素敵な空間でゆっくりとフレンチを楽しみました。 : 旧桜宮公会堂

平日の12時、友達と2人で予約をしていきました。

国の重要文化財である建物の外観は重厚で歴史を感じさせます。

入口のドア開けると、吹き抜けの階段。二階がチャペルになっています。

受付を済ませコートを預けます。少し早く着いたので、赤絨毯の引いてある椅子がある所で待ちました。

大きなドアを開けてもらい、席に案内してもらうと、思わず背筋が伸びるような素敵な空間。大きなシャンデリア、正面には舞台があり、舞台奥の大きな窓は外の景色を絵画のように縁取っています。

お料理は３０００円のコース。ドリンクは別で白ぶどうジュース（800円）を注文しました。

食前のスナック
細長いステック状に焼かれたシュー生地は塩味でサクサクと軽い食感。胡麻が香ばしいです。

イチヂク2種
フレッシュなイチヂクにはバルサミコ酢、焼いてあるイチヂクには炭塩。それぞれどちらも美味しい。添えてある茹でピーナツはモチモチです。イチヂクは奈良の寺田農園のものだそう。

サラダ
色とりどりの野菜たっぷりのサラダ。お刺身が野菜の中に隠れてます。玉ねぎのドレッシングは野菜の旨味を引き立ててます。新鮮な野菜はトマト、かぶ、ビーツ、柿、名前がわからない野菜もたくさん。ハーブは寺田農園のもの。
野菜の甘みが感じられ、とっても美味しかった。

スープ
海老芋のポタージュ。シェフが大きな海老芋をわざわざテーブルまで持ってきて見せてくれました。ポタージュって優しい味のイメージだったのですが、力強い味でまさしく芋！って感じで大地の味がするような気がしました。オリーブオイルとの相性も素晴らしかったです。

パン
料理に感動してパンの存在をすっかり忘れていましたが、2個目のパンを持ってきてくれて思い出しました 笑。丸いパンはちぎる時にパラパラと飛び散ってしまうほど表面パリパリ。
2個目のパンは卵が入ったふんわりとした甘めのブリオッシュ。どちらも美味しかったです。

メインは肉料理か魚料理のどちらかを選びます。
私は肉料理にしました。
キャベツが乗ったお皿が運ばれてきました。実はキャベツは蓋で中に添え野菜が盛り付けられてます。お肉は、なにわ牛のもも肉。厚手の鍋にハーブとともに入ってます。目の前まで持ってきてくれました。まず大きさにビックリ！手のひらサイズ強の大きさで厚さもしっかりあります。もう香りがすごく良い！まだほんのり赤いところがあり、火の入れ方が絶妙です。もも肉なのでそれなりの硬さはありますが嚙みしめるたびに肉の旨みがしっかりと感じられます。肉汁を使ったソースをかけてくれますがお好みで塩とトマトソースをかけてくださいとのこと。トマトソースは爽やかでピリっと辛くて美味しかったです。添え野菜のキャベツ、玉ねぎ、じゃがいもはとっても甘かったです。

小さなココットに入ったもも肉の煮込みも出てきました。こちらはお肉がほろほろに柔らかく旨味がすごい！デミグラスソースが入っていないシチューのよう！めっちゃ美味しかったー。

デザート
モンブランとカシスのソルベ。
すっごい重量感のある素敵なお皿にパレットのように盛り付けられてます。
モンブランはマロンのエスプーマのなかにスポンジとクリームが入っています。パリパリのメレンゲの焼き菓子とベリー系のフリーズドライの食感がフワフワのモンブランと相性抜群！
カシスのソルベとぶどうが口の中をサッパリとしてくれます。

ドリンク
珈琲、紅茶、ハーブティー（三種類）から選べます。私はミントティーにしました。

実は友達はメインの料理を魚料理と注文したのですが、肉料理が２つ出てきてしまい、伝えるとシェフが少し少なめの量で魚料理も出してくれたので、友達と半分こ。魚料理は愛媛の真鯛。皮はパリパリ、身はふっくら。ハーブとグレープフルーツとソテーした茸が添えられています。大きな柑橘はレモンとグレープフルーツを合わせたポンテローザ。酸味が優しい柑橘で魚を爽やかにいただくことが出来ました。

最後にシェフから小菓子のサービス。
小さなフィナンシェの上にはパリパリのオレンジがのっています。チアシード入りのジュレ、ガトーショコラ。
ガトーショコラは思わず友達と見つめ合ったぐらい濃厚かつしっとり。めっちゃ美味しかったです。

ランチの後、シェフが二階のチャペルを見学させてくれました。四方をガラスで囲まれたチャペルは天井から自然光が入ります。記念撮影までしてもらっちゃいました。

テラスもあり夏は花火が見えるそうです。

造幣局の通り抜けが近くにあり、川沿いにも桜の木がたくさんあるので桜の季節も素敵だそう。


外まで見送っていただき、記念撮影するベストポジションまで教えてもらいました。

一緒に行った友達がシェフの友達だったので、とてもお気遣いいただき、なんだか恐縮でしたか、とってもとっても素敵なお店でした。

是非、また行きたいと思います。
いや絶対に行きます！