旨い魚介類と粉モンが食べられるお店。 : 花まる亭 船場店

花まる亭船場店へ行ってきました。

大阪メトロ御堂筋線本町駅下車9番出入口から上がると、ほぼ目の前にお店があります。

余談にはなりますが、16年前に働いていた会社へ通勤する時にこの出入口を利用していました。
まぁ、その会社も12〜13年程前に倒産してます。

私は今まで4回程転職していますが、辞めた後、全て倒産しています。
私が疫病神なのか、それともリストラに遭ったことがない運の良い男なのか、よく分かりませんが…（苦笑）


とにかく久しぶりに粉モン（お好み焼きや、焼そばの事を指します）が食べたくなったので粉モン全般を扱うここに決めたという事です。

お店は1階にありますが、店の入口は5メートル程奥まった所にあります。
店内へ入ってすぐ左手に下駄箱があり、そこに靴を入れてから中へと入っていきます。

掘りごたつが数席ありまして、私達は4人席に通されました。
2階へと通じる階段があるので、宴会席もあるのかもしれません。

まずは乾杯といきますが、嫁さんは生ビール（430円）、私は壁に貼られている「花まるンC（550円）」というジョッキーにナミナミ入った黄色い飲み物に興味が湧いて頼んでみました。
だってローヤルゼリー、コエンザイムQ10、マカと元気になる栄養素がたっぷり入ってるじゃないですか。
こいつは飲まない訳にはいきませんよね？

ジョッキーにナミナミ注がれた黄金色がやってきました。では、いただきまーす。


…濃っ‼︎

私はてっきりオロナミンCのようなジュース感覚の味だと勝手に想像していましたが、いやいやどうして。
なかなかアルコールが強く、酒に弱い人ならこれ一杯でダウンさ〜♪（byクリスタルキ○グ）

頭の中で、そんな曲が流れている時にやってきましたよ、お通しが。
里いもと大根、こんにゃくの煮物です。
私は煮物が大好きなんですよねぇ～。見た目は関西風で薄口しょうゆを使っているので上品な色合い、それでいながら薄口しょうゆにありがちな塩辛さとは無縁。絶妙な味わいの出汁で煮込まれているので絶品！
申し訳ないですが、このお通しが一番美味しかった。それくらい素晴らしい煮ものでしたね。

まずやってきたのは「イカ玉（750円）」と「豚イカそば（750円）」。
お好み焼きのソースはノーマルと辛口から選べます。
以前に食べたお好みでは辛口ソースにしてもらい、口の中が火だるまになるくらい辛かったので（んな大げさな・・・）今回はノーマルで。

焼きそばは思ったよりも色が濃くなく、麺は太麺。
肉厚のイカと豚が入ってます。
食べてみると・・・麺が甘い！太麺なので麺の甘さをソースが引き立ててくれています。
これは旨いですね、あっという間に完食。

そしてお好み焼きのイカ玉ですが、滴り落ちるくらいにソースとマヨネーズを塗りたくり、その上に花かつおをもっさりと豪快に盛り付けてくれています。

あー、久しぶりに食べたかった念願のお好み焼き・・・ウマすぎて文句のつけようがありません。
なんせキャベツが甘いのなんの。
やはり関西人は粉モンですよ。

そして粉モン以外に注文したのは、このお店の名物だそうで「コロコロちゃんぽん焼（2980円）」。
なんでも3人～4人前もあるらしく、食べきれるか心配しながらの注文です。

鉄板に置かれた「コロコロちゃんぽん焼」はアルミホイルを鍋代わりにして出されました。
下にはもやしや、タコ、しめじが敷かれ、その上にはお頭付きの海老が4尾と和牛の肉がどっさり乗っかってます。
そいつを小皿に持って来られたタレにくぐらせて頂きます。

まずは和牛をタレに浸けて口へ放り込みます。
うーん・・・幸せのひととき。

噛むのに力が必要ないくらいにやわらかく、ジューシーな肉汁が口の中に広がります。
けれどポン酢のようなあっさりとしたタレにくぐらせて頂くので、しつこさはなくて、むしろさっぱりしてる。
あっという間に和牛を食べ尽くし、もっと食べたいと思うくらいに質の良い肉ですね。

お頭の海老ですが、よくお店で出されるものは殻も付いていて、そいつを剥くもんだから爪の間にも殻が挟まったり、手もベタベタするもんですが、ここの海老はきちんと殻を剥いてくれているだけでなく、お頭からも抜いてくれているので物凄く食べ易いです。
おまけに大振りで身がプリプリしているので美味！
最近食べた海老の中でも1番でしたね。

そして次に粉モンでもう一つの定番料理といえば、やはり豚平焼でしょう。
ここの豚平焼は「具だくさん豚平焼（690円）」といってソースが見えなくなるくらいにマヨネーズをかけ、ネギとカラシが添えられています。

卵がふわふわですが、名前のように具だくさんという印象はなく、普通の豚平焼と変わらないかな…という感じ。味が良かっただけに残念です。


デザートに「さつま芋バター（480円）」を頼みます。
お皿にスライスされたさつま芋が6枚、その横に溶けかかったバターが乗っかっていて反対側には塩が盛られています。
薄いピンク色をしているのでアンデスの岩塩かもしれませんね。

そのまま食べると少し固そうなので、お皿のまま鉄板の上で温めます。バターの芳香な香りが食欲をそそります。
最後にさつま芋を直接鉄板で焼き上げて食べると、それはもう至極の極み。砂糖は一切加えずにさつま芋の自然な甘さを岩塩が引き立ててくれます。
これは旨い、オススメの一品ですね。


締めくくりに「濃醇梅酒（420円）」をソーダ割で。


いや〜、粉モン尽くしで満足の2時間でした。

ごちさまでした〜。