絶対自分じゃ作れない（作らない）カレーです : ボタニカリー

裏サブロンに続いて、こちらも機会があったら行こうversion関西圏のお店の1つ。レビュー読んだりSNSチェックしていたら、わりと早目に売り切れ終了する様子。この日もあまり体調が良くないため、ぎりぎりまでホテルでだらだらしてから12時過ぎに出かける。

天気は小雨が降ったり止んだり。ちょうどお昼休み時に当たるから、人が多そうだと覚悟を決める。レビューによると、どうやらお店に行って整理券をもらってから、指定された時間に再度並ぶって感じ。今日も時間的な制約はないから、待つのを覚悟。お店に向かっていると、昼休みで解放されたビジネスマンの皆さんがわらわらと一帯の飲食店前に列を作っている。そして到着。12時15分頃だった。

店の入っているビルの入り口外に看板。その横では、お昼時だからだろう別のお店が弁当を売っている。ビルの入り口を入り奥に進むと、5人ほどの列が見える。一番後ろに並んでいると、お店からスタッフさんが出てきて、前の二人連れに整理券を渡す。自分の番になり、12時半の7番目なので12時40分ごろになりますが、どうされますか？ここで待っていてもいいし、順番が回ってくる頃に戻って来てもよいとのことなので、近くのPAINDUCEに行こうと外に出る。

パンを買って（れんこんぶつ切りがどかんと乗ったタルティーヌ（？）がうまかった）、周辺をうろうろした後12時40分ピッタリ位に戻ると、店内から外をのぞいたスタッフさんにすぐに中に入る様に案内される。もちろん整理券配布状態なので、ほぼ席は埋まっている。店内は、こぢんまりしたスペース。テーブル席が3つだか4つだか、カウンター席が6席ぐらい？（これを書いたのが1ヵ月後ぐらいで、よく覚えていない。）右2席空いているカウンター席の左側に座るように指示される。足元には荷物入れがあり、荷物が少々あっても安心。

ボタニカリーの12時からのみ数量限定のビーフに玉子ピクルストッピング追加で注文。辛さを聞かれて、よくわからんので1辛でお願いする。ご飯の量も尋ねられるが（通常量は200gとおっしゃっていた気がする）これまたよくわからんので普通量でお願いする。カウンター席前では、女性と男性のシェフ（といやいいのか？）がせわしなくカレー作成中。カウンター前には、さまざまなトッピングの入った容器が何種類も置かれていて、二人がてんでにテンポよくカレーに盛り付けている。また、お客さんが会計を済ませて出ていくたびに、気持ちの良い声掛けで見送られる。とても感じの良い印象。

10分強で、ビーフ＋玉子ピクルス1辛ときちんと注文を確認してからお皿を渡される。少しずつ崩しながら食べてくださいと食べ方指南も。正直、カレーは自分で作るものと思っている自分なので、カレーに980円（トッピングや辛さ増しで＋α）は高いと思っていたが、出てきたのを見て納得。カレーソースの上に丸く鎮座したご飯の上には、これでもかというぐらいの種類の具材が載せられている。驚愕！！ド派手な様相。まずは、カレーソースを味見。まじりあったさまざまなスパイスの香りが鼻から抜ける。生姜風味も感じた気がするが体調悪いし定かではない。ご飯はあまり特徴は感じない普通タイプ。（ロンググレインではない）トッピングをひとつずつ食べてみる。ひき肉（キーマ）、にんじんのナムルっぽいの、れんこん（あげたもの？）、ポテト、ブロッコリー、キュウリ、豆腐、（どれかがおかか和えっぽいのになっていた）、水菜、ベルペッパー、トマト、ニンジンとダイコンのピクルス、キャベツ（？）、青菜（？）、ビーツ（？）、玉ねぎ、カボチャ、そしてワカメまで。（ああ、時間たって書いているのでかなり忘れている・・・当時はしっかり確認したのに写真見ても思い出せない。）とても日本の食材が多用されている。1品1品、手をかけて丁寧に味付け・調理してあり、完成されている。一つ一つ食べてもおいしい。何にでも合うというカレーというものの特徴のせいもあるだろうが、このトッピング、どれもとてもカレーソースに合う。この味のバランスは、中々真似できないと思う。隣の女の子二人組も、「おいしー」とわいわい言いつつ楽しんでいる。すいすい食べて、あっという間に完食してしまった。お会計をしていると、きちんと厨房のふたりがお声をかけてくださり、店を出るときはありがとうございました、またお待ちしております（的なこと）の気持ちの良い挨拶で送り出されました。

何やら今流行りのオサレ系カレー屋かと思っていたが、これは人気出るはずだ。一つ一つ手間暇かけて、毎日これだけの種類を作るのはほんとに大変だろうし、これだと大量生産なんか絶対無理だ。不調押して食べに行って本当によかった。絶対おすすめです。おそらく平日は、そこまで構えなくても時間に余裕があれば売り切れなければありつけると思われます。ま、野菜嫌いの人には絶対おすすめしませんが。（いや、結構これなら美味しくて食べちゃうかもしれないかも。）ちなみに、お店のTwitterによると、この日は天気が悪いにもかかわらず14時10分までには完売した様子。臨時休業等も含め、まめにTwitterで発信してくださっているので、訪問前に軽くチェックされるといいかと。また是非行きたいです。

しかし、今回、接客って大事だなとひしひし感じました。職人だ、こびはうらねー、とかかたくななのも好きですが、やはり初めての客には、ある程度の心遣いと声掛けが安心して入店し食べることが出来る環境を作る。自分の好きなお店、どかもりラーメンからオサレ系カフェまでありますが、再訪する（したい）ところはスタッフの対応が柔らかい。過剰なサービスは逆に苦手ですが、お店はやはり人が作っていると改めて確認しました。