玉五郎本店限定のバリ煮干しラーメン！ : 煮干しらーめん玉五郎 天満本店

出張で仕事を終えると、まだ夕方の時間帯で夜の
営業が始まる時間にしては早い、けどラーメンを
食べたい。(笑)

頭の中がモヤモヤ～っとしながらスマホで大阪の
「行きたい」に登録した山ほどの候補から、通し
営業の「行きたい」お店を検索していたら出てき
ましたよ、玉五郎本店！、関東では馴染みはなく
とも大阪では煮干しのラーメン店として有名です
よね。昨年、玉五郎の新宿店でラーメンではなく
新宿店限定のまぜそばを頂き、ジミながらしっか
りとした味わいに、次なるは本拠地大阪の玉五郎
さんのラーメンを食べたいという思いが強くなり
とうとう来てしまいました。(笑)

ＪＲ大阪環状線の天満駅からは徒歩２分ほどの商
店街の裏通り沿いにある「玉五郎 本店」。
今日伺ったのはこちらの本店です。

実は、以前この先のサバ六へ行く途中にこちらの
お店の前を通ったので場所はよくわかっていたの
ですが、それでもわかりずらい場所ですね(苦笑)

さて、煮干しらーめん玉五郎は、大阪市内に何店
舗もある中でここ、本店を選んだ理由・・、それ
は本店限定の｢バリ煮干しらーめん｣を頂くため。

玉五郎さんがニボラーのために出した限定メニュ
ーとしか考えらえないですからね～、ニボラーと
しては行かねば玉五郎さんに失礼ですよ！(笑)

ところで、｢バリ煮干し｣というフレーズ、どこか
で聞いたことがあるなぁ、と記憶を辿ったら、思
い出しました。浅草にある｢中華そば つし馬｣の
｢バリ煮干しそば｣、青森中華そばを看板にしてい
るラーメン店、残念ながらまだ頂いたことはあり
ませんが、青森は煮干しがご当地ラーメン、その
青森の濃厚な煮干しが｢バリ煮干し｣とくれば、こ
の玉五郎本店限定メニュー｢バリ煮干しらーめん｣
も青森の煮干しラーメンをイメージされているこ
とは容易に想像できます。

さて、店内に入ると１０席ほどのＬ字カウンター
席に先客は１名のみ。券売機を確認すると、煮干
しらーめん¥７３０、煮干しつけ麺¥７８０、と定
番メニューがある中で、ありました❗、バリ煮干
しらーめん¥８５０。デフォの１３０円増しとい
うことは相当煮干しを使われているに違いありま
せん。期待できそう❗(笑)

食券を店員さんにお渡し、待つこと５分ほどで、
｢バリ煮干しらーめん｣登場❗

スープはどんよりと濃厚そうな茶濁した色合いで
表層には煮干しの灰汁と思われる膜がはり、具は
豚肩ロースのチャーシュー、メンマ、なると、カ
イワレ、刻み玉ねぎといった面々。

まず、手の平で煽ってスープの香りを確認・・
ん～、ニボってますよ❗、いい香りだ❗(笑)

早速、スープを頂いてみると、ん～、ギューッと
煮干しの凝縮したような濃厚な味わいですが、
エグミはなく、煮干しが前面に主張してくるよう
なガツンとくるものも無いけれど、ジワジワっと
体内に染み渡る煮干し感はかなりのもの。

相当煮干しが使われているはずだけど、豚骨の白
湯スープが煮干しをオブラートに包み込み、まろ
やかな味わいを演出することでうまくバランスが
保たれているような気がします。

麺は加水率高めの中太縮れ麺、プリプリっとして
弾力があり喉ごしもいいけど、何と言っても、ス
ープの持ち上げが良く、麺とスープを一緒に食べ
ている感覚でリズムカルに食べ進めることができ
ますし、麺はコシも強いせいか、濃厚な煮干しス
ープに負けてません。

濃厚な煮干しには低加水のパツパツな細麺、とい
うのが関東では流行りだけど、麺は中太麺、スー
プは濃厚な煮干しに豚骨、という組み合わせは、
青森の煮干しラーメンを彷彿させます。

具のチャーシューは、しっかりとした歯応えがあ
り、噛むとジューシーな肉の旨みがほとばしり、
美味しい一品ですね～、さすが玉五郎さん❗と頷
きながら頂いちゃいました。(笑)

メンマはシャキシャキとして味付けも程よく、そ
して感心したのは刻み玉ねぎ❗、いや、玉ねぎが
新鮮で甘味もあるのだけれど、切り方が丁寧なせ
いか、歯応えといい味わいといい申し分無いです
ね～。濃厚な煮干しスープにはこの清涼感もたま
りませんね～。脇役なれど、手を抜かない所がい
いいなぁ❗(笑)

程なくスープも飲み終えようとすると、粉砕した
煮干しなのか削節かは見分けられ無いけど底にた
んまりと沈んでいます。ジャリジャリとしてさす
がに残しましたが、これが如何に濃厚な煮干しス
ープであるかを物語っていますね～(笑)

いや～、座銀さんのnigoriを頂いた時のような感
動は無いけれど、美味しい煮干しラーメンでした
ごちそうさま❗

《味の評価》
・スープ○
・麺◎
・チャーシュー○
・他の具◎

《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○

以上