魚や食材を知る大将の革新的で伝統的な江戸前鮨や和食が楽しめる : 梅田 鮨 個室 みや川

母と大阪で寺へお参りに行った帰りに鮨や和食が食べたいという母のリクエストがあり、気になっていたお店へ行ってきました。

鮨みや川　東梅田

お初天神付近にあり、阪急・阪神・地下鉄御堂筋線梅田駅、地下鉄谷町線東梅田、JR大阪駅・北新地駅から歩いて行くことができる便利な場所にあります。
銀座、赤坂、麻布十番など東京都内でも屈指の名店で修業を重ねた職人が握る江戸前鮨と
和食が楽しめる店として、東京にある鮨みや川は私が東京に住んでいた頃に話題になっていました。

昨年11月に大阪、お初天神の近くにOPEN。

今回は鮨と料理のコース

上おまかせ握りコース　13,000円
をお願いしました。

＊ビール

瓶ビール　800円
アサヒ・キリン・サントリーがあります。
私はサントリー　プレミアムモルツ（小瓶）にしました。
 
母はソフトドリンク。
＊ソフトドリンク（ノンアルコール）

 
アランミリア　ボトル　2,200円

「果実の美味しさを味わう悦びを」がコンセプトの最高級のぶどうジュース。
ソーヴィニヨン・ブラン種　白　グレープジュース
フランス・ガイヤック産のソーヴィニヨン・ブランが使われています。
甘味と酸味のバランスがとても良く、ぶどうの旨味がぎゅーっと詰まっています。
魚介類と相性の合うソフトドリンクで、母も寿司や料理と一緒に楽しんでいました。

■料理１：前菜

盛り合わせ。
左から、若竹煮、セリと鶏のごまびたし、あさりしぐれ煮、ふきみそ漬け、白身魚の松風

若竹煮はたけのこの瑞々しさとわかめの良さが感じられました。

セリと鶏のごまびたしは食感と風味が絶妙。
 
母はあさりのしぐれ煮を１口食べて、あさりの旨味がしっかりしていると喜んでいました。

■料理２：ホタテ・春キャベツの葉がさね

梅肉と味噌を合わせたソースが味のアクセントになっています。

キャベツの甘味、ホタテの旨味を生かすソースでした。

■料理３：富山県産ホタルイカ醤油焼き

土佐醤油で焼かれたシンプルな串焼き。
ホタルイカの旨味が噛み締めるたびに口の中で広がります。

◆ガリ　２種類。
 
 
角切りとスライス。
やや甘めですが、クセになる味。

＊日本酒：田中六五（たなかろくじゅうご）　2,500円（１合）

大将と話をしていて、大将が長崎出身で福岡と宮崎に住まれていたことがあるとお聞きしました。
私自身も福岡に4年半住んでいる等九州には縁があるので、九州の日本酒でおすすめがあるかどうかをお聞きしました。

福岡県糸島産山田錦の純米酒　田中六五　をすすめてくださいました。
 
日本全国でも残すところ数台しか存在しないとされている貴重なハネ木搾りにより造られた純米酒。
爽やかさと余韻のバランスが良い純米酒。甘ったるくなくてスッキリしています。この後に出てくる鮨との相性が抜群でした。

日本酒はメニューに書いてある以外にも色々とあるとお聞きしました。
好みを大将に伝えると、料理などとの相性も考えたものを薦めてくださいます。

◆鮨１：あおりいか

細く切られている、あおりいか。塩とすだちで味わいます。
ねっとりとした甘さのある、あおりいかとすだちの風味が交互に楽しめました。

◆鮨２：とつかあじ

淡路島のとつかあじ。大きいアジ。

最近食べたアジの中で、脂がのってて鮮度がよく噛み締めるたびに幸せスイッチ入ります。
大葉とネギのペーストと生姜汁がアジの旨味とマッチしています。

◆鮨３：真鯛

和歌山の真鯛は昆布じめ。３日間寝かせているので、ねっとりとした食感。

◆鮨４：さくらます

藁で炙って漬けにしています。ふわっとしたとろける味。
脂身が絶妙。

■料理４：焼物

鯛の酒盗焼
うどの伽羅煮
ふっくらと焼かれた酒盗焼の鯛、鯛の旨味が引き出されていました。

■料理５：桜えびの茶碗蒸し

桜えびをミキサーにかけ、茶碗蒸し。

丸ごと桜えび、深みのある味わいの茶碗蒸し。
発想が素晴らしい茶碗蒸し、春を感じる一品でした。

＊日高見　辛口　本醸造　900円（１合）

本醸造、あまり飲まないのですが、日高見の本醸造は大好き。
香りがよくて、キレのある味。
魚介と本当によく合うのであれば飲む日本酒の一つです。
 
◆鮨５：マグロ漬け

濃厚なマグロ。赤身の旨味がぎゅっと詰まっています。

◆鮨６：マグロトロ

こちらはサク漬け。
 
マグロのトロのブロックをお湯を通し、表面を炙りつけ汁に漬けるとお聞きしました。
表面のみに漬け汁がつくように工夫されています。
トロの濃厚さだけでなく、サクづけすることにより、トロが引き締まってて濃厚。

◆鮨７：金目鯛炙り

千葉県勝浦の金目鯛、目の前で炙っています。
炙りたての金目鯛、旨味がすごい。

◆鮨８：イシダイ
弾力があり、風味が良い宮崎県のイシダイを昆布締めで楽しめました。

◆鮨９：ほっき貝

38度から40度で低温調理された北海道のほっき貝。
甘味と旨味が感じられるほっき貝は水っぽくないのが素晴らしい。

◆鮨10：バフンウニ

根室のバフンウニ。力強い味のウニは存在感があり、味にメリハリがあります。
母曰く、「元気が出る鮨」
母からこの言葉を聞いて、まさにその通り！と思った鮨でした。

◆鮨11：車海老

大分県の車海老。
目の前で殻をむき、焼いて握られた車海老。海老の旨味がぎっしり詰まってます。

◆鮨12：穴子

削った柚子が味のアクセント。焼きたての穴子です。
とてもふっくらしていますが、ふっくらの中にも弾力も感じられる絶妙な食感の穴子。
人肌ぐらいの温かい酢飯で穴子と一緒に味わうと、口の中でとろける旨さが感じられます。

■料理６：汁物

あさりの出汁だけの赤だし。
あさりのしぐれ煮を作ったときのあさりの出汁を使っているとお聞きしました。
赤だしとあさりのだしだけでこんなに美味しい汁物ができるとは。
赤だしは私も母も自発的にはあまり飲まないのですが、鮨みや川の赤だしはまさに滋味深かったです。

◆鮨13：手巻き

煮穴子などが入っています。
海苔の旨味も感じられる手巻きでした。

■料理７：玉子焼き

甘めのスイーツっぽい玉子焼き。
スライスしたナッツパウダーがトッピングされています。

■季節の甘味：桜餅

お店で手作りの桜餅は、自然な甘味で桜の香りがとても良い。

和菓子好きな母がとても喜んでいました。

伝統的な江戸前鮨と合わせて、熟成や低温調理など新旧幅広いの調理法で作られる料理の数々をコース仕立てで楽しめました。
魚介類の良さを知り尽くした大将が握る鮨や料理、私も母もファンになりました。
ランチのコースもあるので母も友人と足を運びたいと言っていました。
幅広い年代の方に好まれる鮨のコースでした。