丁寧に作り込まれた味わい☆素材が光る端正な仕上がりのパティスリー : ラフカ

◇第4回目訪問（2020年3月）
前回から約1年半ぶりにLAFCAさんへ。
ホワイトデーの時期だったので、ハートが飾られた可愛いケーキにワクワク。
苺のケーキも揃いショーケースが華やか♪

※現時点での営業時間・取り扱い商品は、お店のインスタなどをご確認下さい。

今回選んだ2点は（全て税込価格）

■ミルフィーユフレーズ　594円
「自家製パイ生地に苺とムースリーヌ、フランボワーズジャム、生クリーム」

春と言えば、苺のミルフィーユ！
これまでにもLAFCAさんでは、和栗やプラリネのミルフィーユをいただきましたが
こちらも同じく縦に立てたパイが特徴的。

焼き込まれたパイ生地は、ゴージャスな厚みで素晴らしいサクサク感。
バターのリッチな風味と香ばしさが絶妙。
サンドされているのは、カスタードとバタークリームを合わせたムースリーヌ。
まったり程よいコクと卵の甘味が調和。

それだけだと重くなりそうだけど、スライス苺やフランボワーズジャムも
サンドされていて甘酸っぱく爽やか～
トップに大きく絞った生クリームも
ミルキーでなめらか、サラリと軽やかに全体を包みます。

やっぱりこちらのミルフィーユ、ハイレベルで満足度高い♪
季節ごとに全種類制覇したくなります。

■シェフの気まぐれ　583円
「ショコラムースの中にピスタチオのブリュレ、苺のジュレ、
ショコラの生地やショコラサブレ」

LAFCAさんお得意のチョコ（何といってもベルギー仕込み！）、
さらに大好きなピスタチオと聞き即決！

相変わらず艶々美しく光るグラッサージュ。
中のショコラムースは酸味と甘味、苦味がバランス良い大人向けの仕上がり。

運ぶのに失敗してやや崩れ気味だけど
表面のピスタチオクリームも、こっくり詰まった濃厚な味。
ピスタチオ独特のコクと青みのある風味、
さらにローストしたピスタチオもトッピングされ、香ばしさがたまら～ん！

中央にはピスタチオのブリュレが。
まろやか～でナッティな香り、苺ジュレの酸味がアクセントに。
底は薄くしっとりしたショコラビスキュイに、サクサクのビターショコラサブレ。

ショコラ×ベリー×ピスタチオと、ベタな組み合わせだけど飽きないのは
1つ1つの素材や香りが本格的だからかな？
どっしり重厚で華やかだけど、クドくない上質な甘味の洗練された仕上がり。

やっぱりこちらのケーキ、食べた後の余韻がすごい～♪
エレガントなビジュアルを裏切らない
しっかり作り込まれたパーツと、全体のハーモニーをバランスよく楽しめます。
ケーキ好きな人にこそお薦めの名店です。

ごちそうさまでした！

◇第3回目訪問（2018年11月）
今回は、初めて平日にLAFCAさんへ。
平日の品揃えは、基本的に生菓子がメイン。

以前見かけたクロワッサンや、パン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリーは無く
アップルパイ、洋梨のタルトなどパイ系も
基本的に土日（しかも毎週ではない）に、販売されているそう。

とはいえ、ショーケースには気品溢れる華やかな生菓子が並び見応え十分。
この日は、2点のみ購入（全て税込価格）

■バナトン　520円
「ショコラのムース、トンカ豆のブリュレ、バナナのコンポート。
ビスキュイショコラ生地」

表面は鏡のように美しいグラッサージュ。
メインのショコラムースはきめ細かく
深く香り豊かな、本格的なカカオの風味。

そこに花を添えるのが、名前通り「バナトン」つまりバナナ＆トンカ豆。
トンカ豆のブリュレは、杏仁のようなエキゾチックな香り。
ねっとり熟したバナナのコンポートも加わり
全体がグッと重厚で華やかな味わいに・・どこか南国風のイメージの1品。

■キャラメルサレ　540円
「キャラメルサレ（塩）のムースにバニラのブリュレ、
塩気あるサブレを合わせました」

艶々と光沢のある表面は、ほんのりほろ苦いキャラメルのグラサージュ。
その上に、繊細な網状のキャラメルチョコ。

優しい口溶けの塩キャラメルムースの中は
バニラの香りが贅沢なバニラブリュレと、しっとりしたダックワーズ。
ねっとり濃密なキャラメルペーストを挟み
底にはガリリと香ばしいバターサブレ。

この底のサブレが、メリハリある塩気で全体の甘味を引き締めます。
ただ、サブレの中央部分が凸状に膨らんでいて底面が平らではないので
グラグラ揺れてバランスは不安定かも。
味のバランスは絶妙なんですが・・

それぞれのケーキの側面に貼り付けた
スライスアーモンドのホワイトチョコがけ？など、細かいパーツ1つ1つまで
気を抜かない、完成度の高さに唸ります。

これまでバターがリッチに香るタルトや
香ばしく焼き上げたミルフィーユのパイ生地などに、悶絶しましたが
改めて気付きました・・ショコラ美味しい！

リッチで香り豊かなショコラを使いつつも
他の素材とのマリアージュで、苦味や甘味が突出する事なく上品にまとまっています。
さすがチョコの天国、本場ベルギー仕込み！

風味良いのに重すぎないバランス感といい
センス良い素材の組み合わせといい
名店での修行経験と、シェフの独創性が上手く融合し花開いているイメージ。

この高クオリティのケーキが1つ税込み500円ちょっと、とお手頃なのも驚きです。
デパートの催事で人気、というのも納得。

シャインマスカットなど、季節の果物を使ったショートケーキから
香り豊かなお得意のショコラ系ケーキまで
全ての商品を制覇してみたい気になる、お気に入りのお店です。

ごちそうさまでした！

◇第2回目訪問（2017年11月）
前回から約2年ぶりに、気品あるビジュアルのケーキが並ぶLAFCA（ラフカ）さんへ。
艶やかなドーム型の高カカオケーキ3種や
可憐なハート型のホワイトチョコとフランボワーズのムースなど
ケースには20種類以上のケーキがズラリ。

季節限定品も多いので、選ぶのに苦労しつつ
3点を選んで購入（全て税込み価格）

■ミルフィーユプラリネ　540円
「自家製パイ生地でアーモンドとヘーゼルナッツプラリネを合わせた
カスタードクリームをサンドし、
プラリネを合せた生クリームを絞りました」

2年前いただいた和栗のミルフィーユ同様、縦向きに立てたパイ生地で
クリームを挟む、独特のビジュアル。
サックサクで何層も重なるパイ生地は、ほんのり苦みさえ感じるほどの香ばしさ。

トップには、ナッツが香るふんわりなめらかなプラリネ入り生クリーム。
砕いたアーモンドやヘーゼルナッツも。
秀逸なのが、サンドされたコクのある濃厚～なカスタードクリーム。
アーモンドとヘーゼルナッツの風味豊かで
このカスタード、もうナッツよりナッツ・・香ばしいパイ生地と合う～♪

■和栗のモンブラン　550円
「サクサクのタルトにカスタードクリーム、渋皮栗、生クリーム
和栗のクリームをたっぷり絞りました」

フランス産マロンクリームを使ったモンブランは、年中あるようですが
和栗クリームは期間限定と聞き、こちらを。

和栗クリームの繊細な絞りが個性的～
クリームは和栗ならではの、奥ゆかしく素朴な甘味でホクホク感さえ感じる味わい。
渋皮煮も丸ごと1粒、ねっとり濃密な甘み。
和栗クリームの下の軽い生クリームや、なめらかなカスタードが相性抜群。

そして、好みなのがバター香るタルト。
ザクザク香ばしい生地に、しっとりクレームダマンドが分厚く何ともリッチ。
シンプルな構造なのに、奥深く贅沢な味。

ケース上にはタルトやパイ、キッシュ等も。
特に美味しそうで惹かれたのが

■洋なしのタルト　250円
うわぁ、この洋なしめちゃジューシー♪
薄切り洋なしが重なっていて、品のある果汁と甘味が堪能できます。
その洋梨を受け止めるクレームダマンド、
厚みあるタルトのバター風味もゴージャスで、食べ終わるのが惜しくなる美味しさ。

他にマロンパイ190円やりんごパイ250円、
キッシュ（サーモンとほうれん草チーズ、ベーコンとコーンとしめじ）各350円も
美味しそうでした。

ちょうど4周年記念イベント中で
1,200円以上の購入で、お店の名前入りの保冷バックもプレゼントいただきました。

今回は並んでいませんでしたが
大好きなピスターシュのミゼラブルや
豊富に揃うショコラ系のケーキにも、次回はぜひ挑戦してみたいです！

ごちそうさまでした！

家から遠いものの、ぜひ足を延ばしたいと
憧れていたパティスリーLAFCAさん。
ペニンシュラホテルや、チョコの本場ベルギーで経験を積んだシェフが作る
洗練されたケーキが話題のお店です。

帝国ホテルのほぼ向かいにあるお店は、シンプルで上品な佇まい。
ショーケースには、ベルギー仕込みの腕を活かした数々のショコラ系ケーキを筆頭に、
秋らしい栗のケーキも豊富。

シュークリームやキッシュ、
素朴な焼き菓子系や、可愛いラッピングのサブレやフィナンシェなども。
小さな空間ですが、選ぶのが楽しい品揃え♪
悩みつつ選んだのは（価格は税込み）

■LAFCA　540円
「ヘーゼルナッツのダックワーズ生地に、サクサクの食感をアクセントに
ミルクチョコムースとオレンジクリームを合わせたケーキです」

お店の名前を冠したスペシャリテから。
コロンと乗った、チョココーティングのパフ＆ナッツが早速美味しい！

メインのミルクチョコムースはなめらかで
柑橘の香りが爽やか＆フルーティ♪
オレンジクリームはまったり濃厚、鮮やかなオレンジの酸味で爽やか～

土台はナッツの風味豊かなダクワーズと
シャリシャリした食感が香ばしい、フィアンティーヌ（薄焼きクッキー）。
まとまり良く繊細で上品なショコラムース。

■タルト ピスタシュ フランボワーズ　490円
「タルトにピスタチオのアーモンドクリームを詰めて焼きフランボワーズジャムと実、
ピスタチオの生クリームを絞りました」

表面は可愛く絞ったピスタチオ生クリーム。
ホワリと儚い口溶けで、ピスタチオの風味が優しく広がります。
中からトロリと溢れる、甘酸っぱいフランボワーズの果実入りジャムが全体を引き締めます。

濃い緑のピスタチオのアーモンドクリームは、しっとり風味抜群。
底は、ザクザクのサブレ生地で香ばしい♪
もっとピスタチオ感が強い方が好みかな～

■和栗のミルフィーユ　550円
「自家製パイ生地にムースリーヌ（バタークリームとカスタードを合わせた物）と
渋皮栗をサンド、和栗マロンクリームを絞りました」

側面にパイ生地を立て、ムースリーヌと渋皮栗をサンドした縦型ミルフィーユ。
パイ生地はバターが贅沢に香り少し分厚め。
バタークリーム入りのカスタード（ムースリーヌ）が、まったり濃厚で美味し～い！
ゴロリと入った渋皮栗も、存在感抜群。

なんといっても秀逸なのが、和栗クリーム！
素朴で優しい栗の甘味が満載で、生クリームとも相性抜群♪
500円超えも納得のゴージャスな1品です。

お値段は若干強気ですが、食べると納得のこだわり＆バランス良さ。
阪急で販売されるクリスマスケーキも素敵！
次回はショコラ系ムースを中心に、焼き菓子にも挑戦してみたいです。

ごちそうさまでした！