頑固かと思いきや細かい気遣いと素晴らしい対応力の大将はゴイスーです！ : 鮨 のぐち

この日は大阪の本町辺りに用があって出かけたので久々にミナミで飲み食いしようかと
思ったのですが、「やっぱお寿司が食べたいなぁ～！」と思い始めるともう他の物では
代替が効かなくなる食いしん坊ならぬ喰いしん親父りなおパパっした。

しかし、お寿司となれば有名店は飛込ではほぼ無理、2回転目でも入れる可能性が薄いので
フラれてもフラれても次にアタックできるのはやはり”新地”しかないなと北新地に向かう
おっさんでした。

そして、梅田で降りて食べログで以前から行きたかった名店に片っ端から電話を掛けよう
としてたら2軒目でOKが出たのがココ、”のぐち”さんでした。

「おおっ！今日もやっぱ引きが強いわぁ～♪」と北の新地にグランメゾンが如く一軒家の
お寿司屋さんを構える名店に突入成功しましたぁ～～！
（いや、当日はホントにハイテンションだったっす。^^）

前で写真撮ってたらダンディーな叔父さんがおっさんの方を”何しとんねん？”って感じで
チラッと見ながら先に入店されました。
なので、チョイ恥ずかしかったのと連れの方に間違えられてもなぁ～。と周囲を一回り
して5分ほどずらして入りました。

入って見ると如何にも頑固そうな大将が迎えてくれましたが、この大将、実際には一見さん
や若いカップル、たどたどしい日本語を話す旅行者にもすごくそれぞれ気を使ってくれる
素晴らしい対応力の方でした。

さて、カウンターど真ん中に座らせていただくと右隣は常連さんらしき”会長”さんと先ほど
おっさんの前に入られた方が座っておられ、新地の寿司屋さんの中ではかなり多様な客層の
お店じゃないかなって思ったです。

でもって、大将が「どうさせてもらいましょうか?」って聞いてくれたので「つまみと握り
お任せで・・・・。握り少な目でお願いできますか？」と一見にもかかわらず我儘言って
みると全く嫌な顔などせず「はい、わかりました。」と言ってくれました。
（ちょっとこの日は食欲無くて、お店に入る前に食べログの口コミでこう言うお願いして
おられる口コミ見たのでマネしちゃいました。^^;）そして生の小さいのを頼むおっさん
でした。

途中で地酒に変える際に「お酒もお任せしていいですか？」と言うと「分かりました、お酒
はどんな感じのがいいですか？」と聞いてくれたので「辛口の中心でお願いします。」と答え
ながら他のお客さんへの素晴らしい対応力を見る前にもうすでに”親切ないい大将だなあ～。”
と思い始めとったです。では、以下に戴いたものなどを

・取り生　：　小さいの、銘柄不明
　くぅ～。ヤッパ日本の生は旨いなっぁ～♪

・突き出し　：　和風テリーヌみたいなのの餡かけ
　何だったかよく分からんかったですが”がんも”の中身みたいなのに出汁のきいた餡をかけて
　出てきました。柚子の香りが良かったですね。

・つまみ１　：　ひらめ・くえ・たい・〆鯖
　合わせて醤油やポン酢など3つほど出して戴きました。鯖の上には千枚漬けのような大根が
　載せてあります。どれも美味しくいただけました。

・日本酒１　：　”本辛”
　酒田の純米酒でしたね。辛口頼んだので”本辛”が出てきました。
　銘柄についてはよく分かりませんが確かに辛口でした。

・つまみ2　：　のれそれ
　久々の”のれそれ”でした。上に載ったミョウガのアクセントが良かったです。

・日本酒２　：　”作”　
　これは良く知った純米酒が出てきました。”穂乃智（ほのとも）”、中辛って感じでしたね。

・つまみ３　：　寒ブリを３つの部位で
　辛み大根に醤油を別に出してくれました。腹身の方が脂が多いので辛み大根で戴くと非常
　に美味しかったですね。脂が少ない背の方のでもネットリ、まったり脂ののった感じでした。

・つまみ４　：　松葉ガニ
　身をほぐしたのにかに味噌絡めて微かに柚子の香りを利かせてありました。
　蟹の味が濃厚に感じられ美味しかったですね。

・日本酒３　：　”上喜元”
　喜の字が漢字の”七”３つになったものを出してくれました。これも酒田の辛口の酒ですね。

・つまみ５　：　貝柱？
　串に刺して炙ったのでしたが、小柱？ほたて？何だったか失念。(><)

・つまみ６　：　若竹煮
　ほっとするやさしい美味しさでした。日本やなぁ～♡

・日本酒４　：　”純吟三十八号”
　黒龍の純米吟醸なんですね。フルーティで非常に飲みやすい感じのお酒でした。

・つまみ７　：　のどぐろ
　やはり脂がのって美味しい高級魚ですね。毎回うならされます。

・つまみ８　：　まだこ
　真蛸の刺身が出てきました。キレイに包丁を入れて振り柚子してありましたです。

・日本酒５　：　”純”
　〆張鶴の純米吟醸酒、久々に飲みました。やはりすっきりしてますね。

・日本酒６　：　”松の司”
　よく飲むのが出てきました。純米吟醸ですね。どれも美味しいなぁ。

という事でつまみから握りに移りました。大将は氷で手を冷やしたり、ネタによっては
切って少し室温まで戻るの待ったりと流石のこだわりの握りで酢の加減もシャリの硬さも
丁度おっさんの好みでしたです。

ネタの方はメモを取ってなかったのと食べたはずなのに写真がないのとかあるので詳細は
省きますが食べたの確実なのだけ上げると

・コハダ
・マグロ
・いくら
・ウニ
・かんぴょう巻き

などをいただいたとです。でも歳喰って記憶力がどんどん落ちていくのが悲しいっす。
お酒も結構戴いてたのですがそれでも飲み足りず、〆のかんぴょう巻き頼んどきながら
最初に飲んだ”本辛”を泣きの一杯でお願いしちゃました。

途中で右の”会長”さんが太巻きをおみやに帰られたんで、おっさんパパもこのお店の
太巻きなら間違いないだろうとママに”おみや要るか？”とメールしましたが、すぐ帰って
来た返事が”要らんからはよ帰ってこい！”だったのですぐさまお会計して帰宅したとです。

お会計の方はこれだけお酒飲んだのに2万円ほんの少し超えただけとCPも非常に良い
お寿司屋さんでしたね。
是非再訪したいってか再訪確実なお店でした。^^