お料理に加えて、食器やカトラリー、高い天井の空間で五感が満たされます♡ : Grand rocher

エルメスの食器やケースで楽しませてくれるフレンチと言えば、淀屋橋のGrand rocherさん。高い天井にオープンキッチンと空間も素敵ながら、フレンチなのに破格のお値段で頂けるコースで有名ですね。

今回はライブ感も味わえるオープンキッチンが目の前の特等席で堪能して参りました♫
驚くのはシェフやスタッフの方々がお若いのです！皆さんとても優しく、親近感もありながら丁寧で安心して楽しめました。

エルメスのショープレートから始まり、エルメスのティーカップで締められるコース内容。
和牛の生ハムや、今回のメインには19年ぶりに猟が解禁されたツキノワグマも頂き貴重な命も頂きました。そして、私の大好物の馬刺しまでとーーっても美味しいお料理となって出てきたのです♫

フランス産の特大トリュフをスライスしてくれるリゾットや、鱒と1年間熟成させてポテトに焦がしバターの香りがたまらなかったりと、五感がフル回転です★★★


♡コース内容♡
【3種類のアミューズ】
①タルト生地の上にあるのは、駿河湾の白魚、桜えび、そして間にはちょっぴり苦味を演出する春菊のピューレ。桜えびの香りと味わい、タルト生地のパリパリ食感が楽しめる一品。

②セミドライが並べられたお皿にあるのが、和牛忠源さんのA5和牛の生ハム「和牛ブレザオラ」。飲食店にしか卸しておらず、和牛の生ハムを作っているのは世界でこちらだけだそうですよ。なんて貴重なんでしょう。これをあんぽ柿とサクフワのパイ生地と合わせて一口で頂きます。もう美味しいが止まりません。
生ハムの塩味とあんぽ柿の酸のある甘みが余韻までも楽しませてくれます。思わず目を閉じて五感で堪能したくなります。セミドライも1つ食べてみましたが、これはお酒が欲しくなるマンボウ中には危ないやつです（笑）

③お魚のフリットは、マヨネーズでディップする青森のわかさぎです。セモリナ粉とケイジャンスパイスでフリット。軽やかで美味しい味わい。

【オードブル】
なんと、馬刺し料理が出てきました！これが紫蘇の香りと出汁の旨味との融合でとーっても美味しいのです♫春を先取りと言う意味合いを込めた桜肉に桜の塩漬け、昆布出汁を使った塩漬けしたゼリー。お花はクルトンに見立てたお花が可愛らしいですよね。

【サラダ】
一つ一つのお野菜の味が濃い味わいで生きています。ホタルイカ、2年熟成のイベリコ豚の生ハム、ホワイトアスパラ、フルーツトマトなどをグリーントマトのソースで頂きます。フルーツトマトも甘〜い。


【シーフード】
層になっているのは、昆布締めしたホタテと筍を春キャベツで巻いた、こちらも春を感じる一品。
お出汁の泡状のオイルの下には、わさびの香りが付いたグリーンのオイル。そして、泡の中に隠れているのがザワークラフト。
とろけるホタテの甘みとコリコリ食感の筍。はぁ美味しい♡

【オマールブルー】　
お次はヨーロッパのオマールブルー。国産のブラットオレンジとの融合です。
ブランデーとシェリービネガーの酸味のあるソースが山椒に似たペッパーの香りがして素敵♡
オマールのプリっとした食感と広がる旨味にオレンジとソース、そして山椒に似たペッパーの香りが鼻に抜けてエキゾチックな味わい。少し香ばしい香りもしてまた美味しいのです。

【リゾット】
エルメスのカレのケースの蓋を開けると、大きなトリュフが鎮座されております！フランス特大のトリュフだそうですよ♡こちらを目の前でパルメザンチーズのリゾットの上にスライスしてくれるライブ感溢れる一品。
もう香りがたまらなくてたまりません♫リゾットとの相性が最強すぎて、またもや美味しいの連呼です。おかわり下さい（笑）

【魚料理】
滋賀県産の鱒と1年間熟成させてポテト。
じゃがいもを1年間も熟成させたですって？？初めて聞きました。寝かせるだけなので、正直、手間暇はかかっていないそうですが、知識がないとできないことです。これぞ自分では作れない食べに来た価値がある一品ですよね。鱒が主役かポテトが主役か。変に調理せず、ただただシンプルに蒸して熟成の旨味を感じさせてくれます。ホクホク甘く、じゃがいもの偉大さを感じます。
鱒の焼き加減のミディアムレアで身のグラデーションが美しい♡
ソースはシードル、りんごのスパークリングワインを使ったソースにキャビアといくらまで散りばめられております。プチっと厚めの皮のいくらが良いアクセント。ソースもまた美味しいのです♡


【バター＆バケット】
バケットはヨーロッパを感じさせる小麦の優しい味わい。私好みの味わい♡スペインでもこんな感じのパンがあるんですよね♫外はカリカリすぎないハード・ソフト、中はしっかり詰まった感じだけどうんわりとしています。美味しい〜
これに焦がしバターのキャラメル香にナッティさも感じる濃厚さのバターを付けて食べると、もうたまりません〜♡濃厚ながらエアリー感もあって、たっぷり付けても全然重たくないのです。


【メインのお肉料理】
メインには、なんと19年ぶりに猟が解禁されたツキノワグマと近江牛です！すごーい！
見た目は1種類のお肉に見えますが、近江牛はフィレとサーロインの抱き合わせとツキノワグマのお肉で層を作られています。お肉の柔らかさはもちろん、じゅわりじゅわりとやってくる美味しいお肉の奥ゆかしさがたまりません！
そこに、クマと牛で取った出汁、黒にんにく、玉ねぎのソースが絡まって美味！

付け合せには、厳選したお豆と新玉ねぎのエスプーマ。こよお豆がシャッキシャキで緑の味も濃くてとっても美味しいくて感動。濃厚でクリーミーなエスプーマがお豆さんと絡んで美味しい〜。

【お口直し】
もち米、日本酒、酒粕、そして年に一度しか採れないフランス産の塩を使ったソルベ。小豆島のオリーブオイルと共に頂きます。
もう、私のどタイプな味で大好き♫ふんわり酒粕の感じにフランス産のミネラル感じる塩味に絡まるオリーブオイル。また美味しいの連発です。


【アイスクリーム】
みかんクリームとハイカカオアイスのオランジェット。パラパラと食感のアクセントにカカオニブが振りかけてあります。アマレットの良い香りも互換を刺激してくれます♫
みかんの酸味とカカオが持つ独特な酸味の相性で、大人の味がして、オランジェットはお酒とも美味しく頂けそうだなと妄想してみる。


【メインのデセール】
かわいい植物のクランチなアーチが添えられて出てきたのは、ベリー系のデザート。
下に並んでいる苺は、ストロベリーのコットンベリーと古都華（ことか）です。この苺たちが程よい酸味もありながら物凄く甘くて感動♫
ボール状のものは練乳のムースで、割ってみるとカシスのジャムが出て参りました。全てムースじゃない所が個人的に好き♡


【プティ・フール】
ラストは4種類のお茶菓子とハーブティーです。
①ベイクドチーズタルト
先端が白いフォークが美しくて好き。何の材質か聞いたのですが、ど忘れしてしまいました。。。
②ほおずきのチョコレートコーティング
これが食べてビックリ！甘いっ！美味しい！美味しい！一見、ホワイトチョコの甘さが勝ってしまうんではないかと思いながら食べてみたのですが、ホオズキの甘さが凄いのと、ホワイトチョコのコーティングが絶妙な薄さで、逆にホオズキの甘さを引き立ててくれていました。
三重県の「パイナっぽん」と言う品種でした。
③ボンボンショコラ
ハイカカオな大人のチョコレートながら優しい。
④黒糖のシガレット
食感も楽しめるガレットの中には、アカザンショウを加えたバタークリーム。


スパイスを駆使されていたり、五感を満足させてくれるコース内容は心身共に満たされました。
マンボウで暫く休業される前に来れて本当に良かったです。ごちそうさまでした。

淀屋橋駅から徒歩数分。
フレンチレストラン「Grandrocher」（グランロシェ）が4月にオープン。

高級高層マンションを連想させる大きな入口に乙女心はウキウキとします♪

大きな扉を開けると
キレイな女性オーナーさんが出迎えてくれ、テーブル席へ案内してくれます。
（一度オーナーさんとお会いしたことがあったのですが、嬉しいことに、私のことを覚えていてくれはったんです。素直に嬉しいです（＾＾））

白を基調とした店内のデザインは清潔感溢れますね。
壁は大理石調のストーンが使用されていて、とてもキレイでした。

着席すると、出迎えてくれるプレゼンテーションプレートは
楽しみにしていたエルメスのジャングルのデザイン。

素敵（＾＾）
エルメスのデザイナーさんは、本当に繊細でストーリー性のある絵画を描かれますよね。
うっとりします。

カトラリーもクリストフルで細部にまでデザインが施されていて、
お料理を頂く前から視覚で楽しませてくれます。

ご一緒した方が、ブランドにお詳しい方だったので、お子ちゃまな私も楽しめました。

泡で乾杯した後は、夢の世界のスタートです。
アミューズの器もとっても素敵（＾＾）

空豆のパイ包み
ロマネスコのムース　コンソメジュレ包み
の２品かと思ったら、
パカッと蓋を開けると！！

フォアグラのソフトクリームと海老ちゃんが出てきました。
いやん♪
こんな演出素敵やん。

前菜①合鴨のロースト（赤ワインとフォアグラのソース）
ガチョウのフォアグラのソテー

こちらもプレートが素敵です。

前菜なのにこのボリュームなのはすごい。
でも、後半のお腹具合が心配になったので、これ以降はポーション少な目でお願いしました。

バケットとバターのプレートもエルメスで繊細さに心も満たされます。

前菜②北海道生ウニのヤングコーンのババロア

この器もすっごく素敵！
サイドから見ると淵のデザインの繊細さがよりわかります。
プラチナの薄箔が職人技で貼りつけられており、
持ち手のガラスの部分にもデザインがあるんです。

生うにとヤングコーンのババロアを一口、お口へ運ぶと
あれ？
なんだかフレッシュな香りが抜けていく感じ。
メロンの風味（＾＾）
生うにの濃厚さとメロンのフレッシュな香りの組み合わせには驚きです。
ヤングコーンも素材の味を生かした美味しさがたまりません。
はぁ。美味しい。。。

前菜③山口県産アワビのステーキ

プレートに描かれるソースでのデザイン。
フレンチならではですよね。
これだからフレンチは止められません（＾＾）

バルサミコソース
キウイピューレ
フランボワーズピューレ
彩り豊です。

仕上げに白ワインとバターソース。
「和」のテイストです。
あわびの柔らかさ（＾＾）

前菜④伊勢海老・はまぐり・さよりのミルフィーユ仕立て

赤パプリカとアゼイユのピューレで彩られております。
マイクロトマトの可愛いこと（＾＾）

いくらものっていて、贅沢～♪
とっても美味しゅうございます。
こちらも「和」のテイストを取り込まれています。

愛媛県産あこう鯛のソテー
！！！
なんてフォトジェニックなの！
海辺の夜空に浮かぶお月様をイメージしたかのような盛り付け。

クレソンとサフランのソースに紫蘇のリゾットも添えられております。
美しすぎて食べるのが勿体なくなります。

お口直しのシャンパンのグラニテ

こちらもエルメスのプレート。
単調なデザインのようで、見入ってしまうカラーデザイン。
シンプルな中に奥行きのあるデザインは、さすがエルメス。

ガラスの蓋を開けるとピンクグレープフルーツがお目見え（＾＾）

黒毛和牛フィレ肉のポワレ

ポーション少な目でお願いしたので、本来はもう少し大きい固まりになります。

エストラゴンとケイパーのソース。
プレート、カトラリー共に素晴らしいです。

LaGuiole（ライヨール）のナイフの切れ味ったら♪
見たことのないブラックの全体ブラックのナイフでした。
とっても軽くて、素材は何だったかな。カーボン？？ど忘れ。

と言うか、そもそも、恰好よく、料理名を書いたりしてますが、
メモするか書いてもらわないと、わかりませんｗ
エストラゴンのソースとか。
エストラゴンって何？
って正直なってますｗ
少し大人の階段を上らせてもらっているだけで
セレブではないですしｗ
でも、美味しいものは大好き（＾＾）

夢のひと時も終盤。
デザートの時間です。

こちらもエルメスのプレート。
エルメスならではのオレンジに、私の大好きなスカイブルーを基調とし
チョウチョや植物が描かれています。
そこへ苺のムース
ガトーショコラ
ブルーベリーのロールケーキです。

これに合わせてティーカップも素敵なんです。

うっとりする～

最後にプティフール
最後の最後に、エルメスのカレ（スカーフ）の入れ物が
お茶菓子の容器となって出てきたのです！

（そもそも、カレを持っていないので、こんな入れ物に入っていること自体知らなかったんだけどｗ）

最初から
最後まで
ずっと夢の世界を演出してくれる素晴らしいレストランでした。
まさに、五感で頂くお料理でした。