百年越えの古民家でしっとり大人天ぷら♡ : 天麩羅　吉祥

幼なじみの女性3人組で、佶祥さんへ行って来ました！

知る人ぞ知る紹介制の天ぷら店です。

私は、このお店の存在は、全く知らず、友達が、M三郎さんのMのディナーを見て、行きたい‼︎ と熱望。
恒例のプチ同窓会の時に行きたいけどM三郎さんになんとか紹介してもらえないかと。
んじゃ、連絡取ってみるね。と話していた翌日に西天満のお蕎麦屋さんで、なんとMさんに遭遇‼︎
エラい偶然が起こり、おかげさまで念願叶いました〜♡

場所は、中崎町から歩いて4〜5分の路地中にひっそりと佇んでおりました。
古い3軒長屋の真ん中で、粋な橙色の暖簾をくぐると小さな小上がり。
若いイケメン君が、笑顔で迎えてくださりました。

ガラスの引き戸を開けると左手にお座敷カウンター。
奥には、箱庭があって、京都の町家のよう。
小さな池もあって、真っ赤な金魚が泳いでました♡

お座敷カウンター7席のみの超贅沢空間‼︎
手前の3席を使わせていただきました。
なんだか胸が踊ります〜♬

こちらは、天ぷらの12000円のコースのみ。

まずは、生ビールをいただきました。
これがなんと富士山グラス♡
お山の形のグラスでビールの泡が富士山の山頂の雪のようです！
いきなりテンション上がった〜♬
プハ〜♬ よく冷えて、うんま〜♬

さて、お料理の始まり始まり〜！

鱈の白子の豆乳茶碗蒸し

車海老

山形県産 たらの芽

日本海産 のどぐろ ジュレ出汁

熊本県産 フルーツ人参

ヨコワのお造り

アオリ烏賊
青森県産 白雲丹
北海道産 塩水雲丹

秋田県産 こごみ

天使の海老

福島県産 ふきのとう

長崎県産 ベニテグリ

蟹しんじょの酒粕仕立て

芽キャベツとあん肝

米沢牛 イチボ

蓮根饅頭

甘鯛

のどぐろの骨汁

博多産 蕾菜

フグの白子 柚子の泡

マグロの漬け

安納芋
ヘネシーと砂糖

ワカメ蕎麦
鯛出汁

黒糖のわらび餅

珠玉の25品♡

最初の茶碗蒸しから凄い！
トロトロの白子が、出汁と豆乳が合わさって、ふんわり優しい味わい。

手前に置かれた小皿は、久谷焼き。
江戸時代のアンティークな物と現代の物。
アンティークとは思えぬ鮮やかさです。

天ぷらのスターターは、車海老♡
衣がサクサク♪
天ぷら油は、３種類のブレンドだそうですが、とても淡泊で清らか。
上品で食材を引き立たせる感じが良いですね〜！

塩は、4種類。
フランスの塩
三田の炭塩
モンゴルの塩
長崎の塩

たらの芽、春の訪れを感じますね〜♬

のどぐろは、なんと出汁をジュレにして、食花のトッピング♡
なんて可愛いんでしょう♡♡

フルーツ人参って、初めて！
フルーツトマトなら知ってるけど…。
みずみずしくて甘みがあって、人参嫌いの私でも美味しく食べれました。

続いては、何やら不思議なガラスボウルが登場！
お皿の上に乗ったガラスボウルの中で白い煙りがモクモクと〜！(◎_◎;)
そっと蓋を開けるとホワ〜ッと雲が広がって、現れたのは、なんとヨコワのお造りでした‼︎
これ、すんごいパフォーマンス♡
テンション上がりました〜♬
しかもただのお造りじゃなく、桜のチップで、軽く燻してありました。
盛り方も上積みして立体的で斬新。
泡醤油と山葵でいただきました。
香ばしくて、旨味が凝縮されて、うんま〜♬

続いては、またフォトジェニックな一品が登場！
アオリイカを大葉で挟んで揚げた天ぷらの上には、2種の雲丹。
青森の白雲丹と北海道産の塩水雲丹の食べ比べです。
塩水雲丹には山葵が乗ってました。
青森県大間と言えば、鮪が有名ですが、実は、この白雲丹も評価が高いようです。
ミョウバンを使ってないので、クセが無く、とてもまろやか〜♡
明治時代の小皿も引き立ってますね〜！

天ぷらも春を感じる山菜と魚介が交互に出てきて、季節感たっぷり。

天使の海老は、頭まで柔らかく、身は大葉に包んで。
優しい味です。

長崎産ベニテグリは、赤ゴチとも言われるそうです。
見た目は、グロい感じの魚ですが、淡白な白身で、天ぷらに合いますね。

ここで小休止の椀物。
蟹しんじょの酒粕仕立て。
寒い日にあったまります。
この時には既に日本酒にスイッチしてたからお酒も小休止。
なんだかホッとします。

そろそろ、残り数品で終わりかと思ったらココからが、すんごい逸品のオンパレード‼︎

芽キャベツには、たっぷりのあん肝がドカッと乗ってくるし、な、なんと店主が、大きな牛肉の塊肉を持って登場！
今からこれを揚げますと！(◎_◎;)
米沢牛のイチボって、関西では、なかなかお目にかかれないし、A5の中でもB.M.S.が、12番って、最高クラス‼︎
B.M.S.って、ビーフマーブリングスタンダードって言って、霜降り度合いの格付けなんですが、最高クラスの12番と言えば、チャンピオン牛ですよ。
これは、すんばらしい(๑>◡<๑)
レアレアで揚げた物をカットして、マスタード、山葵の2種類で、いただきました。
悶絶するほど柔らかくてジューシー♡
想像していた脂っこさは、全く無く、上品な甘みさえ感じたほど。
うんま〜♬うんま〜♬うんま〜♬
たまら〜ん♡♡♡
これはもう本当に美味しすぎて、参りました‼︎

この後も甘鯛、のどぐろの骨汁、天然フグの白子、鮪の漬け等、もう高級食材が目白押し。

安納芋には、砂糖となんとヘネシーを掛けていただくというセレブさ！(◎_◎;)
ビックリしたけど香りが良くて、甘みが増し増し(๑>◡<๑)

〆の蕎麦は、鳴門のワカメを練り込んだもの。
鯛のお出汁でいただきました。
品の良い磯の香りが、これまたウマウマ〜♡

デザートの黒糖のわらび餅までちゃんと手作り。
濃くてまったり。
しっかりとした食感が良いですね〜♬

すんごい品数でしたが、美味しくて美味しくて、みんなお腹に入りました(^.^)

どれもこれもこだわりの食材を仕入れておられ、一品一品、とても丁寧な仕込み、作り込みをされていて、クオリティの高さに感服しました。

それでいて、腰が低く、おもてなしの心に癒されます。

こういうお店は、ありそうで、なかなか無いんですよね。
北新地や社用族の街ではない中崎町の路地中の町家ってロケーションも渋いです。

おトイレは、2階でしたが、この階段といい、2階のスペースといい、とっても良い感じ！
ただ、酔ってる方は、階段を下りる時は、要注意！(◎_◎;)

途中から来られたお客様がまだおられるのに、帰りは、お二人揃って、ご挨拶いただきました。
玄関の暖簾は、海老蔵さんから贈られたものだとか。
凄いなぁ〜！
振り返ると路地を曲がる所まで2人並んで見送ってくださっていて、最後まで気持ち良くもてなしていただき、感激しました。

本当に心の底から大満足。
また必ず行きたいお店に間違いありません。

次回は、暖かい季節にでも。

ごちそうさまでした（╹◡╹）♡