肥後橋の後―素敵なラインナップの日本酒を小粋な鶏料理で。 : カッシーワ 茶屋町店

肥後橋の美味しいビストロランチでワインを1本空け、小粋な日本酒のお店で日本酒を呑んだ後、日本酒に付き合わせる代わりに自分がスイーツを食べるという無謀な約束をしたために友人の女子2人に近辺のカフェに連れて行かれ、クレーム・ドゥ・ブリュレをなんとか完食したわたくし・・(酔っ払っていて感想が「甘い」だけになってしまったので、お店に失礼のないようスイーツレビューは自粛です・・・実に残念！・・・笑)。

日本酒後にスイーツという変な組み合わせをぐっと我慢できたのも、このあと、浪花の天才妄想レビュアーさんが詳しくレビューされていたお店で、鶏をつまみながら呑もうという素敵な計画があったから。。。

場所はビストロに行く前に天才妄想レビュアーさんにメールで確認済。かっぱ横丁の2階ということでした。

そしてこの日は土曜日。ビストロでランチを楽しんでいる最中に、すでに、ワインを1本空け、上機嫌のわたしのガラケーに前日にお馬ちゃん頑張るとおっしゃっていた八尾の酔いどれ酩酊王様からメールで、予想は見事はずれたと報告が・・・(笑)。

そう、酔っ払っらいのところに、一緒に呑んでくれそうな人物からメールです。。。(笑)
そしてなんとも気の毒なことに・・・8時頃から予定があるとおっしゃっているのにもかかわらず、もし今暇なら一緒に梅田で日本酒を呑んでほしい、と酔っ払いの頭でしつこく説得をし始めたのです(笑)。こういうときの、酔っ払いのパワーは凄いですネ。やりとりの途中で「だいぶ飲んでる感じやね―ん」と、酩酊王様。心優しい方なので、だんだん心配になってこられたのでしょう、急遽来てくださることに。やったー！！！やっと気兼ねなくがんがん呑めるうえに、この方が一緒だと迷わずお店にいける。そして何より、日本酒の勉強ができる！！！一人呑みの予定が、突然、日本酒の師匠が来てご一緒してくださるなんて、なんという幸運でしょうか(笑)。

やっと肥後橋を離れて4時過ぎに大阪駅で待ち合わせ、梅田に出て開店時間の5時まで、近くの居酒屋で酩酊王様がビール、私が焼酎をさらっとひっかけて時間を潰し、いざカッシーワに。

まだオープンして2か月ほどのこちらのお店、白木のカウンターも清潔感があり、お祝いの品についていたであろう熨斗などがまだ飾ってあります。

まずこのお店を選んだ一番の理由というのが、
日本酒のラインナップが
而今　　三重の特別純米(日本酒度：±０～＋1 酸度：1.7)
亜麻猫　秋田の特別純米
和田来　山形の純米大吟醸
黒龍　　福井の純米吟醸　(日本酒度：＋3.5 酸度：1.3)
宝剣　　広島 の限定超辛口
で、これが全て４８０円という価格でワイングラスで提供されており、芋焼酎も私の大好きな佐藤の芋が680円、天使の誘惑900円など、なかなか呑めないものが非常にお得感を感じる価格で揃っていることだったのですが、ワインなども種類が多く、他にも、いろいろな面白いドリンクが揃っているようです。その上、天才妄想レビュアーさんのアップされていた料理の写真も実においしそうだったんです。

料理はまず突き出しから
野菜の炊き合わせのようなものでしょうか。
注文したものは以下の5品。
白子(鶏)　250円：写真ではサイズが大きく見えますが、かなり小ぶりです。珍味と言える部位ですね。食感は鱈などの白子と変わらず、味はあっさり目。ポン酢と黒七味がかかっています。なかなか日本酒に合います。
笹身白焼き　250円：身がしっとりしています。固く焼き過ぎた笹身と違いパサパサ感はゼロ。上にホースラディッシュのおろしたものが乗っていて大人の味わい。
肝レア焼き　200円(?)：ネギがたっぷりのっていて、肝に臭みはありません。レアな焼き加減で炙った肝と言うことですが、日本酒のアテとしたら、白子と同様ナイスなチョイスでした。
ぼんじり　160円：この部位好きなんです。噛みしめるとしみ出す脂の味が香ばしくて・・・これにエスカルゴバター(?)がかかっていていい仕事してます。旨い！
フォアグラの西京味噌焼き　850円：これは興味本位で注文したのですが、大正解。フレンチではない和のフォアグラとして、西京味噌にフォアグラの味がばっちり合っています。これはかなりお気に入り。

呑んだのはもちろん日本酒。
酩酊王様は黒龍、わたしは而今で、かんぱ～い！←これがここから2時間、黒龍→而今→黒龍→而今と何杯呑んだんだろう・・・というくらい続きます(笑)。このときの酩酊王様の呑む速度は尋常じゃないほど早かったですネ。森高で物凄い速度で日本酒を呑まれていた記憶が蘇ります。日本酒がグラスに3分の１くらいになると、次の日本酒を注文しないと間に合わないほどに・・・(笑)。

いや～短時間で本当に呑みましたね～。傍から見ると飲兵衛二人が集まると、どんな呑み方になるかという状態を見事に体現していたのかも・・・(笑)

場所柄、電車の音などが聞こえるのですが、なかなか居心地がよいお店でした。焼き鳥一つをとっても洋と和の組み合わせなどで、洒落たアテとなっているあたり、日本酒でもワインでも、そしてときどき焼酎等をはさんでもじっくりと呑めそうな味に仕上がっているのがステキなポイントですね。なにより、素材が新鮮でレア目に焼いたものが本当に美味しかったですネ。

そして7時過ぎとなり、酩酊王様はもともと予定されていた呑み会へ行くために、八尾へと風のように帰っていかれたのです。実にお酒が強い！本当に急な誘いにも関わらず、八尾から駆けつけて下さってありがとうございました。

そしてお忙しい中、このお店の場所をちゃんとメールで説明してくださった天才妄想レビュアーさんにも感謝です。

さてさて、時間はまだ7時半。酩酊王様を駅の改札までお送りし、お礼を言った後、わたしは一体どうしたでしょう？

つづく