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カツオのたたきとカレーうどん
このレビューのタイトルを書いていて、なぜか『食い合わせ』を思い出してしまいました。何かと何かを一緒に食べると健康上よくない組み合わせ、と聞いていて、自分自身の解釈としては“ほぼ迷信”と思っていたりします。その代表例が「うなぎと梅干し」です。今回、食というテーマにおいて、奥が深そうな『食い合わせ』について、ちょっと考えてみました。(というか結局ネット引用ですが)
実は、食い合わせの正式な用語は『合食禁』というそうです。
▽▽▽
【合食禁】
合食禁(がっしょくきん)、または食合禁(しょくごうきん)は、食に関する伝承の一つ。一緒に食べるときに食材の取り合わせが悪いとされる言い伝えであり、一般に消化に害を来たすとされている。平易な日本語では食べ合わせ(たべあわせ)、食い合わせ(くいあわせ)と呼ばれることが多い。
日本で伝えられている合食禁は、元は中国から伝えられた本草学における薬物相互間作用の研究に加えて陰陽五行思想を食材にあてはめたものとされる。このため、科学的根拠の無いものもあるが、中には医学的に正しいとされるものも存在している。
中国では食経と呼ばれる書物でたびたび採り上げられ、例えば、元の忽思慧による『飲膳正要』という本には「食物相反」の章が立てられて「牛肉と栗子」などの例が挙げられている。日本では、養老律令の職制律に、天皇に出す食事に合食禁を犯した場合には内膳司の責任者である典膳は徒3年の刑に処されるとある。また、南北朝時代に洞院公賢が著したとされる『拾芥抄』や江戸時代初期に貝原益軒が著した『養生訓』には多くの食禁が記されている。ただし、これらの書籍には鰻と梅干、天麩羅と西瓜、蕎麦と田螺などのような今日知られる代表的な例は記されていない。これは鰻の蒲焼、蕎麦切り、天麩羅が江戸時代になってから食されるようになった食物であることによる(『養生訓』には蕎麦に関する例は一部挙げられているが、ごくわずかである)。
(Wikipediaより抜粋引用)
△△△
もちろん合食禁に“カツオのたたき”と“カレーうどん”などという組み合わせはないのですが、何となくそんな想像をする、妙な組み合わせだと感じたわけです。
▽▽▽
日本に古くから伝えられる合食禁
(理由などの根拠は割愛)
天ぷらと西瓜
鰻と梅干し
蟹と氷水
鮎と牛蒡
浅蜊と松茸
蕎麦と田螺
蕎麦と茄子の漬け物
おこわと河豚
筍と黒砂糖
胡瓜と蒟蒻
泥鰌と山芋
タコと蕨
タコと梅
胡桃と酒
鮫と梅干し
数の子と熊の胆
小豆飯と蟹肉
西瓜と干鱈
タコとアワビ
蟹と椎茸
フグと青菜
鯖と芋がら
海老と茸
タコと浅漬け
鮎と牛蒡
鯉と生葱
(Wikipediaより抜粋引用編集)
△△△
上記の例を眺めていると、食材として多用されていないものも多く、それらの組み合わせなので、普段の食生活ではなかなか出会わない食い合わせなのかとも思います。梅やタコが目立っているので、それらの食材が嫌いな人は、さらに摂取する確率が低くなるわけです。しかも根拠が曖昧だったりするのです。
一番有名な食い合わせの例として前述した「うなぎと梅干し」の解説はこうです。
“鰻の脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こすとされた。ただし実際はむしろ酸味が脂の消化を助けるため、味覚の面も含めて相性の良い食材である。『養生訓』には「銀杏に鰻」と記されており、これが転じたとするほか、高級食材である鰻の食べすぎを避けるためなど諸説がある。”(Wikipediaより)
結局は科学的な根拠は希薄なことが多いようで、そういう意味では現代版の食い合わせも別に存在するようです。(ここでは割愛)
いずれにしても、“食い合わせ”を考えるときは、複数の料理を食べている=食べ過ぎ注意、という観点が中心的な考え方のように思います。「腹八分目」、これが健康の秘訣ではないかということで、“食い合わせ”という一種の脅迫観念で食べ過ぎを戒めようという先人の知恵のような気がします。(あくまで自論)
☆☆☆
今回のディナー(アラカルト)は下記の通りです。
■日本酒(純米冷酒)
■カツオのたたき
■泡盛ロック
■カレーうどん
〆て1900円、ごちそうさまでした。相変わらず美味しかったです。
トマトとキャベツとウィンナーと
「そういえば、商店街の◯◯◯さん、やめちゃったんですよね? 先日、前を通ったら別の店になってたけど」
『そうなんですよ。ご主人が体を悪くして、続けられなくなったらしいんですよ』
「そうなんですね。じゃあ、全く別の人が新しい店をオープンしたってことですか」
『はい、跡を継いでくれる人もいないので、そのまま閉めるしかなかったらしいですね』
「最近はそういう店って目立ちますね」
『うちもそのうちそうなると思います。息子がサラリーマンを選んだので、どうしようもないんです』
「そうなんですか。じゃああと30年はやってもらわないと」
『え〜〜? 腰曲がっちゃって、耳も遠くなってしまって、困った店になっちゃいますよ』
「でも、ほんと、寂しい世の中になっちゃいますね」
……といった感じで、ローカルな個人店はどんどん閉められていく日本ですが、これからどうなって行くんでしょうか。そこに秘められた何気ない技術、そのまま埋もれてしまうのでしょうか。技術の伝承がされなくなって、日本という国の価値がどんどん薄っぺらいものになって行くような気がします。
■日本酒
■トマト
■泡盛
■キャベツウィンナー炒め
■ざるそば
「毎回、なるべく食べ物が被らないようにしてるんですよ」
『そのようで。じっくりと選んでくださいね』
平均して、月に1度も来ていないんだけど、よく憶えられています。こういう客相手も一種の技術ですから。そこらのバイトくん、バイトさんでは一生無理な話です。
「いくら?」
『全部で1990円です』
「おお、うちわで一番近い金額だわ。ズバリ当てましょう的な? はい、2000円」
『さすがですね。はい、お釣り』
「確かに受け取りました。10万円」
『お釣り10万円だったら、商売やめて客になりますよ〜』
「あはは。昭和な感じを出したんだけどねぇ」
ということで、ごちそうさまでした。
どれを食べても美味しい
相変わらず通っています。この界隈での普段使いの店の1つで、ワンルームな自分ちのダイニング代わりです。イタリアンなファミレスや、出前が素晴らしい食堂もありますが、なんと言ってもこの店の料理は安定して美味しいのです。特別凝った料理でもないし、素材が高品質なわけでもなく、でも、美味しいのです。
まるで厨房にクッキングパパかミスター味っ子がいるように思えてしまうのです。
■にごり酒
■豚しゃぶサラダ
■泡盛
■なすびみそ炒め
今回飲食したものも相変わらず美味しかったですね。調理担当のご主人は滅多に顔を見せてくれず、ずっと厨房にいますが、ごくたまに厨房外の物置らしきスペースでゴソゴソしていることはあります。意外にスリムかつ小柄で、少なくとも私が勝手にイメージしていた小太りのオサーンではありませんでした。
そんなご主人の腕にかかったら、普通の食材が美味しい料理に化けるのです。
今夜もごちそうさまでした。
カツ丼のあたま
▽▽▽
【カツ丼のあたま】
ある日のこと。
トンテキの準備をしていると、まな板に置かれている豚肉を見て旦那が、
「お、いいねえ。カツ丼のあたまにしてよ」
と言います。
「なに、それ」
「やだねえ、江戸っ子のくせして、カツ丼のあたま、知らねえのかよ」
(と、とたんににせ江戸っ子になる)
「あたしゃあ、深川の生まれでござんすけどねぇ、そんなもの、食べたことも聞いたこともござんせんよ、おあいにくさま。」
聞くと、豚カツや牛カツをおだしで煮て、玉子でとじたものらしい。なんだ、それならカツ煮とか、カツ玉とかって言えばいいじゃない。
「誰だっけなあ、落語家の楽屋ばなしの中で出てきたんだよ。カツ丼の、ごはんの上にのっかってるところだけだから、カツ丼のあたま、イキだねえ。カツ煮なんて即物的じゃないところがいいねえ。つくってよ」
へいへい、即物的でわるうござんしたね。だけど、このカツ、スパイスだらけだけど。
(HP「ばーさんがじーさんに作る食卓」より抜粋引用編集)
△△△
ということで、今回は、下記のようなラインアップでした。
■冷酒 (お通し=ポテサラ)
■韓国麺サラダ
■トンカツ玉子とじ
この店は食堂遣いにも居酒屋遣いにもできるシステムで、麺類や丼もの、定食類だけを頼んだ場合は、お通しは付かず、アルコール類を最初に頼むと、お通しが付いてくるようです。(とは言っても最小限の量で値段も50円程度だと思われる)
で、今回食べた「トンカツ玉子とじ」、冒頭の引用文章の中では“カツ煮”とか“カツ玉”って言っていたやつで、江戸っ子はそれを『カツ丼のあたま』というそうです。まあ、牛丼のあたまという言葉はどこかで聞いたことがありますので、想像はつきますが、江戸っ子ってめんどくさい人種なんですね。(って、イマドキ江戸っ子なんているんでしょうか)
ごちそうさまでした。
「夜の銀ぎつね」の謎
今住んでいるロケーションにおいて、他に行くところが頭に浮かばない時に、フラリと入ってしまう、ホームポジションみたいな店が、ここかも知れません。なんだか落ち着くのです。昭和な蕎麦屋というかうどん屋というか定食屋、、、って呼び方はどうでもよく、付かず離れずの接客や、調理のスピードも素晴らしいなど、ストレスを感じないのです。何も構えずに利用できる数少ない店なのかな、って個人的には思うのです。もちろん、近隣には常連ぽく扱ってくれるリピート店もありますが、そこに行くときは「今日は何をネタにしようかな?」とか「他にどんな客がいるのかな?」などと無意識に考えていたりするのです。それをストレスとは言いませんが、そういう準備が不要なのがこの店なのです。
■にごり酒
■牛すじオムレツ
まずはこの組み合わせでスタートです(と言っても、今夜もフルコースって感じでもなく)。よく考えると、にごり酒のマイブームはこの店から始まったんですね。枡一杯のにごり酒、いいビジュアルです。
牛すじオムレツは、牛すじと玉子の比率が想定と違っていて、かなり牛すじが多かったので、アテとしても優れている料理でした。なんとなく玉子の中に牛すじが点在しているイメジだったのですが、イメージを字で表現するなら「牛すじの玉子包み」みたいな感じだったのです。まさに、玉子焼きの中に美味しい牛すじがゴロゴロ入っていたのです。
「ねぇ、この“銀ぎつね”って前から気になっていたんだけど?」
『ああ、それはね、きつねうどんに玉子とじが乗っているんだよ』
「なるほどね。じゃあ、この“夜の銀ぎつね”ってのは?」
『そっちは、さらにワカメが乗っているんですよ』
「なんで夜なんでしょうね。夜の、と言ったら、うなぎパイが“夜のお菓子”って言うフレーズで有名だけど、ねぇ」
とまあ、とにかく聞いたからには頼みましょう。
■焼酎(ロック)
■夜の銀ぎつね(蕎麦)
デフォはうどんのようでしたが、敢えて蕎麦を選びました。味の方は推して知るべし、って感じで、〆として美味しくいただきました。(〆って言っても、その前に一品しか食べてないのに)
そう言えば、この店では結構、卵料理を食べています。まあ好きだと言うこともあるんでしょうけど、なんとなく不思議です。
☆☆☆
私が一番隅のテーブル席でまったりと二杯と二品をいただいている間に、その隣のテーブル席には、結局、ピン客が2名、続いて座って呑み食いして行きました。私はこの店に1時間強いたので、それぞれの客は30分ほどいたことになるわけです。
|厨房厨房厨房厨房厨房・・④④・◯◯|
|厨房厨房厨房厨房厨房・・◯④・◯◯|
→・・・・・・・・・・・・・・・・・←
|◯◯・◯◯・◯|③・③|小上がり席|
|◯①・◯②・◯|③・③|小上がり席|
上図において、私が①に座っていました。②には、最初は男性が座って、店の週刊誌を読みながら、豚しゃぶサラダをメインディッシュにして、生ビールと日本酒(大)を熱燗で呑んで、帰って行きました。何となく私とカブる雰囲気がありましたので、話しかければもしかしたら盛り上がったかも知れませんが、そのきっかけはなく終わりました。
そして、次に来店して同じ席に座ったのが、ちょっとだけ派手めの妙齢の女性でした。その女性も時々この店を利用するらしく、でも店のオカアサン曰く『久しぶりだった』とのことでした。その人と、何故か目が合って、最初は目で挨拶しただけだったのですが、すぐに「どうも」程度の挨拶を交わし、そこから色々と話が展開して行ったのです。
特に、各地のグルメな話では、いつものように私の経験値を元にしたネタで展開して行き、そこに相手の経験値がカブると、更に盛り上がると言う形なのです。今回は、博多の話を出した時に、『私は実は長崎出身なんですよ』と反応したのです。
「長崎と言えば、トルコライスにハウステンボスにテレショップタカタですかねぇ」
『一つ忘れてますよ、ちゃんぽんを』
「そかそか、こりゃ失礼。ちゃんぽんと言えば、関西には近江ちゃんぽんや尼崎ちゃんぽんなどの変化球もありますよねぇ」
『そうそう、以前、大阪でちゃんぽんを注文したら、(私にとって)別物が出てきて、これちゃんぽんじゃない、って思ったことがありましたよ』
「ちゃんぽんあるあるネタですね。ちゃんぽんと言えばリンガーハットですけど、どうですか?」
『リンガーハットは美味しいです。あの店なら太鼓判を押せます』
「やっぱりね。私の知り合いで九州人がいるのですが、その人も認めていたので、これでウラが取れました。リンガーハット、ナイスですね」
……などなど、長崎県の対馬出身だと言う彼女は、話も好きで、盛り上がりすぎて、二人でうるさい客に成り下がっていたようです。まあ、他のグループ客(上図の③と④)もそれぞれ盛り上がっていたので、そんなには目立ちませんでしたが。(③の客は同じ制服を着ていましたが、ちょっと静かでしたので、仕事の途中だったのかも?)
結局、その女性はトンカツ定食をアテ(?)にして生ビールを呑んで、私より少し前に帰って行きました。
『楽しかったです。またお会いしましょうね』
という言葉を残して、笑顔でさよならしてくれました。別れる間際に、なぜか近所にあるスナックを勧められました。まさに彼女こそ『夜の銀ぎつね』だったのかも知れません。
ごちそうさまでした。
寒い日には「熱燗」に「うどんすき」
実を言いますと、『うどんすき』って、"うどんが入ったすき焼き風味の鍋料理"とばかり思っていました、この店で「うどんすき小鍋」を食べるまでは。
◇◇◇
【うどんすき】
うどんすきは大阪府の郷土料理。1928年(昭和3年)に大阪市の蕎麦屋「美々卯」によって考案された同社の登録商標である。
うどんすきは、薄味のだし汁でうどんと様々な具材を煮ながら食べる寄せ鍋の一種であり、砂糖や醤油を用いて鉄鍋で調理するすき焼きとはまったく異なる料理である。
しかし「うどんの入ったすき焼き」という誤解に基づく拡大解釈から、味付けや調理法の異なる料理をうどんすきと呼ぶ人も一部に存在しており、レシピサイトなどではそのような料理が「うどんすき」として紹介されている例もある。
鍋にたっぷりのうどんつゆを入れ、鶏肉、エビ、焼穴子、ハマグリ、ハクサイ、ひろうす、シイタケ、ニンジン、ミツバ、湯葉、生麩、蒲鉾、サトイモなど季節の食材を、うどんと共に煮ながら食べる。うどん及び火の通りにくい具材にはあらかじめ下茹でを施し、軽く温める程度で食べられるように下ごしらえをしておく。薬味には青ねぎ、ショウガ、もみじおろしなどが用いられる。
飲食店ではアルミやステンレス、銅などで作られたうどんすき用の浅い鍋を使用するが、一般家庭では土鍋で代用されることも多い。
(Wikipediaより抜粋引用)
◇◇◇
とまあ、要は"水炊き(正確には出汁味がついているので寄せ鍋)にうどんが入っている鍋料理"だったんですね。この店で配膳された瞬間、イメージの不整合が起きて、一瞬戸惑ったのです。でも、結果としては美味しく、そして体が温まりました。たくさんの具材が入っていて、何となく健康志向だったので、予想外の満足感を得たのです。
「うどんすき小鍋」に入っていた具材 (食べた順)
タラ
えのき
白菜
ほうれん草
ホタテ
長ネギ
椎茸
豆腐
鶏肉
海老
かまぼこ
玉ねぎ
うどん
☆☆☆
「急に寒くなったねぇ」
『ホントだねぇ。先週まではそうでもなかったのにね』
「じゃあ、今夜は熱燗で行こうかな?」
『大にする、小にする?』
「大って?」
『大が2合弱、小が1合弱かな?』
「弱って(笑)。じゃあ、小で」
と言うことで、普段はほとんど冷酒か常温を呑む私ですが、さすがに冷え切った体が熱い液体を要求していたようで、久々に熱燗を頼むことにしました。結局は、"小"を2回頼んだので、2合弱(?)の"大"相当を呑んだことになったわけですが、いつも夜はまったりと呑むので、途中で冷めちゃうのを避けたかったのです。いつも、酒に付いてくるサービスのアテでチビチビ呑みながら、何を頼もうかと、年季の入ったメニュー表を見ていました。
■しめさば
■長いも鉄板焼き
結局、この日は、こんな感じでまずは軽いアテを選んで、そして最後に「うどんすき小鍋」を頼んだのです。"ミニミニうどんすきコース"とでも言ったところでしょうか。
〆て2600円、ごちそうさまでした。
☆☆☆
『うどんすき』の商標を所有している「美々卯」には、10数年前にネットで知り合った女性と1回行ったっきりで、それっきりとなっています。その時、何を食べたかは忘れましたが、もしかしたら『うどんすき』を食べたかも知れません。美々卯という店自体も初めてだったし、自分で店を決めたわけでもなかったので、かすかな記憶としてしか残ってないのです。というか、相手の印象のみが深い記憶となっており、"美々卯"というキーワードを見聞きすると、今でも思い出されるのです。またその後、しばらくは『美々卯』と『なか卯』が、自分の中でこんがらがっていた、という話もあったりします。
【プチ・なのに食堂】蕎麦屋で中華そば
以前にも書きましたが、この店は3年前にこの界隈に住み始めた際に、最初に利用した飲食店になると思います。昭和な蕎麦屋、食堂、居酒屋という感じで、熟年者にとって入りやすく使いやすい店となっています。現に、今までの訪問で、若い人(30歳以下)の客は見たことがなく、平均年齢は50を超えているように思います。また、店舗にはそれなりの人数が入れるのですが、最大でも10人程度の客しかおらず、好きな席でまったりと食事が出来ます。(たまたまなのかも知れないが)
今まで数回利用していますが、いつもはご夫妻(と思われる)のみでのオペレーションだったのですが、今回は一人増えて、3人体制になっていました。ホール係は初めて見る女性で、おそらくバイト(パート)さんだと思われます。この店では、私自身は常連とまではいかないのですが、顔は憶えられており、それなりの対応をしてくれていました。ところが、初対面になるその女性は、当然ながら私を一般の客と同等に扱ってくれたのです。
■日本酒 350円
過去に飲んだ濁り酒は、四角い陶製の皿の上にマスを置いて、溢れるまで注いでくれましたが、今回はそれではない普通の日本酒だったのか、同じ皿の上には普通のグラスが置いてありました。しかも、せっかく皿に乗せているのに、溢れるまでは注いでくれませんでした。これは、注文した酒が違うせいかも知れませんが、どちらかと言えば注ぐ人が異なったからだと思うのです。量としては大差ないのですが、演出上、重要な儀式だと思うのは呑んべい側の理屈でしょうか。このあたりの機微な対応は、バイトさんでは難しいとは思いますが、ちょっと残念に思いました。(相変わらず細かいオヤジだ)
■中華そば 500円
グランドメニューにずらりと並んでいる麺類は、蕎麦とうどんの二択になっており、その中に中華そばがポツンと存在し、異彩を放っています。店内に貼られた短冊メニューには、極細麺が特徴のように書かれていますが、実際にはそこまで細くない感じで、単に細麺と言った方がしっくりきます。そして、何より予想外だったのは、スープの透明度が高いという点です。中華そばという言葉からイメージするのは、醤油ベースの返しを使った濃い色なのですが、この店の中華そばは塩ラーメンのスープを想像させます。バカ舌な私は、そのスープを飲んで、それが塩ラーメンのそれなのか、はたまた薄口醤油を使ったものなのかは判別できませんでした。
◇◇◇
濃口醤油と薄口醤油
・濃口醤油・・・食塩分約16%。
しょうゆの麹は、大豆または脱脂加工大豆を蒸したものに、ほぼ等量の炒って砕いた小麦を混ぜてつくります。発酵・熟成の期間が薄口醤油より長いため、色が濃く、風味が豊かになっています。
・薄口醤油・・・別名「淡口醤油」といいます。「色が淡い」という意味で「食塩分が薄い」という意味ではありません。食塩分は18~19%です。
薄口醤油の色が淡いのは、塩分を加えることで発酵・熟成期間を短くしているためです。醸造過程の仕上げに甘酒や水あめを加えるのも特徴で、しょうゆのうま味も淡い色と同様、控え目に仕上がっています。
以上のように、濃口醤油と薄口醤油の違いは、色の違いと塩分濃度の違いです。濃口醤油の方が塩分が多いように見えますが、実際は薄口醤油のほうが約2%塩分が高くなっています。
(HP「雑学王リサーチくん」より抜粋引用)
◇◇◇
いずれにしても、中華そばの美味しさは塩味(塩分)が重要な要素となるので、塩をベースにしようが醤油であろうが、それなりの食塩(由来成分)を摂取することになりますので、高血圧気味な私は色目より塩分を気にするのです。
話を元に戻しますが、この店の中華そばは、具はチープなもの(写真参照)で、かのスガ◯ヤとどっこいどっこいです。なので、コスパはあまりいいとは言えませんが、この店を普段使いしている常連客が、気まぐれで「中華そばが食べたい」という要求に、店側が応えたものかと想像します。なお、味としては特筆すべき点はなく普通でした。
以上、『プチ・なのに食堂シリーズ』全2回を終わります。(もう終わりかい)
ごちそうさまでした。
阪神、調子いいっすよねぇ
最近、食べたいものが決まらない場合、食べログのTL(タイムライン)の内容で食べるものを決めていたりすることが多かったりします。
今回のTL的なキーワードは、「沖縄」と「蕎麦」でした。
普通に考えると、その二つのキーワードには関連性は少なく、こじつければ"ソーキそば"でしょうけど、それを求めるにはちょっとハードルが高いような気がしました。今回は、"自室から歩いて行ける"のが必須条件だったからです。
そこで、蕎麦屋で沖縄風のツマミを食べようとしたのです。そしてこの店にゴーヤを素材にしたツマミがあることを思い出した私は、そこで目的を果たすことにしたのです。
だがしかし。
『ごめんねぇ、ゴーヤは夏なので、今のメニューにはないんよ』
と、とても明るい昭和なオネイサンに言われてしまったのです。確かにゴーヤは夏季が旬なので、当たり前っちゃあ当たり前なのですが、店によってはグランドメニュー化して年中出すところもあったりします。でも、こう言う旬を意識させる店って、地味に貴重だと思うのです。これが日本の食文化のはずで、季節感のない安定感のあり過ぎる店は、どこかに無理があるはずなのです。
身近にこんな店がある幸せは、なかなか経験できない世の中になったように思います。
☆☆☆
そして、もう一つのキーワードの「蕎麦」です。
この店は基本的には蕎麦屋なので、問題なく蕎麦を食べることが出来ます。ただ、なぜ蕎麦をキーワードに昇格させたかと言えば、私が何度もネタとして使っている映画「タンポポ」を思い出したからです。その作品内で、美味しそうに蕎麦を食べるシーンがあるのです。
思い出したきっかけは、そのシーンのロケ地として採用された蕎麦屋(※)が、偶然にも食べログ検索で今日分かったと言うわけなのです。その店での、蕎麦を食べるシーンを思い出して、おもむろに食べたくなったのです。
※「室町 砂場 赤坂店」
→ https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002787/dtlrvwlst/B212372711/?use_type=0&smp=1
映画のシーンでは"もりそば"だったはずですが、この店では"ざる蕎麦"しかないようなので、ざる蕎麦を2枚頼みました。映画の中ではもっと頼んでせいろを積み上げていたのですが、さすがに3枚とかそれ以上は無理です。
「ざる蕎麦を2枚お願いします」
昭和なオネイサンにオーダーしたら、
『1.5人前なんかも出来ますが?』
と親切に言われましたが、今回は2枚のビジュアルが欲しかったので、映画のように、
「2枚、重ねてお願いしたい」
とリクエストしたら、
『重ねることは無理ですが』
と言われましたので、とにかく、
「2枚の形でボンボンと一緒に出して」
と、イメージ的なリクエストとなりました。果たして希望通り出てくるかどうか、ドキドキしましたが、無事にざる蕎麦2枚が同時に配膳されました。
(これこれ、これをやってみたかったんだよね)
と完全に自己満足モードです。その場でバッチリ撮影した後、蕎麦をツルツルっと食べ始めました。
☆☆☆
実は、蕎麦を食べるシーンは他にも印象に残っている作品があるのです。
『空と海をこえて』
1989年にTVで放映された日立の一社提供の3時間ドラマで、その当時、初々しいゴクミ(後藤久美子)が主演していたのです。スポンサーの日立のCMにも出ていると言う、かなり宣伝臭のきつい番組で、ドラマでも日立のパソコンが活躍していたりもしました。その中で、準主役の加藤茶と中原理恵が、蕎麦屋で一緒にもりそばを食べるシーンがあるのですが、蕎麦屋のオヤジさんに、
『蕎麦はずずずっとすすって食べるものだ』
と言われるのです。小学校の先生役の加藤茶は、女性の前だという演出のためか上品に食べていたからです。放映時に録画したこのTVドラマを昨夜観ていて、おもむろに蕎麦を"ずずずっ"とすすりたくなったと言うのもあったのです。
とにかく、食べるのに何がきっかけになるか分からないものなのです。(オマエだけだよ)
☆☆☆
店内にはABCラジオが流れていて、どうやらプロ野球の実況中継のようです。初めは興味なくスルーしていたのですが、この店を二人で切りもりしているご夫妻の厨房内での会話が、このラジオの中継をネタにしたものだったので、私も少しの間、聞き耳を立てました。
(なるほど、7回表に阪神が逆転したんだ)
アナウンサーの興奮した声が、その状況をリアルに伝えていました。私は、具体的に試合状況を把握するために、ネットで確認し、確かに1イニングで対戦相手から3点をもぎ取って逆転したようでした。
そんな試合の放送に耳を傾けながら蕎麦を食べていると、昭和なオネイサンが、
『これサービスです』
と、小皿に乗っているいなり寿司を持ってきてくれました。
「いただいていいんですか?」
『はいはい。お客さん、この前もみえましたよね』
(この前と言ってもそれなりに前ですが)
「まあ、数年前からこの近くに住むようになって、でも、数えるほどですよ」
『お顔は憶えてますよ。この店は常連さんがほとんどなんですよ。その常連さんも私たち夫婦もどんどん歳をとって行っているので、そのうちねぇ。。。』
と、将来の話が始まったのです(以下の話は省略)。どうやら私は常連の候補になったようです。
結局この日は、
■泡盛(古酒) ロック 450円
■豚バラあぶり 450円
■ざる蕎麦 2枚 430円 x 2
と言う食事になりました。沖縄といえば豚肉、と言う安直なイメージで、蕎麦前として豚バラあぶりを選んで、泡盛を呑んだわけです。(かなりテキトーに)
蕎麦は特に評価するような感じではありませんが、イメージ通り"ずずずっ"と2枚とも食べることが出来、自己満足したのです。
勘定を払いながら、オネイサンに、
「阪神、調子がいいねぇ」
と話しかけました。
『まだまだこれからだねぇ』
と笑顔を見せながら、楽しそうに答えていたのが印象的でした。
ごちそうさまでした。また来ます。
日常遣いの安心蕎麦屋
純粋な蕎麦屋とは言えないとは思いますが、少なくとも先客の2組3人は、呑みの〆にざるそばを示し合わせたか如く食べてましたので、やっぱり蕎麦屋かも知れません。実は私はまだこの店ではざるそばを食べていません。すでに4回来ているのですが、なかなかそこまでたどり着かないのです。
今回は、ちょい飲みモード(ハシゴ酒の一軒め)だったので、やっぱり〆はいただかなかったのです。ざるそば、いつ食べられるのでしょうか。
【オヤジ的ちょい呑みメニュー】
・にごり酒(こぼれ一合升) 2杯
・しめ鯖
・だし巻き玉子
相変わらずの安心料理でした。そして、相変わらず昭和なオネイサンは明るく元気で楽しいです。そして、厨房のオトウサンは寡黙でいい仕事していました。
ごちそうさまでした。
昼も夜も充実のメニュー【更新】
2016/12 夕食タイム
なんか落ち着く空間、オヤジ的な評価はこんな感じの店です。キレイでハイカラな店もいいのですが、やっぱり昭和な雰囲気の店内は、オヤジのストレスを解消してくれる何かで満たされています。
店が自分に合っている、というより自分が店に溶け込んでいると言えるかも知れません。
・純米冷酒(180ml+α)---380円
・エビの天ぷら(3尾)---580円
・焼酎(芋ロック)---380円
・水炊き小鍋(豚)---600円
エビ天は揚げたてでサクサクホクホク、水炊き小鍋は上品な風味で、寒い冬に最適です。一人前から用意してもらえるのがありがたいですね。店によっては、二人前スタートってのも多いですから。
ほろ酔い気分でごちそうさま!
◇◇◇
2016/9/5 ちょい呑みタイム
実は一昨年にお昼に一度おじゃましています。この時は「きつね・たぬき論争」の検証をするために来たのです。その経緯は置いておいて、今回は店の前を通った時に、"蕎麦屋でちょい呑み"のイメージが湧いたためです。
正確には蕎麦屋とは言えないかもですが、店の作りがソレ風で蕎麦も提供しているので、まあギリギリセーフでしょう(妙なところにこだわるオヤジ)。
酔いたいオヤジは、やっぱり泡盛、ロックでお願いします。有料か無料かは分かりませんが、自動的に付き出しも付いてきました。量的にも内容的にもタダっぽいですが、とにかく竹輪と法蓮草と蒟蒻などの煮物をアテに、泡盛をチビチビ飲み始めます。
「牛すじもやし炒め、ちょうだい」
キビキビ仕事をこなす店のオカーサンに最初のアテを注文します。もやしと牛すじの煮込みを一緒に炒めたもので、煮汁をもやしの味付けに使っています。シンプルで美味しいです。
「にごり酒、ちょうだい」
『紀州の"おりざけ"ですが、これでいいですか?』
オカーサンは一升瓶を見せながら確認します。
「いいですねぇ」
出てきた時に初めて見るビジュアルに満足しました。酒升が四角い陶器の皿に乗せられ、それに直接一升瓶から目の前で注ぐのです。それも"白濁した液体"をです。チャチャっとグラスに入れられて来るのかと思っていたので、なんだかいい気分になりました。こういうちょっとした演出にオヤジは満足感を得るのです。下町では普通のことでしょうけど。
しかしこの酒、にごり酒なのに飲みやすいのです。
(どういう酒なんだろう?後でネット検索してみよう)
「このメニューに貼られている紙、ペラペラめくれるけど、紙で隠れてしまっている料理も頼めるんだよね?」
メニューカードの一面の左半分に、本来のメニューに被せて紙がめくれるように貼られているのです。
「はいはい、大丈夫です。料理がどんどん増えて行くので(笑)」
地元の人に長く愛されている店ってこういう感じで、リクエストに応えて新しい料理をメニュー化して行くんでしょうね。だから、迷うほどたくさんのメニューになるわけです。壁にも新たな料理が短冊に書かれて掲示されていますので、そのうちグランドメニュー化されるんでしょうか。
「この"明石風オムレツ"と"タコ玉子焼き"はどう違うの?」
どっちも卵とタコの料理だと思うので、オカーサンに聞いてみたのです。
『タコ玉子焼きの方は、ピザみたいな感じです』
片方の説明しかしてくれないので事前比較はできませんでしたが、しょうがありません。
「じゃあ、明石風オムレツをちょうだいな」
なるほど、出てきた料理は名前の通りでした。味は明石焼で見かけはオムレツ、明石焼の出汁に浸かったタコ入りオムレツです。スプーンで食べるところもユニークです。出汁は明石焼より少し濃いめの味付けで、酒のお供という感じで、美味しかったです。
【妄想モード】
客:"明石焼食べたいねぇ"
主:"そんなのないよ、だいたい明石焼は専用の焼き器がいるんだよ"
客:"でも食べたい、なんとかしてよ、オヤジさん"
主:"じゃあ、作ってやるか。見かけは違うけど味は大丈夫"
………と言う経緯でメニュー化されたのかな、知らんけど。
「これって、この店で初めて見たんだけど、オリジナル?」
『そうだと思いますよ』
後ろに"知らんけど"を付けて欲しかったのですが、まあ、ここは放出(はなてん)ではないので諦めます。
「最後、さぬきうどん小、お願いね」
200円という価格から、締めにぴったりな感じだったので選びましたが、出てきたうどんは"さぬきうどんではない"と思いました。酔ったオヤジでもそれは分かります。"アルデンテ風に固めに湯がいたうどん"です。(メニューをよく見ると、この店では素うどんのことを"さぬきうどん"と呼んでいるようなので、まあヨシとしましょう)
締めて1960円、ごちそうさまでした。
◇◇◇
紀州誉「おりざけ」: 平和酒造(和歌山県)
こちらの酒、「紀土-KID-」などで有名な平和酒造さんと全国にチェーン店を持つ「酒のやまや」のコラボ商品です。
昨年、大阪の有名ブロガーながやんさんから「激安で旨い」と教えていただき、地元のやまやで買いました。
澱がたっぷり入ってますね。火入れされてるのでガス漏れや微炭酸はありません。上立ち香は乳酸菌飲料のようなミルキーな香り。
味わいにもミルキーな甘味、洋ナシやバナナのような余韻を広げながらアル添らしいキレでスッと消えていきます。
加水されていて他のにごり酒に比べ少し薄いように感じますが、逆にそれが軽さと呑み易さにつながっています。(それでもにごり酒ですから呑みすぎると、すぐにクラ~ときますよ)
まだ米の粒が残っていて、「どぶろく」や「マッコリ」なんかもイメージできます。
こちらは「大人の飲むヨーグルト」でしょうか。価格を考えたら激ヤバな酒です!
(ヘッドロック氏ブログ「今日はロックで・・・」より抜粋引用)
◇◇◇
なんと、ネット通販でこの一升瓶入りが送料込み1008円でした。その意味でもすごい酒です。
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suna8
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店名 |
閉店
まる井亭
|
---|---|
ジャンル | うどん、そば |
住所 | |
交通手段 |
玉川駅から127m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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「そう言えば、今シーズン、まだ鰻を食べてないなぁ」
そう思った私は、適度にリピートしているこの店で、二品目を何にしようかと、グランドメニューを見ていて、そこにあった「うなぎ丼」が目に留まったのでした。
「汁椀付きで850円かぁ。まあ、価格相応だろうな」
とは思ったのですが、鰻は鰻であり、一品目に頼んだ冷や奴がそろそろ無くなりかけていたのもあって、深く考えずに昭和なオネイサンにオーダーしたわけです。そして、予想以上に早く、なんと注文後5分もせずにそれは配膳されました。いや、無意識の中で予想はしていたはずです。鰻専門店でもないし、この価格体系で、一から焼いて調理するはずは無いのです。どういう形で提供されたか、ここでは詳しくは言及しませんが、別にそんなことは気にしません。
いや、本来、鰻などはもうそういうことにこだわる状況ではないのかも知れないのです。天然資源が激減しているなどとニュースにされるほどだからです。もっと言えば、冒頭に私が思ったようなことさえ、そういう発想自体、考え直すべき時期に来ているのかも知れないのです。
生の鰻から焼いたものでないと……
活きた鰻を捌いたものでないと……
国産ものでないと……
天然物でないと……
土用の丑の日だから……
こんな価値観は、そろそろ捨てるべきなのかも知れないのです。それは、鰻に限ったことではないのですが。
☆☆☆
■瓶ビール(中)
■冷や奴
暑かったので、入店して好きな席に座った私は、開口一番、
「今日は瓶ビールね」
『え? 日本酒じゃないんですか?』
昭和なオネイサンは、私がいつもは日本酒の冷酒か濁り酒を頼んでいるというイメージがあるので、瓶ビールを頼むとは思っていなかったのです。でも実は、この店でのアルコール類の頼み方は、そのバリエーションとしては少ない方なのです。例えば、先日行った立ち飲み屋では、銘柄別にドリンクメニューがあるために、そのバリエーションは数知れず、そこのママには『(注文が)予想できない』と断言されているのです。行きつけの店で「いつものね」、と言うのもカッコいいとは思うのですが、性格上、それは出来ないのです。
そして、前述したように、次のアテと締めの料理を兼ねて、うなぎ丼をオーダーしたわけです。
☆☆☆
私の好きな映画の一つに『ソイレントグリーン』という作品があります。アメリカ映画でチャールトンヘストンが主人公の、近未来を描いたSFで、昔のシナリオなので、人口がどんどん増加して行った世界を想定しており、その時社会はどんな問題に直面するか、という、一種のシミュレーションドラマなのですが、その中でのシーンが、かなり私自身の価値観に影響を及ぼしているのです。
未来の世界では、人工的な食料しかなく、天然物、例えば野菜とか果物とか、あるいは肉なんて見たことがない人が大半だったりするのです。そう言う視点から見たら、現代社会はまだまだ恵まれているわけで、前述したような“捨て去るべき価値観”というものがあってもいいと思ってしまうわけです。
まあ、極論でしょうけど。
また、最近観た映画で『寄生獣』というのがあるのですが(AmazonPrime無料枠)、この中で、地球上では人類が、その生きている環境を壊している最大の生き物だ、という主張が出てきます。オチとしては「人類自身が寄生獣なのだ」というコトなのですが(ネタバレ失礼)、まさにそう言う視点も、『ソイレントグリーン』と同じ価値観が根底にある気がします。
このレビューを書いた8月6日は、広島に原爆が投下された日であり、核廃絶や世界平和を訴える話が盛り上がっているわけですが、そう言うグローバルなテーマは、食料問題と同様に、最終的には全人類が同じ視点に立たないと完全には同意されないと思います。なので、限りなく不可能な命題になるわけですが。
『ガイア理論』をご存知の方も少なくないとは思いますが、発想がそこまで辿り着くことが出来れば、このレビューに書いた、一見無関係な各テーマは、全て吸収できそうな気がします。って、この先は食べログで扱うべき内容とは言えないので、私の妄想はこの辺でやめておきます。
☆☆☆
ごちそうさまでした。