おひとり様は待ち長め？古き良き洋食を洗練させた上質な味♪ミンチカツと帆立と海老のクリームコロッケ950円 : 洋食屋 ふじ家

◇第3回目訪問（2022年4月）
前回から4年ぶりに洋食屋ふじ家さんへ。
お目当ては、平日限定の日替わり「本日のランチ」950円。

1皿で2種類のメイン料理が楽しめます。
（豚ロースカツなど、1種類の場合も）

平日の13時過ぎ、店内で待たれていたお客様はおひとり。
これならすぐ入れる？と並びましたが
2名用テーブルが何卓も空いているのに、全く案内されず15分以上待つことに。

おひとり様は4名のみが座れるカウンターか、少数の1名専用？テーブルにのみ
案内される、謎のルールがある様子。
2名用のテーブル、使わせて下されば～

カウンターのおひとり様たちが食べ終わるまで、ずっと待ち続けて効率悪い・・
後ろが2名様でも順番にしか案内されず
前が詰まると全員が巻き込まれる仕組み。

おひとり様が多いのに、1名用の席が少ない事で結果的に列が伸び続けてしまい
わざと行列作ってる？と疑いたくなる程。
混んでいてもスムーズに案内されて、回転が良いのが魅力だったのにな～

注文は先に聞いて下さっているので
並び始めて20分強、席に案内されて数分でお料理が。

◇本日のランチ（平日限定）税込950円
（ライス、赤出汁、漬物付き）

この日の日替わりメニューは
「ミンチカツと帆立と海老のクリームコロッケカレー風味、温度玉子添え」。

■ミンチカツ
きめ細かい衣はサクッと綺麗な揚げ色。
お箸で割ると、中には細かく挽かれたお肉がぎっしりと。
柔らかいけど、つなぎ少なめで肉肉しい！

スパイスが強めに効いていて、食べ応えもありご飯が進む～
挽き肉の旨味が詰まったミンチカツに
上品な酸味のデミグラスソースがサラリとかかり、定番だけど安定の美味しさ。

■帆立と海老のクリームコロッケカレー風味、温度玉子添え
こちらも衣がきめ細かくサクサク軽い！
中のベシャメルもまろやかで美味しい♪
トロッとコクがあるけど重くなく、ほんのり優しいカレー風味のクリームです。

小さく切った海老や帆立はもちろん
マッシュルームも入っていて、洋食屋さんの美味しいクリームコロッケならでは。
熱々でまったり濃厚、とろける美味しさ。
カレー風味なしでも食べてみたいな～

温度玉子がなくなったのか、代わりに
目玉焼きとハムが1枚添えられていました。

■サラダ
小さめにカットされた食べやすいサラダ。
やや酸味の効いた、まろやかなドレッシングが良く合います。

■ライス、赤出汁、漬物
粒立ったライスは艶々でもっちり。
品のある洋食にピッタリの炊き具合。

赤出汁は相変わらず味がクッキリ濃い！
お湯を追加して薄めて、と頼むお客様もおられる程でした。

巻き麩にエノキ、三つ葉にワカメの他
プリッと肉厚で大きなアサリも1つ入っていて、この赤出汁だけでもご飯が進む～

漬物は、甘めの大根？のミニ沢庵、
胡瓜と青菜の浅漬けに醤油をかけた物など手作りらしい薄味。
少しずつ色々揃うのが嬉しいです。

効率のあまり良くない案内は微妙ですが
お料理を食べるとやっぱり美味しくて、丁寧に作られた正統派の洋食だと感じます。

古き良き洋食を洗練させたような、上質な味に癒されます。
ガッツリとボリューミーな洋食ではなく
ハレの日にじっくり味わいたくなる感じ。

まだしばらくの間は、「外食するなら1人で」と考えるお客様も多そうだし
おひとり様用の席が増えたらいいな～

ごちそうさまでした！

◇第2回目訪問（2018年5月）
早めにランチに行ける日に、つい足が向かうのは洋食家Fujiyaさん。
前回から2ヶ月も経たずに、再訪です。

開店時間を少し過ぎた頃には、もう行列が出来る人気店ですが
今回は11時半に着いたので、すぐ店内へ。
その後すぐに満席→行列、の変わらぬ人気。

◇本日のランチ（月～金曜）税込み850円
（ライス、赤出汁、漬物付き）

この日の日替わりは、「香川産サワラのフライと三重産豚へレのピカタ」。
注文から5分程で、端正な美しさの1皿が。
やっぱり、このビジュアルからワクワク～

■香川産サワラのフライ
サクサクのきめ細かい衣の中には
ほわっほわで柔らかな、サワラの身がぎっしり詰まっています。
上品なタルタルソースが絶妙の相性良さ。
爽やかなピクルスとパセリ、まろやかな口当たりがフライにめっちゃ合う！

■三重産豚へレのピカタ
こんがり卵とチーズで包まれたピカタが2枚。
しっとり柔らかな豚へレを、優しく包みこむ卵とチーズのコク深さ。
その上にはフレッシュなトマトソースが。
見た目の美しさはもちろん、食感も味も
食べ終わるのが惜しくなるほど、本当にしみじみ美味し～い！

リーフサラダの隣には
甘くとろける、さつま芋のマッシュが。

アサリが入った、やや濃いめの赤出汁や
品の良いお漬物、もちもちで粒が立ったライスまで今回も心に沁みる美味しさ。

接客もテキパキと安定感のチームワークで
今回も快適にスピーディに楽しめました。

人気店でも毎回手抜きのない丁寧なお料理、心のこもった接客を求めて
常連さんが増え続けそうなお店です。

次はカレー風味のクリームコロッケや
白金豚のとんかつ、冬に大粒の牡蠣フライも食べてみたいなあ・・

ごちそうさまでした！

お得な平日限定ランチの中でも
以前からずっと行きたいと憧れていたのが、洋食家Fujiyaさん。
日替わりランチ850円は、行列ができる人気。

平日の開店5分後、11時半過ぎに到着すると・・既にお店の外まで行列が！
店内にも行列が見え、諦めかけたところ
親切な常連さんが、回転も早いし並んででも食べる価値があるとお勧め下さいました。
その言葉通り、並び始めてから食事を終えて出てくるまでなんと30分でした！

11時45分には食後のお客様がドッと出て
並び始めて10分後には席へ案内され、注文を聞かれます。
着席して3分ほどで、お料理が・・早い！

この日の日替わりは、ハンバーグと海老フライ。（だから行列がいつもより長め？）
他に白金豚とんかつ定食1,300円や
的矢産の牡蠣フライ定食1,400円、近江牛ヒレカツ定食3,500円など10種類が揃います。

◇本日のランチ（月～金曜）税込み850円
（ライス、赤出汁、漬物付き）

わぁ、なんて上品なビジュアル～！
美しく丁寧な盛り付けに心が弾みます。

■ハンバーグ
艶々のデミグラスソースがかかったハンバーグをお箸で割ると、
サラサラと透明な肉汁が流れ出します。
ソースを絡めてパクリ・・わぁ、このハンバーグめっちゃ美味し～い♪

きめ細かく挽かれたお肉から溢れる旨味、
細かいカットの玉葱がお肉と一体感抜群で、香辛料も程よく効いています。
デミグラスソースはサラリと上品で
ハンバーグのお肉の味に寄り添うような、しみじみと奥深いコク。
あぁ、美味しいよぅ・・ご飯に合う～

■海老フライ
赤い尻尾が付いた、普通の海老フライのビジュアルとは違い
クルンと丸い、尻尾なし海老フライが3つ。
小ぶりと思いきや、かじるとブリッと締まった身が口の中で弾けます。
おぉ、この海老フライもかなり美味しい！

海老フライの下には、タルタルソースが。
量は控えめですが、海老自体の味が濃いのでちょうどいいバランス。
ピクルスの酸味とまろやかなマヨネーズ、
サクサク薄く軽い衣が海老の美味しさを引き立て、食べ終わるのが悲しい・・

■サラダ、付け合わせ
フレッシュで食べやすいサイズのリーフサラダには、まろやかなドレッシング。
野菜入りのマカロニサラダには
コクのあるマヨネーズがまったりとからみ、1品1品ちゃんと丁寧な味。

■ライス、赤出汁、漬物
1粒1粒がクッキリ立った、艶々のライスは
ご飯だけでパクパク食べてしまいそうになる美味しさ・・お米までめっちゃ好み！

車麩やエノキが味噌色に染まるほど
しっかり濃～い赤出汁には、三つ葉やプリッとしたアサリも入っています。
この赤出汁とライスだけでご飯進んじゃう～

漬物は、上品な胡瓜と茄子の浅漬けにゴマや醤油をかけたものと
甘めの沢庵、少量ずつですが美味しいな～

実際に食べている時間は15分少々と短かったですが、出された物全てが美味しくて
お腹も心も満たされ優雅な気分になれました。

お料理に加えて、癒されるのが接客の良さ。
店内に入ると、厨房のシェフが口々に「いらっしゃいませ」と笑顔の挨拶。
女性スタッフさんはたったお1人ですが
熱々のお料理を素早く運び、お水を注ぎ足し、声掛けも明るく丁寧で親切。
もう、接客の見本のような気持ち良い対応。

同じように、行列人気の別の洋食屋さんで
味わいも接客も、店内やコックコートの清潔度も、あれ？と思う経験をしたので
こちらの清々しい接客、美味しさに感動。
個人的には、断然こちらが好みです。

ソースが濃厚じゃないと！とか、ライスのお代わり必須！など
ボリューム重視の方には向かないかも？
でも心が温まるきちんとした正当派の洋食、
これからも並んででも、色々なお料理を試してみたくなりました。

ごちそうさまでした！