［再訪］肉なしそば・中細麺・中(450円)@とらや【沖縄県那覇市】 : とらや

◼︎ 基本情報
□ 地域：沖縄県＞那覇市
□ ジャンル：沖縄そば
□ 食べログでの評価
(2019/07/13)★3.69/141口コミ［5位/233軒］
(2016/12/31)★3.59/67口コミ［4位/226軒］

◼︎ ディテール
□ 沖縄県那覇市にある沖縄そば専門店。
□ 最寄駅は沖縄都市モノレール線（ゆいレール）・小禄駅。
□ かん水ではなく木灰を使って打ったそばが売り。
□ 沖縄では、もともとかん水の代用品として木灰を水に入れて取れる上澄みを用いてそばを打っていたが、水が容易に入手可能となると、沖縄のそば業者はこぞってかん水利用に切り替えたのである。
□ すると、木灰を用いることが差別化要素となり、昔ながらの沖縄の方にすれば「なんだかなあ」というのが本音であろうが、本物の沖縄そばを求める方からすれば、ここは外せない要素でもあろう。
□ 木灰効果かどうかは別として、兵庫もまたここに魅せられた一人であり、二年半ぶり二度目の訪問となった。

◼︎ 訪問時の状況

□ 訪問時間：平日13時50分頃
□ 予約有無：なし
□ 混雑状況：先客2組4名［待ち時間なし］

◼︎ 西島兵庫の感想

□ 料理・味：★3.6/ 麺は平麺がオススメ
□ サービス：★3.0/ 讃岐うどんでいう一般店
□ 雰囲気　：★3.0/ 食堂として十分
□ コスパ　：★4.0/ 肉なしそば・小400円から
□ 総合　　：★3.8/ 那覇へ来たならでは訪問先から外したくない店
(3.575)

□ オススメ：肉なしそば・平打ち麺各種

各項目の詳細は、下記に記載したので、お時間のある方、興味のある方はどうぞ。

◼︎ 料理詳細

［2019/05］
□ 肉なしそば・中細麺・中(450円)

【構成】
⚪︎ 木灰の上澄みを用いて打たれたレガシー中細麺
⚪︎ 豚骨と鰹出汁からなるバランスの良い出汁。
⚪︎ かまぼこ
⚪︎ ねぎ

⚫︎ 麺は平麺と中細麺が選択可能。
⚫︎ 店側は中細麺の方が食べやすいと紹介しており、中細麺推しだが、兵庫的には平麺推し。
⚫︎ 平麺の方がゴワゴワっとした沖縄そばらしい食感が楽しめる(だから、食べやすさを重視すれば店の言う通り、オススメは中細麺となろう)。
⚫︎ だが、いずれを選んでも、今まで頂いたものの中でもトップクラスの麺だと思う。
⚫︎ 出汁は首里そばよりは強いものの、バランスの良い味付け。
⚫︎ だが、最後にやや酸味というかエグ味が残るのは以前の感想と同じであった。
⚫︎ この辺りが好みの差だろうが、兵庫的にはややマイナスと感じている。
⚫︎ ちなみにこの肉なしそば、貧乏くさくも見えるが、出汁と麺を楽しみたいなら、これに勝るものはない。
⚫︎ より多くの店で肉なしそばを楽しめるようになって欲しいと思う。

⚫︎ 首里そばには及ばないが、那覇へ来たならでは訪問先から外したくない店と言うのが総評。

◼︎ 基本情報
□ 地域：沖縄県＞那覇市
□ ジャンル：沖縄そば
□ 食べログでの評価
(2017/01/03)★3.59/67口コミ［4位/226軒］

◼︎ ディテール
沖縄県那覇市赤嶺にある沖縄そばの店だよ。
最寄駅は小禄駅だが、日本最南端の駅である赤嶺駅からもほとんど時間は変わらずに行ける立地だね。

こちらの売りは何と言っても「木灰」を用いた伝統的な製法の麺だよ。
沖縄そばは明治政府の琉球処分後に本土から入ってきた中華そばをルーツとすることは、首里そばの回に書いた通りだが、当時の沖縄では中華麺を作るのに必要なかんすいの入手が困難であったそう。
そこでガジュマル等の木炭の上澄みをその代用品として用いたというよ。
鹿児島県の南部には灰汁巻きという餅米に木灰を混ぜた保存食があるように、木灰を食品に用いることは、ものの腐りやすい南国では珍しいことではなかったのだろう。
沖縄そばはそんな風土が育んだ食文化と言え、それを独学で実現したのがこちらのお店だよ。

◼︎ 訪問時の状況

□ 訪問時間：土日祝日12時半頃
□ 予約有無：なし
□ 混雑状況：店内5割程度［待ち時間なし］

◼︎ 西島兵庫の感想

□ 料理・味：★3.5/ 沖縄そばはこうあるべし
□ サービス：★3.0/ きっちりとしたサービス
□ 雰囲気　：★3.0/ スペースには余裕あり
□ コスパ　：★4.0/ 550円はバーゲンプライス
□ 総合　　：★3.7/ 再訪必至、次回は細麺で
(3.50)

□ オススメ：沖縄そば・中・平打ち(550円)

各項目の詳細は、下記に記載したので、お時間のある方、興味のある方はどうぞ。

◼︎ 料理・味

［2016/12］
□ 沖縄そば・中・平麺(550円)

【構成】
□ 少し茶色を帯びた淡麗なスープ
□ タリアテッレのような幅広で真白な平麺
□ 三枚肉と脂身のない肉が1枚ずつ
□ 蒲鉾
□ ねぎ
＋
□ 浅漬け

こちらは麺を平打ちと細麺から選択ができ、店員さんの話では細麺の方が食べやすいそう。
ただ、「食べやすい＝個性が薄い」と考える天邪鬼な性格ゆえ、平打ち麺を選択したよ。

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⚫︎ スープ
鰹出汁と豚骨出汁をブレンドした出汁は、京料理出身のご主人の独壇場だろう。
厳しめに見れば、好みからすると少し酸味の強さを感じる点がいささか残念だが、すっきりとして存在感のある出汁だね。

⚫︎ 麺
首里そばと同じコメントで恐縮だが、沖縄そばの際たる特徴である麺はその独特の食感を堪能させてくれるよ。
何せ驚くほど首里そばに似て、固めで歯切れが良く、そうでありながら弾力のある食感だね。
これは秀逸だよ。

⚫︎ 肉
三枚肉と脂身のない肉が1枚ずつだね。
味付けは薄めで、肉感の強い感じだよ。

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ここはやはり麺だね。
麺の秀逸な一杯だったよ。

◼︎ サービス
配膳・片付けまでしてくれるフルサービス。
カウンター越しのやり取りはなんか手抜きで好きになれない兵庫にとってはウェルカムだね。

◼︎ 雰囲気
旅行者のバケッジは見当たらなかったが、席自体は若干余裕のあるスペースなのが有難いよ。

◼︎ CP
手のかかる伝統的製法で1杯550円とはバーゲンプライスだね。

◼︎ 総合
首里そばと同じく讃岐うどんで言えば、S級店になるだろう伝統的製法の一杯を味わえたね。
首里そばがもはや神の領域に近い谷川米穀店なら、こちらは長田うどん的な麺にフォーカスを置いた一杯かな。

まだ未紹介の他店もいただいた状態でレビューを書いているが、首里そばに続く店、首里そばを超える可能性のある店はこちらだったよ。

これはもう一回食べたくなる木灰(もっかい)そばだね。アハハハハッ！