スパイス戦士セイロンムーン : セイロンカリー

セイロンカリー5周年プレートを頂いてきました。

ただの周年記念ではなくキリのいい5周年ともなればさすがに行列は避けられないだろうなと思って30分前の11時に到着。30分くらいは並んでもいいかと思ったらもう始まってて待つ事なく余裕のインです。食べ終えて店を出たら長蛇の列だったので30分前行動は正解でした。

今でこそあちこちのスリランカ料理に手を出し始めた私ですが、初めてスリランカ料理を食べたのはこのお店でした。ゲーム開始即ラスボス戦クラスの衝撃を味わいすっかりスリランカ料理の虜にさせてくれたセイロンカリーさん、その5周年記念の特別メニューとして今回お目見えになったのが・・・

【スパイス戦士セイロンムーン 月にかわっておしおきよ！スペシャルプレート！】

長いわ！どういうノリや（笑）


これは5周年にちなんでセイロンカリー、ヌンクイ、マガリーダッタ、ミカンバコ、シバの5人のスパイス戦士ならぬ女性店主5店舗協賛のワンンプレートで、タキシード仮面役にアノニマスも呼んでしまうという食べる前からスパイス効きすぎてむせ返りそうな企画です。

さて、このスペシャルプレート（2500円）ですが

・ポークリブカレー+バスマティ+目玉焼き+パパド（セイロン）
・鹿デビル（ヌンクイ）
・サーモン大漁（マガリーダッタ）
・チキンレザラほぐしみ（ミカンバコ）
・和牛スリランカカリー（シバ）
・ラッサム（アノニマス）

で構成されておりどのカレーも個性的で当然ながらそれぞれが異なる味わい。メイン皿を放置して5つのカレーを一つ一つ吟味する瞬間の楽しさときたらまさに至福の一時。どのタイミングで混ぜ合わせるか悩ましい所。

またメイン皿であるセイロンさんのポークリブがこれまたボリューミー。最後の骨から肉を引き剥がしながら食べる時など行儀の悪さも忘れて骨にかぶりつきです。

そしてライス（バスマティ）はおかわり無料。基本的に追いライスはしない私ですがこればかりは避けては通れません。せっかくの記念プレート、思い残す事のないように骨の髄までスパイスを染み込ませたいものですね。

店内は「美味しい！」「ライスおかわり！」くらいしか言葉はなくこのお店に来た「オイシイ星人」の語彙のなさに苦笑しながら私も「美味しかった！」と「ライスおかわり！」しか言ってないのに苦笑しつつ、タキシードに身を包んだアノニマスの黒田氏を期待してましたがさすがにそこまでは再現できなかったのが残念でした（カレー酔い）


総評です。もはや語るまでもない程の味。食後の満足感が雄弁に物語る。スリランカカレーに対して一家言あるわけでもない私ですが美味しさだけはひしひしと伝わる説得力。料理の本質をしっかりと感じ取れました。今日一日の予定が全て吹っ飛ぶほどの素晴らしい料理、ごちそうさまでした。そして5周年おめでとうございます。

尚、このスペシャルプレートは今日限定ですが明日22日はスペシャルアンブラプレート5周年バージョン（2000円）とディナーで食べ放題（3500円）が用意されてるとの事ですので興味のある方は是非どうぞ。

【スリランカタットゥビリヤニ】

「スリランカ料理ならセイロンカリーが入門用としてオススメ」と素人の私に知り合いがこのお店を教えてくれてそのままスルーしてましたが、スペシャルメニューの期間中との事でこれを機に行ってみました。昼は行列必至だから夜は穴場との情報なので夜に行ったら確かに先客は6割ほどって感じ。

店員のお姉さん2人は懇切丁寧に色々説明してくれるので私みたいな素人でも安心。オススメは当然スペシャルメニューとの事なので勿論それを注文。

スリランカタットゥビリヤニ（1500円）
目玉焼きトッピング（100円）

これだけの大盤振る舞いで1600円はお値打ち品。

プレート中央のビリヤニの周囲を取り囲むようにカレーと野菜とスパイス。混ぜ混ぜモードに入る前に少しずつ一つ一つのオカズを食べていきますが、インネパ料理と違って一つ一つの味が際立ってる感。ミントペーストの甘くて爽やかな味があれば、甘くてオイリーな佃煮みたいなのもあり、思ってたよりもクセは強い。

食べながらずっと「？」が浮かんでました。カチュンバルサラダやラッサムみたいな味の物もありますがどれも私の記憶から掘り出せない味ばかり。でもどれも美味しくて、少しずつ混ぜ始めるともう止まらない。そして脳から一つの指令が下ります。

「Don't Think.Feel！」

美味しい物の前に言葉は不要。どの角度から混ぜても立体感のある味の積層構造に食べる手が止まりません。追い辛ペーストをドバドバかけても燃え上がるような辛さではなくサッと抜ける辛さで、素材の輪郭を損なわないように熱気でブーストさせる効果に感服。最後はラッシーとスリランカ風プリンが出てきて火照った体を癒します。

以上です。「どこが入門用やねん、めっちゃディープやんけ！（笑顔）」と心の呟き。お正月明けの特別料理という意味もあるのでしょうがお値段もお手頃でもてなされてる感あり。メニューを見ればナンやロティもあるし次来たらアンブラだけでなくナンなども視野に入れたいと思います。本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。