｢ケラマブルー｣と｢赤瓦の屋根｣の下で吞む～美味しいカクテル : ヨナミネハウス

南国､｢オキナワ｣｡豊かな自然に､とにかく綺麗な～｢海｣｡琉球王朝からの独特な文化と､沖縄ならではの｢食文化｣｡暮らしている人々の性格のおおらかさ～｡などなど､数え切れない位の魅力にあふれる土地です｡何より､｢花粉症｣の私は､２月～４月のシーズン中に､｢花粉非難～！｣と､称して､度々訪れては､｢オキナワ時間｣を､楽しんでいます。閑話休題｡ そんな～とある日､仲の良いバーテンダーの方から､｢慶良間諸島｣の小さな島に､ＢＡＲがあるんですよ～｡凸凹さん行ってくださいね～｣｡と､教えていただきました｡｢慶良間諸島｣は､2014年に国立公園に指定されました｡｢ケラマブルー｣とも呼ばれる海は､ダイバーの方々に人気です｡夏場は､宿も船も予約が取れない時があるそうです｡近年は､冬の期間､｢ホエールウォッチング｣で人気があります｡島からも肉眼で見える時もあります｡ハイシーズンですと､落ち着いて吞めないだろうと思い､オフシーズンの冬の時期にお邪魔する事にしました｡｢慶良間諸島｣は､座間味村と渡嘉敷村のふたつの村があります｡そのひとつ､座間味村の中で､人々が暮らす､｢座間味島｣､｢阿喜島｣､｢慶留間(ゲルマ)島｣の中の､｢阿喜島｣に､目指すそのお店はあります｡｢阿喜島｣は､映画､｢マリリンに逢いたい｣で有名な､｢シロ｣の暮らしていた島です｡｢阿喜島｣へは､那覇市の泊港から､フェリーですと､約１時間30分｡高速船ですと､約50分で､着きます｡昔は､２つ隣の､｢外地島｣まで､小さな飛行機の定期便がありましたが､今はチャーター便しかない様です｡それ程大きくない集落で､生活道路は意外と狭く､車１台の幅しかありません｡交差点の見通しもきかないので､出合いかしらには､お気を付けください｡夜は､街頭が少ないので､宿の方が､｢懐中電灯｣を貸してくれました｡民家や民宿が並ぶ中､｢ポツン｣と､灯りが点る｢家｣があります｡ターフにスポットライトが当たってられて､ＢＡＲとありますので判ると思います｡築70年以上の古民家を改装されて､ＢＡＲにされたそうです｡夜では､あまり判りませんが､沖縄(琉球)独特の赤瓦の屋根が素敵です｡屋根には､シーサーが１個(匹？)鎮座しています｡玄関などで､両側に鎮座するシーサーを見かける事が多いですが､元々は､１個(匹？)を屋根に置かれるのが始まりだったそうです｡その為､屋根に１個(匹？)だけ置かれているだけの､お家は､かなり築年数が建っているとの､目安にもなるそうです｡ ターフの裏の左側に､引き戸があり､小さく｢ＢＡＲ｣とあります｡開けて入りますと､スグ､カウンター席があります｡途中で折れ曲がったカウンター席は､左の４席は､普通のイスですが､右の２席は､座敷にかかっていて､座イスになります｡間に土間と座敷を分ける､黒い柱が建っています｡奥には､広～い座敷があり､黒いテーブルが並んでいます｡テーブルの足は､両端にあり､使いやすそうです｡ご利用のお客様の人数に合わせて移動できます｡私はドアから入りましたが､ターフの右横の縁側からでも出入りが出来ますので､グループのお客様は､こちらからの方が便利ですね～｡お店は､掃除が行き届いていて､綺麗です｡古民家の良さを残しながら､カウンターもバックバーも造られています｡　う～ん､素敵なお店ですね～｡　トイレは､一番奥の網戸を開けて外へ出ます｡２段降りた先が､トイレです｡温水洗浄機付きです｡トイレから､店内に戻る時､ちょっと､屋根から横を見上げますと､満天の星空が目に入ります｡　オーナーバーテンダーの与那嶺さんは､那覇市にある､ ステアー で､長年､研鑚を積まれました｡独立を考えた時､父親の故郷の阿喜島を訪れて､祖父の建てた､空き家になっていた､こちらの家を見た時に～､この場所で生きていきたい｡と､強く思われたそうです｡そして､移り住み､2006年に､お店を開業されました｡もう９年が経つのですね～｡与那嶺さんの手から創られるカクテルは､美味しいです｡フードも､軽い｢アテ｣から､ピザやパスタもあります｡ちょっと手の空く冬期間は､限定のメニューや熱燗などもあります｡阿喜島は､2015年現在､約260名の方々が暮らしています｡ゴールデンウィーク頃から､10月位までは､マリンスポーツを楽しむお客様で､宿や船の予約も取りづらくなるそうです｡こちらのお店も､｢居酒屋状態になります｣｡との事ですが～､そんな中､バーテンダーさんが､｢アタフタ｣､｢バタバタ｣されているのを､放置されながら､眺めているのも～大好きです(笑)｡私がお邪魔した際も､10人位のグループと地元のお客様がいらっしゃいましたが､｢テキパキ｣と､注文をこなしていました｡｢アタフタ｣は､拝見できませんでした｡残念です(笑笑)｡
ごちそう様でした｡　また来ますね｡
【余談①】お会計を済ませて､宿へ帰る時､前浜の波の音に誘われて～浜へ下りてみました｡(徒歩１分)｡酔っていますので､波打ち際までは行きませんが～｡(溺死しちゃいます(恐)｡星空に輝かされた浜は､素敵でした｡ 宿への道は､所々にしか街灯がなく､暗がりを歩くことになります｡お借りした懐中電灯が役に立ちました｡虫の音や､獣の声？を､聞きながら歩いていると､突然､２つの光る物と､目が合いました｡｢ケラマジカ｣です｡与那嶺さんから､｢鹿は夜行性で､たまに､うちの店の庭にも現れますよ～｣と､言われて､｢え～本当なの～｣と､お話していましたが､ビックリしました｡鹿は臆病なので､人を襲う事はないそうです｡ぴょんぴょん跳ねて､暗闇へ消えていきました｡
【余談②】綺麗な赤瓦の屋根を見ていただきたく､お昼のお店の写真を投稿させていただきました｡
【余談③】阿喜島の景色や､フェリー､ケラマジカの写真なども投稿させていただきました｡阿喜島の雰囲気が判れば､幸いです｡