鉄板 阪本 梅田茶屋町店【雅コース】大阪市北区芝田 : 鉄板 阪本

　阪急梅田駅や地下鉄中津駅から歩いて約6分、JR大阪駅や阪急中津駅からでも約8分。

　地下1階から地上3階には、“食べる”“飲む”“遊ぶ”をコンセプトにしたD.D.HOUSEが、地上7階から17階には新阪急ホテルアネックスが営業している北野阪急ビルは、1985(昭和60)年6月の竣工だそうです。

　D.D.HOUSE…20歳の時に出来たこのスポットの響きを、若い頃はとてもオシャレに感じたもので、食事にもよく訪れたそのビルのスグ北側に、上質な鉄板焼きをウリにする【鉄板 阪本 梅田茶屋町店】があります。

　ビルの一階フロアを占める店内は、ライブ感を楽しめるカウンターが12席、それに3卓の6人テーブルがゆったりと配置されていました。

　コース料理がメインのようですが、アラカルトも色々と用意されているので、お一人さまのサク飲み使いにも良さげですよ。

　いつもなら命の水…といきたいところを、シャンパーニュなどとチョット気取ってみました…(笑)


　ボーモン・デ・クレイエール グランド・レゼルヴ ブリュット　9,800円(税別)

　すごくキメ細やかな泡立ち。

　フルーティーな香りとフレッシュな柑橘系の風味が、とても優雅な気持ちにさせてくれますね。

　いただきます。

　まだメニューには載っていないのですが、シェフが考案したという新しいコースでお願いしました。

　13,000円からになっているのは、選べる焼き魚介の伊勢エビorアワビが、その日の仕入れによる時価になっているからだそうです。


　雅コース　13,000円(税別)～


　まずは前菜が運ばれてきました。


　本日の前菜3品


　宮崎牛サーロインのたたき

　キレイなサシが入ったサーロインを、たたきで食べられるなんて、スタートから何とも贅沢な気分にさせてくれますね。

　口に入れただけで舌の上で溶けだす脂は、サラッと濁りがなく上質でメチャクチャ甘いんです。

　散りばめられた岩塩がまた、肉の甘さを存分に引き出して旨すぎますよ。


　ハンガリー産鴨胸肉の生ハムとパルマ産の生ハム

　ハンガリーの鴨と言えば、フォアグラを取るために飼育されるマグレ・ド・カナールが有名ですけど…

　それなのかどうかは訊き忘れましたが、シッカリ脂がのっていて旨みの濃い鴨肉です。

　パルマ産の生ハム…いわゆるプロシュット・ディ・パルマは、抑えめの塩っけと芳醇な香りが美味しい。


　ここで命の水。


　ヒューガルデン ホワイト　900円(税別)

　世界のビールフェアというのを期間限定でやってたので、その中からベルギーのビールを…

　ベルギーのブリュッセルの東にあるヒューガルデン村で生まれたホワイトビール。

　コリアンダーやオレンジピールが加えられていて、苦味は少ないですけどほんのりスパイシーで爽やかな飲み口になっています。


　次は御野菜…って、これがサラダ？


　生雲丹とイクラの御刺身サラダ

　刺身の方が多いぐらいで、どっちがメインなのか分からないです…(*´▽｀*)

　ウニやイクラの他に、海老にタイに貝柱にハマチにと、かなり盛りだくさんな内容。

　しかもどれも新鮮で身がシッカリしてて美味しい。


　モレッティ　750円(税別)

　イタリアで最も古い歴史を持つビールメーカーのひとつ、モレッティ社が造るラガービール。

　軽快な飲み口は合わせる料理を選ばない、オールラウンダーで飲みやすいビールになっています。

　お次は選べる焼魚介。

　本来のコースではどちらか一品のところを、選べなかったのでどちらも提供してもらいました…(≧▽≦)


　活伊勢エビと活アワビのグリル

　頬ばると磯の香りがフワッと鼻に抜け、歯を弾き返しそうなほどプリップリな身を噛みしめると、濃厚な甘さと香ばしさが口の中いっぱいに広がって、これはもう幸せとしか言いようがないほどの美味しさです。

　大きくて立派なアワビは、スッと切れるほど柔らかいのに、ムニムニと適度な弾力もあって、その歯ごたえはどこか官能的でもありますね。

　ほろ苦い肝と一緒に食べると、アワビの持っている旨みの他に、甘さであったり苦味であったり香ばしさであったり、様々な味わいが渾然一体となって舌と脳を刺激してきます。

　こんなに旨いアワビはそうそう食べられるもんじゃないと思いました～♪


　すず音(ボトル)　1,580円(税別)

　宮城県大崎市にある株式会社 一ノ蔵の発泡清酒。

　グラスに注ぐと立ちのぼる繊細な泡が、まるで鈴の音を奏でているように見えることから、すず音とネーミングされたんですって。

　柔らかな甘酸っぱさでいくらでもグイグイいけそうですがが、アルコール度数が5度と、日本酒にしては低いので安心です…(笑)


　上州牛のシャトーブリアン

　利根川の清流と上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)に囲まれた、群馬の豊かな自然に育まれた上州牛は、和牛とホルスタイン種との間に生まれた交雑種で、その肉質は和牛トップレベルと言われていますね。

　19世紀頃のフランスの作家であり政治家でもある、フランソワ・シャトーブリアンが好んで食べたことに由来するシャトーブリアン。

　牛の股関節内側の大腰筋…いわゆるフィレ肉として知られている部位の中でも、さらに柔らかい中心部分の肉で、1頭の牛から約600gしか取れない希少部位のため、幻の部位と呼ばれているそうです。

　脂肪がロースの半分ほどしかないのに、歯が要らないぐらい柔らかくて、まるでとろけるような味わいは、さすがに最高級と呼ばれている肉だけのことはあります。

　肉の旨みが濃いので、塩かワサビで食べるのが美味しかったです。


　黒龍 純米吟醸　1,200円(税別)

　福井県吉田郡の黒龍酒造の純米吟醸酒。

　福井県大野地区で収穫される酒造好適米「五百万石」で醸造され、フルーティーな香りと軽快でサッパリした口当たりの良い酒です。


　阪本特製ガーリックピラフ
　赤出汁とお漬物

　ふわふわパラパラに炒められていて、味付けはくどくなくアッサリだが、ニンニクがシッカリと効いていて美味しい。

　赤出汁には魚のアラ…と言うか、ちゃんとした身も入っていて、奥深い味わいになっていました。


　自家製ティラミス

　マスカルポーネのコクとココアが、口の中で混ざりあって旨いです。

　ピスタチオのジェラート

　ナッツの女王と言われる高級品、ピスタチオを使ったアイスは、ナッツの風味が濃厚で、とてもリッチな気分にさせてくれますね。


　オリジナルブレンドCoffee

　コースの最後にはオリジナルブレンドCoffeeか、オーガニックダージリンTeaがいただけるとのことで、コーヒーをお願いしました。

　次から次へと出てくる料理のあまりの美味しさに、コーヒーもニッコリとほほ笑んでいるみたい…( ◠‿◠ )


　時価を含む値段が値段なだけに、おいそれと食べられるコースではないですけど、他にリーズナブルなコースも用意されているので、この日も若いアヴェックがデートで利用したりしていました。

　アラカルトも色々あるので、オシャレに飲めるお店として覚えておくのも良いかもですね…(^_-)-☆

　ごちそうさまでした。