入れに入っており、酢はテーブル上にありませんでした。

「お酢だけってありますか？」

私はスタッフに確認すると、『お持ちします』と言って、やがて酢が入った容器を持って来ました。なかなかスムーズな対応です。きっと酢が好きな餃子ファンがいるのでしょう。あるいは、もしかしたら井之頭五郎と同じように食べたい人が過去に何人も来たのでしょうか、今回の私のように。

小皿にその酢を入れて、(ラーメン用の)胡椒を振り、さらにラー油を入れました。そして、その『特製餃子のタレ』におもむろに餃子をつけて食べました。

(おお、なかなか美味しいぞ。これなら醤油の成分としての塩分を摂取しなくても済むから、塩分が気になる人にはオススメかも)

とか何とかこじつけながら、ビールと共に餃子を美味しく頂きました。少なくとも、この界隈の王将の2店舗では、大阪王将の方の餃子に軍配が上がると思います。これは前回、3年前の食べ比べの時にも感じたことなので、自分の好みは変わってないようです。

☆☆☆

(さて、メインは何にしようか？)

メニューを見るまでは回鍋肉でも食べようかと思っていたのですが、この店には無いようで、他の候補を探すことにしました。かなり迷いましたが、この前名古屋で「四川」に行けなかったことを思い出して、辛い麻婆豆腐が食べたくなったのです。でも、王将の麻婆豆腐は辛くないのではないかと考えました。ここでオヤジのワガママパワーを発揮したのです。

「すみません。この麻婆豆腐って辛くは出来ないの？」

『出来ますよ〜どのくらいの辛さにしましょう？』

厨房担当の男性スタッフは、意外にもノリよく受けごたえしてくれました。

「ゲキカラ……」

『激辛もできるよ。激辛にする？』

「はい、お願いします」

■麻婆豆腐(激辛バージョン) 580円

あっちの王将ならジャストサイズメニューがあるので、ハーフサイズが食べられるのですが、こっちにはありません。まあ、他には食べるつもりはなかったので、フルサイズの麻婆豆腐が出て来ても食べられるだろうと判断しました。値段からしても、二人でシェアしないといけないような量ではないと踏んだのです。

頼んだ麻婆豆腐は、意外に調理に時間がかかっているようで、厨房から聞こえてくる鍋のカチャカチャといった音をBGMにしながら、私はビールをちびちび飲んで待ちました。10分ほど経った頃でしょうか、待ちに待った麻婆豆腐の登場です。いい感じのビジュアルです。スパイシーな香りが鼻腔を刺激します。レンゲを手に持ち、まだ湯気の出ている麻婆豆腐をすくい、口に運びました。

(うむ。激辛と言っていたが、まあかなり辛口ではあるな)

激辛と言えば、「四川」の陳麻婆豆腐が頭にあって、あれはヤバいほどの辛さだったので、今回、ちょっと用心して食べたのですが、普通に辛くて美味しい麻婆豆腐でした。「四川」の通常の麻婆豆腐レベルの辛さです。確かに連続して食べると口の中に辛さが累積して行って、水分が欲しくなりますが、目の前にあるビールを飲んでリセットしました。そういう意味で、ビールのアテにもいいわけです。

完食です。ひたいに少し汗が滲みましたが、想定内です。美味しい辛さでした。そして、この店のスタッフの柔軟な対応で、より美味しくなったと思いました。

ごちそうさまでした。