最初はバイキング利用をしてからがオススメ : サルヴァトーレクオモアンドバール　京橋

【訪問日：2014.3.20】
平日11時30分の訪問。京阪電車の高架下ですが、駅からは少し歩きます。
到着時、開店5分前でしたが既に主婦らしき方が4名並んでました。
並んでいると、店員が人数とバイキング利用かを聞きにきます。
11時30分に開店ですが、すぐに入店できるわけではなく、1グループずつ間を空けて入店し、席まで案内してくれるシステムです。
バイキングは2階フロアですが、２階到着後、席までに大きめの段差が２箇所あります。
店員の注意案内がなければ絶対つまずいていました。多分このための案内だと思います。

普通のバイキングシステムですが、冷製前菜の種類は多いです。
開店直後だったので、料理はできたてでした。
ほとんどのメニューには料理名のプレート表示がされています。
美味しかったものはフライドチキンとマンゴープリン？とトマトドリアです。

フライドチキンはにんにくの風味が強く、味も濃い目で「唐揚げ」です。
フライドチキンと唐揚げの違いは、前者が漬け込まずに粉を付けて揚げる、後者が漬け込んで揚げるだったと記憶していますが、これは後者でした。下味がついた肉で、粉ではないフリッター風の衣で、フライドチキンのように単体で食べるよりもおかずとして食べるくらいの濃い味でした。肉の部位は胸肉です。
唐揚げが美味しいと他のレビュアーさんも書いているので、少なくともまずいと感じる方はいないと思います。
それにしてもプレートに「フライドチキン」と書いてあるのに、レビュアーの皆さん全員「唐揚げ」と書いてますね。
でも肉の切り方や味付け等、普通に考えたらどう見ても唐揚げですね。
今年に入って食べた唐揚げの中で２番めに美味しかったです。ちなみに一番はニューミュンヘンです。

マンゴープリンはマンゴーではなくもしかしたら柑橘類の寒天かも知れません。
色はマンゴープリンより薄い黄色で、柑橘系のような気もします。
寒天のように大きめの立方体にカットされたものを自分でよそうシステムですが、甘さ控えめで食感もプルプルでした。

トマトドリアはトマトあじのごはんにチーズとパン粉をかけてやいたものを大皿からよそうシステムです。
炭水化物の中ではこれが一番でした。

一般的にイタリアンに行く方はパスタ、ピッツアメインだと思いますが、これらはどれも美味しくありませんでした。
（あくまで個人の感想です。ちなみに普段パスタ、ピザの外食機会はないので、他店と比べてという意味ではありません。他のレビュアーで高評価されている方もおられるので、参考程度に考えてください。）
バイキング利用者以外の辛口コメントが多いのはこの辺りが原因だと思います。
サービスについても辛口コメントが見られますが、これは店員によりけりだと思います。
数人の店員と接触機会がありましたが、店員によるホスピタリティの差が大きいです。
それから、全員がほぼ２０代と思われる若い店員ですが、この世代特有の愛想の無さ、若さゆえの経験値の低さみたいなものは感じました。（お店の名誉のために追記しますが、これはこの店特有のものではありません。）
例えば、ある料理の大皿に取り分けるためのスプーンが付いていたかったので要求したのですが、店員はそれを聞いてから備え付けるまで返事、お詫び、完了報告の類に至るまで一切無言でした。
自分の若いころだったら誰でも、意識せずとも、それを言われたら謝罪、スプーン備え付け時にもう１回謝罪すると思いますが、自分の勤務先でもこの世代はこんな感じの子が多いので、世代特有の気質なのかもしれません。

ひと通り食べて帰り支度をしだした時に「もうすぐしたらデザートもお出ししますので、良かったら食べていってください」と声をかけられました。おかげでデザートを食べ逃がさずに済みました。
ちなみに声をかけてくれたのは先ほどのスプーンの店員です。
この一件で、「この人にホスピタリティがないわけではなく、素がこういう感じなのだな」と思いました。

この店は、入店時のボンジョルノ、退出時のグラッツィエを始め、イタリア語の挨拶が飛び交います。
責任者の方は、なぜそのようなことをさせるのかという意味を店員に説明したほうが良いと思います。
おそらく、イタリア語の挨拶を元気よくすることで、フレンドリー、カジュアルなサービス、料理を提供する、というような意味だと思いますが、そうでない店員（本人はおそらく無意識）もおられます。

総論ですが、１０００円のバイキングとして、満足度は十分です。
ただ、バイキング利用以外でこのピザ、パスタが出てきたら、他のコメントのようにがっかりしますね。
一度、最初にバイキング利用してから再訪問させることをおすすめします。