独特なカレーにビックリ。 : グリーンカレー専門店 メティ

青春18切符の旅

金沢～福井～敦賀～大阪～天満～関西空港＝＜LCC＞＝長崎空港～大村市内…大村～諫早～長崎（泊）

この日は早朝に金沢を発ち、福井でモーニングを済ませた後、敦賀からは一気に大阪に出た。
関西空港には早目に着いておきたかったので、天満駅の近くで済ませる事にした。

昼食の地を天満にしたのは、大阪駅だと駅が大き過ぎて、店までの移動に時間がとられる事と、大阪から乗ると座れない可能性が高いので、天満駅か京橋駅が好ましいと判断したからである。
→通常の切符だと、途中下車出来ない制約があったり、逆行は反則になったりするが、その点、青春18切符は自由なものである。

2014年12月11日訪問
入ったのは、グリーンカレー専門店 メティという店である。
店は天満駅からは至近距離にある。
→今回ここを選択したのも、駅から近い店というのが、絶対条件だったから。

屋台ではないが、入口がビニールシートになっている。
入って手前右の、２人かけ席に着席。

店内は狭い。
つきあたりにカウンター席が２席、左手には４人かけテーブル席が２卓。
それと、私が着いた席で全てである。

実は私が着いた席の奥に、（２人かけ）テーブルがもう１卓あるのだが、そこにはグラスがおかれて客は座れない。
という事で、12人で満席になってしまう、規模の小さな店であった。

まずは水と紙おしぼりが出された。
注文は、ラーメンとライスの２者択一なので、ラーメン！…じゃなくて、今回はライス・790円で！（笑）
ここはグリーンカレー専門店なので、グリーンカレーありきで、後はラーメンかライスかを選択するシステムなのだ。
ちなみにこちらのライスは、ターメリックライスである。

ほどなく運ばれて来た…が？
あれれ？
見た目はグリーンカレーというよりも、ホワイトカレーではないか？

しかも…
牛乳くささが鼻につく！熱い！辛い！…三十九（←変換したら、こんなん出ました）ではなく、三重苦か？（涙）
→というのが、率直な第一印象だった。
これは、ハッキリと好みが分かれるような…

ところが…
食べ進めて行くうちに慣れて、おいしく感じるようになった。

具は…って、ラーメンみたいだけど、今回はラーメンじゃないっつぅの！（笑）
あらためて、確認出来た具は…野菜各種（ナス・コーン・ニンジン）・キノコ・緑色の豆（枝豆？）・鶏肉。

あの白いクセのある牛乳のようなにおいは、ココナッツミルクが発する？ものだった。

ちなみに…
グリーンカレーは、タイ語ではแกงเขียวหวานと書き、ゲーンキャオワーンと読むらしい。
ゲーン（汁物・スープ）・キャオ（緑）・ワーン（甘い）という意味らしいので、直訳すると、「緑の甘いスープ」となる。
調べて初めてわかったが、本来のゲーンキャオワーン（日本語のグリーンカレー）には、辛いという意味はないみたい。

しかし…
きつくはなかったが、私には充分に辛さも感じられたけどね。
たまに甘く感じられる部分はあっても、日本人であれを甘いカレーと評価する人は少ないのではないだろうか？
タイ料理は辛いと良くいわれるが、あれが甘いとすれば、タイ料理は辛いという常識には納得せざるを得ない。

ちなみにこちらのHPをのぞいて見ると…
→東南アジア独特のクセを抑えた、中辛でマイルドなスープカレーと書かれている。
つまりは、ここで食べられるグリーンカレーは、現地のものよりも「日本人の口にあう」ようにアレンジしたもののようだ。

スープカレーというのは、まさにその通りで、私がまず最初に抱いた印象もそうだった。
食べ方も普通のカレーとは違い、スープにライスを浸して食べるのである。

私はルーがゆるいカレーは苦手である。
しかし…
カレーとスープカレーは全く別の料理で、スープカレーは大好物なので、とてもおいしくいただけた。

ミニトマト半分に切ったのが２個ついていて、口直しにはちょうど良かった。

なるほど…
なかなかグリーンカレーを食べる機会も、食べようと思い立つ機会もないが、たまには良いものだね。
とてもおいしかった。
ごちそうさま。

【光と栄姫の天満屋敷脱出劇】
豊臣秀吉の時代から、大名は妻子を大坂の屋敷におく決まりになってた。
大名の妻子は事実上の人質であり、秀吉没後の三成と家康の対立を機に、三成はこれを利用して東軍武将の牽制をはかった。

黒田官兵衛（如水）の妻・光と黒田長政の妻・栄姫も例外ではなく、大坂の天満屋敷に住んでいた。

栗山善助と母里太兵衛は、主君（長政）とともに、上杉討伐（会津討伐）への従軍を願い出たが、長政はこれを許さず、母・光と妻・栄姫の護衛するべく、天満屋敷にとどまるように命じた。

栗山善助（濱田岳）と母里太兵衛（速水もこみち）は天満屋敷にいた光（中谷美紀）と栄（吉本実憂）を人質にしないために決死の大阪脱出を決行します。
これが有名な俵作戦ですが、光と栄姫を俵（たわら）に詰め込んで、棒でかつぎ、商人の格好をして脱出。
領国である豊前の中津城へ逃れます。
中津城にいた官兵衛は大変喜んだとのことです。
※下線部↑は、軍師官兵衛あらすじ解説48話「天下動乱」光と栄姫決死の大阪脱出 から、そのまま抜粋しました。

この脱出劇の時、細川忠興の屋敷から火の手が上がり、警備がそちらに流れたために、黒田の警備が手薄になったと伝わる。
この時、忠興の妻・細川ガラシャが、家臣に胸を突かせて亡くなったのは、あまりにも有名かつ悲しいエピソードである。