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ちょっと昔の醤油ラーメン
2016/7/13 夜食
伊丹十三監督作品の「タンポポ」、もう何回観たのでしょうか。邦画において、エンターテイメント系ではトップクラスの作品だと思います。いつ見ても古臭さを感じないし、スジは全て分かっているのに、また観てしまう面白さは、他の映画にはない何かを持っていると思います。
"熱くなければラーメンではない"
私が時々引用する作品内でのセリフ(正確には違う言い方)ですが、まさにラーメンの特徴の一つを言い得ていると思います。ということで、モ○バルで失敗した夕食は、もういいやと言う感じで、自室に戻り映画でも観て寝るかな、となったのです。部屋には自宅から送り込んだ映画のDVDの山がありますが、一回り観てしまいどうしようかと思っていました。そして、何げに「タンポポ」のパッケージを見て「また観るか」と観始めて、途中でラーメンを食べなきゃいけない症候群にかかってしまったのです。
"ラーメン食のサブリミナル効果"
タンポポはまさにそんな映画です。サブリミナルという上品なものではなく、もろにラーメンがこれでもかと出てきます。スクリーンの前には、何で歩いて行けるところにラーメン屋があるんだろうか、と逆恨みする私がいました。このお店は、大阪の自室から徒歩2分ほどのところにあります。
前回の訪問から1年以上経過していたので、何か店の雰囲気が変わっているなと感じたのですが、最初はあまり気にしませんでした。提供内容は変わっていなかったからです。記憶違いだろう、と考えたわけです。
「醤油ラーメン、ネギ多め、麺かためで」
ラーメン待ちの先客は3人のグループ、この3人の後の製造サイクルでの提供だから、5分待ちかな?などと思って、座った入り口前のカウンター席で、新聞を広げて読み始めたところ、3人組への配膳のあと、あまり間を空けずに「お待たせ〜」と、予想外のタイミングでラーメンがカウンター越しに手渡されました。
3人組と同じ製造ロットだったようで、かなりびっくりしました。いや、正確には製造ロットは異なると言うか、そういう作り方をしていなかったのです。
最近のラーメン屋は、必ずと言っていいほど、麺茹でタイマーを使います。そのため、同じタイミングで投入した麺がタイマーのアップ後に取り出され、提供されます。つまり、麺茹で器の製造バッチサイズ(一度に茹で上げることが出来る食数)ごとのサイクルとなり、そこに乗らないオーダーは、一定時間後の次の製造ロットに回されるのです。
例えば、茹で時間が3分でバッチサイズが4食の場合は、3分ごとに4人分が一度に出来上がるのです。人気店の場合は、オーダーが途切れないので、4人分はいつもフルに製造されていますが、途切れた場合はバッチサイズに届かない形で、1〜3人前で投入・製造するわけです。そして、空いている茹で器への途中投入はしないのです。必ずタイマーのサイクルに合わせるのです。
今回は、4人のバッチサイズの茹で器に3人前の麺だけ投入し製造し(茹で)かけたところに私がオーダーを入れた格好で、他店なら今茹でている3人前の麺が茹で上がったところで、それを取り出してから、私のオーダー分を投入するはずで、茹で時間が3分なら平均4分半、最大6分近く待たされることになるはずでした。
ところがそうはならなかったのです。
カウンター越しに何げに製造過程を見ていたら、まずタイマーは使っていないことに気がつきました。と言うか、タイマーのアップ音が聞こえないのです。ピピピッという例のやつです。そして、若い女性シェフは、時々茹で器から箸で麺を取り出し、指でつまんでいたのです。茹で上がりの判断を人がやっていたわけです。
つまり、3人分を投入した後で、1つ空いている茹で器に私の分を、オーダー直後に投入し、並行して茹でていたのだと思うのです(実際には、茹で器と言うより茹で釜なので、もっとアナログ的に茹でているかも知れません)。茹で上げるタイミングは、記憶と勘と指先でコントロールしているのでしょう。しかも、固め指定なので、もし先客が普通の固さだった場合は、ほぼ同時に茹で上がったかも知れないのです。
常連ではないので、あくまで推測・憶測に過ぎませんが、きっとこの女性はオトオサンの跡を継ぐ形で、作り方も同じ形(タイマーなんか使うな、という感じの)を踏襲しているのだと思いました。食べ始めるまでは、この若い女性といかにもバイト君な感じのオトコノコの二人体制での対応だったので、若いのに実質一人で頑張っているんだ、と思ってました。
その後、入り口からオトオサンが入ってきて、厨房に入り、いろいろオネエサンと話していたので、なるほどと思ったのです。確かに前回の訪問時には、オトオサンがメインで製造していたはずで、オネエサンはサブだったと思います。あれから1年以上経ち、少しずつワザを引き継いでいる感じでしょうか。
そう考えると、店が改装された経緯も推測できます。いかにも女性の意見が取り入れられたような外観及び内装は、前の店舗の雰囲気よりキレイで入りやすいものになっています。唯一、前の店舗の雰囲気を残すものとしては、店舗前の食品サンプルでしょうか。今時、特にラーメン屋には存在しないだろうサンプルが、ガラスケースに入れられて展示されてます。この店の歴史を示すが如く。
提供されたラーメンの味は、オトオサンの味でした。"昭和レガシー"までは行かず、今の若者にもウケそうな、背脂や豚骨の旨味をアレンジしたマイルドなしょうゆ味は、ある意味完成の域に達していると思うし、常連がつくだろう味わいでした。
夜も少々遅い時間だったので、つもりはなかったのに、美味しくてついついスープを完飲してしまいました。
ごちそうさまでした。オネエサン、がんばって〜もう少しだけ麺が固くスープが熱ければ完璧になりますからネ〜
"目指せ、タンポポ!"
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suna8
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店名 |
旭屋(あさひや)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、餃子 |
お問い合わせ |
06-6462-1218 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄玉川駅 3号出入口からすぐ 玉川駅から25m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
18席 (カウンター8席 2人テーブル×1 4人テーブル×2 ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店の裏に3台分有り |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
オープン日 |
1988年7月1日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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自室から歩いて行ける距離にあるこの店ですが、だからというかなかなかリピートできていません。スタンダードな「中華そば」とも表現できるこの店の"しょうゆらーめん"は、毎日でも飽きずに食べられる逸品だと思います。
ということで約10ヶ月ぶりの訪店で、今回も結局同じオーダーをしてしまいました。
「しょうゆらーめん ネギ多め 麺かため」
前回の時はオネイサンだったのですが、今回はオヤジさんが厨房に立っていました。この辺り、どんな事情があるのかは不明ですが(前回のレビューでは勝手に諸事情を妄想しましたが)、何れにしても、今回の麺はちゃんとかためでした。
うまい!
その一言です。醤油のカドが立ってないマイルドなスープに、細めのストレート麺が合います。薄切りのチャーシューは、スープにしっかりダイブさせてから食べると、一層美味しく味わえる様な仕上げになっています。
そして、天井近くの壁に地味に明記されているとは言え、一種の裏メニュー的なカスタマイズ指定があるのがこの店の特徴で、知る人は知ると言うか常連対応メニューがあります(下記、記憶で書いてます)。
・麺は、かため、ふつう、やわらかめ、の指定ができます
・ネギ、もやし、多めにできます
・ネギ抜きもできます
目の前にあるメニューカードや壁に大きく掲示されているメニュー表には、その言葉は書かれていないので、知らないで入った人は普通に頼んでしまいます。それでも十分に満足して食べられるのですが、他の客が「ネギ多め、麺かため」などと注文しているのを聞くと、なんだそう言う指定ができるのか、と思ってしまうのです。そして、店内を改めてよく見ると、前述した様な文言が書いてあったりするわけです。
後客も、
「麺かためで」
とか、
「野菜多めで」
と注文していました。そう、この"野菜多め"と言うのが、カスタマイズ表現の裏の裏(表と言う意味ではない)だったのです。真の常連しか使わないキーワードだったのです。意味としては「もやしとネギの両方を多めに」と言う感じです。実際、配膳されたのを見ると(カウンター席の横に座っていた人だったので)、かなりの山盛り感がありました。名古屋駅前の柳橋市場で食べたもやし大盛り指定のラーメンのイメージとカブります。
と言うことで、週一に自己制限しているラーメン、美味しくいただきました。
(駐車場あり、ショップカードあり、レシートなし)