やはり、ココのオーナーは河島さんで、店内は「泪と男と女」で溢れているらしい?! (￣m￣*）日本酒バー・天五 : 酒とチーズと自由と ENERGY

「十丁目筋」界隈の日本酒関連の先、第14弾。
ピッツェリア　イルソーレ　天サンの後に、日本酒飲み放題の店ができたと知って足を延ばす。
このスタイルの店で思い出すのは、やまちゃん 日本酒セルフ飲み放題 福岡天神 (新宿御苑に移転)。

北新地新ダイビル・ほうばの移転前の向かい辺りに「CIELBLUE」という、新しく出来たテナントビル内に立地。
【1F】
・向かって左側・旨い魚と旨い酒 海老の世界
・向かって右側・もつ焼のんき 天神橋店
【2F】
・向かって左側・SAI．teppan 天神橋
・向かって右側・ココ

店内は、入口スグに冷蔵庫が鎮座。
中央に長方形型のカウンター、奥の壁側にもカウンター席。
右手の窓側にはテーブル席が数卓配置されている。

先客は、学生っぽいカップル1組。
後客で日本酒初心者マークの仲良し女子組が来店。
スタッフさんは3名。

初来店なので、お試し的に頼んだのは、

・【トリアエズコース】90分飲み比べし放題！: \2,000
フードは、先述のやまちゃんと同じく、持ち込みOK。
グラスを渡してもらって、早速、スタート!

メニューにも説明されているが、このグラスに2cmほど注ぐと、約60mℓになる。
燗つけ器も置かれているので、同じ酒でも冷酒と燗で味の違いを実感できる。
和らぎ水も準備されていて、しっかり呑んだ分量だけ足してやれば悪酔いはしない。

・しぜんしゅ　生酛　純米原酒 / 仁井田本家 (福島県郡山市)
1711(正徳元)年創業、全ての酒を無農薬・無化学肥料の“自然米”で仕込むLOHASな造りを目指す蔵元。
以前に郡山・こふくで、「自然酒　純米原酒　杉樽貯蔵酒　感謝祭2016限定」を飲んでいた。
今回飲んだのは、1967(昭和42)年から発売されている、酵母無添加（蔵付き酵母）、酒米のスペックは不明ながら自然米を80%精米。

アテで頼んだのは、実は日本酒によく合うもの。

・チーズ盛り合わせ: \1,000
・ブリー・ド・モー AOC
・フルムダンベール AOC
・ミモレット 18ヵ月熟成
・コンテ
・ケソ・マンチェゴ

クラッカーが添えられて、個別メニューに載っていた5種類の盛り合わせなのでお得感たっぷり。
ワイン推しの店なら分かるのだが、日本酒メインの店でここまで種類を取り揃えている処も珍しい。

次の一杯は、同じ蔵元の別種類。
中央のテーブルには「ふくしまの酒新聞　号外」や、蔵元紹介の雑誌が置いてある中、仁井田本家を薦めているみたい。

・しぜんしゅ　生酛　O.K.　木桶仕込み
こちらは70%精米、木桶仕込みなので、一杯目よりも、よりしっかりとした味わい。

それでは同じ蔵元で続きましょう!

・しぜんしゅ　生酛　純米吟醸
こちらは60%精米、フランスの「蔵マスターコンクール」コンテストでプラチナ賞受賞作。
口の中に含むと、爽やかな味が広がる。

・穏 (おだやか) 純米吟醸
これも60%ながら、メロンのようなラベルデザインから分かるように、味もメロンのようにフルーティー。

・穏 (おだやか) 純米吟醸　ひやおろし
ボトルに貼ってあった『フルーティーながらコクウマ』の表現がピッタリな味。

・しぜんしゅ　生酛　にごり
こちらは80%精米、にごりなので、ヨーグルトのような酸味。

それでは、蔵元をスイッチ。

・土田　菩提酛×山廃酛　平成３０酒造年度醸造 / 土田酒造 (群馬県川場村)
1907(明治40)年創業、「我が国が、誉れ高く、光輝きますように」という創業者の熱い思いから、「譽國光」銘柄からスタート。
2017(平成29)年からは、全て無添加・純米・山廃酒母で仕込む「山廃純米酒蔵」に専念。
今回飲んだのは、精米70%、伝統製法「菩提酛」で醸したもの。

・土田　山廃純米吟醸
酒米の王者「山田錦」を掛米60％・麹米50％精米。
これも貼られたラベル、『衝撃! これはケンカ売ってる、アウトローや!!』の説明は、言い得て妙。

・ツチダクラフト　白麹仕込み
70%精米、12度の白麹仕込み。
白麹の日本酒といえば、東心斎橋・かきつばたで飲んだ、亜麻猫　白麹酒母　特別純米生酒　24BY / 新政酒造 (秋田市)を思い出す。
『めっちゃウマ♬ そして激レア!! / あんまし飲まないでねー』
でも美味しいからグビグビ飲んじゃいますよぉ～。

・土田　イニシャルR
イニシャル・シリーズのRは、Reserve「残響」
『…そして激ウマ。バナナの残り香!!』

・土田　イニシャルK
イニシャル・シリーズのFは、Fantastic「幻想的」
『マジか!! 何これ!?』

・山城屋　Standard class　純米大吟醸 / 新潟銘醸 (新潟県小千谷市)
1938(昭和13)年、二つの酒蔵を集約し設立、その2年後にも中野醸造を吸収合併。
常に「美味しい」と言っていただける高品質な酒造りを目指している蔵元。
今回飲んだのは、「五百万石」を50%精米、ラベルに記載された『miracle world of micro organisms』、『微生物による奇跡の世界』

・あぶくま　特別純米 / 玄葉本店 (福島県田村市)
1823(文政6)年創業、「ホッとしてもらえるような酒」を目指す蔵元。
麹米には山田錦を、掛米には福島の酒米「夢の香」を60%精米。
ラベルの説明は、中森明菜的?! (笑)『飾りじゃないのよ、素朴なの。』

・やまとしずく　純米吟醸　爽秋ひやおろし / 秋田清酒 (秋田県大仙市)
1865(元治元・2・慶応元)年、「ヤマト酒造店」として創業。
1955(昭和30)年に、出羽鶴酒造に社名変更、1972(昭和47)年に、1913(大正2)年創業の刈穂酒造を合併。
今回飲んだのは、季節・数量限定品、「秋田酒こまち」を55%精米、AKITA雪国酵母で醸したもの。

・ブラック　今代司　極辛口純米酒 / 今代司酒造 (新潟市)
1767(明和4)年創業、全量純米仕込みの酒蔵。
五百万石を全量使用し、65%精米、アル添無しで極辛口に仕上げてある。

90分で、全15種類、これだけ色々な種類を試せて、充分に元は取れた。
これだけ飲んてしまうと、お店からすると「あまり来てほしくない客」かもしれませんね (^_^;)

大阪では、あまり見かけない激レア品が、これほど揃っていて楽しめました。
また、品揃えが入れ替わる頃合いを見て、再訪してみたい。

【「十丁目筋」界隈の日本酒関連の先　アーカイブ】
・杜氏屋
・ビューティーバー (閉店) →　つるばらに変遷
・なかなか
・あづま 天満宮店
・魚や市
・香住 北よし 天満店
・槻 (閉店)
・肴菜八　弦吉 (掲載保留のままなので、閉店か?)
・にこ
・酒や肴 よしむら
・酒処 虎次郎
・つるばら
・糀-コメノハナ-

PS: ↓タイトル元ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=wVckvSOy5x0