沖縄の離島で小洒落た＆可愛らしさ＆ポップさもあるイタリアン＆エスニックな感じの無国籍料理のお店で夕食♪ : リトル キッチン

クリスマス前に今年分の有給休暇消化の為の休みを取り沖縄県は慶良間諸島の座間味島に行ってきました。その時の夕食で利用したお店が、
「リトルキッチン」さん
でした。
こちらはこんな離島でと言ったら座間味島の皆様に大変失礼になりますが、チョット小洒落た＆可愛らしさのあるポップな店舗で女性が好きそうな感じのイタリアン＆エスニックの無国籍な料理を提供してくれるお店になります。
お店の場所は座間味島の座間味集落の北東端の以前は『シラハマアイランドリゾート』だった施設の直ぐ近くにありました。
入店時間は２０時１２分。
この時点での先客はカルテット客２組、セクステット客１組のお客さん達がいらっしゃいました。
こちらのお店の席数はキッチン前のカウンター席４席、二人テーブル１台、四人テーブル３台、小上がりに四人ローテーブル１台、四～六人ローテーブル１台が有りました。
私はキッチン前のカウンター席の一つに通され着席です。
着席後、まずはドリンクからオーダー。
１．「キリン淡麗」￥５００
まずは発泡酒で軽く口を潤します。
続いてフードもオーダーしましょう。本日は以下の三品をオーダーしました。
２．「おまかせ前菜３種もり」￥７２０
「おまかせ前菜３種もり」は横幅２０ｃｍ、縦幅１５ｃｍくらいの大きさの片方に柄付きのウッドプレートで提供されていました。
三種類のアンティパストは以下の通り。
（１）鶏の白レバーペースト
鶏の白レバーペーストはバケットに塗り込むように乗っかってカナッペ風に提供されていました。
鶏の白レバーペーストが乗っかったバケットの数は二枚。
バケットの大きさは縦幅７ｃｍ、横幅５ｃｍ、厚さ１ｃｍくらいで楕円形の形をしています。
この大きさのパケットの２／３くらいにレバーペストが塗り付けられるように盛られており、ピンクペッパーとドライバジルが振りかけてありました。
鶏の白レバーペーストはレバーペーストらしいクセは弱くて、旨味とかなり弱い苦味とバルサミコ酢っぽい仄かな甘味を提供してくれる食べ易くて美味しいレバーペーストでしたね。
時々口の中に現れるピンクペッパーの苦味も良いアクセントになっていましたよ。
（２）ジャージャー島豆腐奴
ジャージャー島豆腐奴は縦横幅共に７ｃｍ、深さ３ｃｍくらいの大きさの白色の陶器の小鉢に盛られてウッドプレートの上に乗っかっていました。
豆腐の大きさは横幅４ｃｍ、縦幅２ｃｍ、高さ１．５ｃｍくらいで、この大きさの豆腐が２個。これは少し硬さのある島豆腐ですね。ニガリが程好く効いていた豆腐でした。
豆腐の上には千切りされた胡瓜とジャージャーが乗っかっている感じだったでしょうか。
ジャージャーの中の具材は鶏ミンチ肉に筍で、豆板醤、甜麺醤、オイスターソース、鶏がらスープ、酒、ニンニク、胡麻油、花椒で味付けされている感じだったしょうか？白胡麻も和えてありました。
豆板醤の風味と辛味、花椒の風味と辛味が良かったジャージャー豆腐奴でしたね。
（３）ミミガーポン酢～柚子胡椒風味～
ミミガーとは豚の耳の沖縄での呼び方です。
豚の耳を火で炙って表皮の毛を焼いて処理した後に茹でるか蒸したものを（今回は茹でてありました。）細切りにしてあります。
酢やポン酢、辛味噌やピーナッツバター等で和えてある事が多いですが、今回はシークワーサーのポン酢で和えてありました。
ミミガーの上には刻んだ万能ネギが振りかけてありますねぇ。
ミミガーのコリコリした食感に程好いポン酢の酸味とシークワーサーの爽やかな風味がよくマッチした一品でした。
あっ、でも、そう言うと柚子胡椒な感じは殆んど感じなかったかも？
３．「アンチョビ＆オリーブピザ」￥１，０７０
ピッツァは直径２４ｃｍくらいの大きさの白色の陶器のお皿で提供されていました。
ピッツァの大きさは直径２０ｃｍくらい。宅配ピザで言うところのＳサイズの大きさですね。
生地の縁の部分には空間がある感じに盛り上がっており、縁から中心部に至ってはペラペラに薄い生地です。パッと見は縁が盛り上がっている事もありナポリ風ピッツァに見えたのですが、実際にいただいてみると生地自体はパリパリに焼き上げられているクリスピー生地のローマ風ピッツァでした。
パリパリした食感と少しだけ焦げもある焼かれた香ばしさが良かった生地でしたね。
そんな生地の上の具材はざく切りされたキャベツ、スライスされたブラックオリーブ、千切りされた玉葱、みじん切りされたアンチョビで、ドライバジルが振りかけてありました。
アンチョビの独特な風味と旨味、ブラックオリーブのマッタリとした風味が生地の焦げた香ばしさとよくマッチしていたのがポイントになるピッツァでしたね。
柔らかくしんなりしながらも少しはサクッとした感じもあったキャベツと玉葱の甘味も良い感じに脇役を勤めていましたよ。
４．「アンチョビ・ツナ・キャベツのオイルパスタ」￥９７０
パスタは横幅最大２５ｃｍ、縦幅最大１５ｃｍ、深さ５くらいの楕円形の白色の陶器のパスタ皿で提供されていました。
目に入る具材はキャベツ、ツナ、ブラックオリーブで上からドライバジルが振りかけられており、赤唐辛子もマルッと１本入っていました。でも、アンチョビは流石に目には入らなかったですね。まあ、みじん切りされている上に炒めてあるのでソースの中に溶け込んでいる感じなんでしょうねぇ、きっと。
パスタの麺は１．４ｍｍくらいの少し細めのフェデリーニでしょうか。乾麺のパスタが使用されています。でも、チョットだけモチッとした感じもあったかな。
パスタの茹で加減は初めはカシカシとした少し硬さが残る噛み心地だと思っていたのですが、食べ進める内に段々と程好い感じになっていきました。これは本当にお見事な茹で加減でしたね。
オイル系のパスタなのでオリーブオイルにニンニク、赤唐辛子、パスタの茹で汁を合わせたソースですね。ペペロンチーノと言うかアーリオ・オーリオって感じのソースです。
ニンニクが程好く効いており、ニンニクの風味が良いですね。
赤唐辛子の辛味は喉の奥の方で少しだけヒリヒリするくらいの程好いもの。
こんな感じの味付けには具材のキャベツがよく合います。
ソースのニンニク感が去った後に感じられるオリーブの風味も良かったですし、口の中に淡く漂うツナの風味も良かったですよ。
アンチョビの独特な風味も常に薄っすらと口の中に存在していた感じも良かったパスタでしたね。
そんな感じにノンビリと１時間程呑み食いした後にお店を後にしました。
今日はクリスマス前のド平日。旅行客が少ない時期って事もあり、営業しているお店がかなり少ないと言うか殆んど無かったので営業しているだけでも有り難いお店でした。沖縄らしさはそんなに感じられないお店かもしれませんが、若い人にはこんなお店の方が良いのかもしれませんねぇ。フードも結構美味しかったですし。良いお店でしたよ。

座間味島でのランチも３日目。既に行くお店が無くなってきた・・・。何処のお店に行こうかなぁ、と座間味の集落を宛も無くさ迷って「シラハマアイランズリゾート」の前まで来た時にちょっと離島に似つかわしくない外観がポップな感じのするお店を発見。それが今回のランチでお邪魔した、
「Ｌｉｔｔｌｅ ・Ｋｉｔｃｈｅｎ」さん
です。
入店時間は１２時４５分。
先客は四人組のお客さんが１組とペアのお客さんが３組の合計１０名。
こちらのお店の席数は、カウンター４席、四人用テーブル２脚、二人用テーブル３脚、小上がりに六人用座卓１台と四人用座卓１台、外に二人用丸テーブル２脚が有りました。そこそこの人数が入れそうなので、まだまだ入れそうですね。
ちなみに私はカウンターの席に通されました。着席し、今日のランチメニューを見ながら何を食べるか検討。本日のランチメニューは以下の二種類。
「カオマンガイ」\900
「カレーうどん」\850
共にサラダ・スープ・ドリンク（コーヒーｏｒ烏龍茶）が付いてきます。
私は、
「カオマンガイ」
をチョイスしました。こちらのメニューの方がお店の推しっぽかったし、このお店の雰囲気に合っているメニューの様な気がしたからこちらを選択しました。夜は東南アジア系のエスニックな料理中心に欧風料理や沖縄料理もある無国籍料理のお店ですからね、こっちの方がそれっぽいでしょ？その他、私は注文しませんでしたが、以下のランチのザブメニューも有りましたよ。
「ランチビール」中\500 小\300
「自家製ベイクドチーズケーキ」\350
「アイスクリーム」\280
注文後直ぐにまずは「アイスコーヒー」が届き、「カオマンガイ」は５分で出来上がってきました。ランチだけになかなか早く出来上がってきましたね。
では、お料理全体を俯瞰で眺めてみましょう。比較的大きめなカレー皿っぽいお皿の中にはライスとその上に鶏胸肉。タイでは軍鶏肉が使われますが流石にこの肉は軍鶏ではないでしょうねぇ。ライスのお米もタイ米の様なインディカ米ではないですね、普通の日本のお米、ジャポニカ米です。そして、ライスと鶏胸肉の間にはスライスされた胡瓜が挟まれています。そして更に鶏胸肉の上にパクチー・・・。パクチー苦手・・・。実はオーダー時にパクチー付けるか付けないかを店員さんから問われていたのですが、見栄を張ってパクチーもお願いしてしまいました・・・。ちゃんと断ればイイのに、情けない・・・。そしてライスの横には煮こごりっぽいモノとフレンチドレッシングがかけられた生野菜サラダが有りました。本場の「カオマンガイ」だと「ルアー（血塊）」が付いてくるものですが流石にこの煮こごりっぽいモノは「ルアー」ではないんだろうなぁ。また、併せてカップに入ったスープも提供されています。このスープは「コンソメスープ」の様ですね。
では、「カオマンガイ」をいただいてみましょう。所謂「海南鶏飯」のタイ版なんで、ちょっとパサパサした感じまで茹でられた鶏の胸肉に自体に大した味付けはされていません。なので別皿で提供されている「自家製ソース」をかけましょう。おっ、このソースにはナンプラーが使われていますね。ちょっと本格的。先程の鶏胸肉の茹で汁で炊いたと多分思われるライスにもちゃんと微かな鶏の風味が染み込んでいますね。ただ、ここにタイ米の様なパサパサ感があるともっとイイんだけどなぁ。どうしてもジャポニカ米だともちっとした感じになるからね。でも、なかなか美味いじゃん、これ。これを座間味と言う離島で食べていると思うと尚更美味しく感じます。
そんな感じで完食。うん、美味しいランチにありつけました。沖縄っぽくはない料理ではありますが、座間味島にはそんなに飲食店が在るわけではないですからね。バリエーションの一つとして考えても良いお店だと思います。よし、今度は夜に来て他の料理も楽しんでみよっと。