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ルーブ ベンダー
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店名 |
掲載保留
さか本(さかもと)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
住所 | |
交通手段 |
大江橋駅から267m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Master、Diners) |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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国立文楽劇場夜の部の桐竹勘十郎さん奮闘の舞台がはね、夜の9時、さてこの後どうするか。折角、大阪に来たのだから、乙なもの食べようと思って、幕間の食事は端折ったのだから。そこで思い出したのは北新地のさか本。夜の12時まで営業してるし、今宵の宿にも近い。カウンターを予約して直行。
ずらりと並んだメニューから何を頼むか考えるのが楽しい。とりあえずのビールとおこぜの薄造りと蓮根饅頭を註文。ここはビーフカツやクリームコロッケも旨いのだが、一人で来てるだけに、揚げ物食べると他に色々、食べれなくなる恐れがあるので断念。
先付は山芋にとんぶりを和えた小皿と芋茎の白和えだったと記憶。ビールでやっていると、おこぜの登場。ここで大阪の酒、秋鹿をたのむ。おこぜは午前中に締めたものだそうで、丁度、好みのコンディション。蓮根饅頭もさすがに名物、饅頭もさることながら、碗に張った吸い地が旨い。京都の料理屋に比べるとよりくっきりとした味わい、大阪の味だろうか。
更に穴子の胡麻やきを注文。瀬戸内産の穴子だそうだが、胡麻をつけて焼いた穴子は初めて食べた。白焼きとてんぷらの間の味というか、結構なものだ。秋鹿がすすみに進む。
最後はムカゴ御飯と味噌碗、お新香。この時間に締め物はやめようかと思っていたのだが、お隣さんが食べているのを見ると辛抱たまらない。軽く塩味が効いたムカゴ飯が旨い。そして味噌碗が絶妙に出汁が効いている、これぞ一流のプロの味だ。
これだけのメニューがあって何を食べても美味しいとはすごい事だ。午前0時まで営業しているのも使い勝手がよい。但し、難点がひとつ。以前、小説で「今時、カウンターで煙草が吸える和食屋はうちくらいだよ」というセリフを読んだが、この店もそれだ。僕も以前、この店で隣で吸われて席を替えてもらったことがある。
酒を3合、飲んでの勘定が12,000円余り。東京の半端な創作料理の居酒屋で内装がシャレオツな店なら、これに近い額になることもある。支払いしての食後感は良い。