那覇は久茂地の日本各地の地酒が数多く取り揃えられていた居酒屋での夕食♪ : 沖縄酒場ハイサイ 県庁前久茂地店

那覇は久茂地での夕食で立ち寄ったお店が、
「日本酒エビス」さん
でした。
こちらは日本各地の地酒の種類が豊富に取り揃えられていた居酒屋さんですね。
お店の場所は『久茂地川』の橋を渡ったたらそこはゆいレール『県庁前駅』があるって所にありました。
入店時間は１８時１２分。
この時点での先客はシングル客１名、ペア客１組のお客さん達がいらっしゃいました。
こちらのお店の席数はキッチン前のＬ字型カウンター席７席、四人テーブル３台が有りました。
私はキッチン前のＬ字型カウンター席の一つに通され着席です。
着席後、まずはドリンクを注文。
１．「ハイボール（デュワーズ）」￥４９０
日本酒のお店ではありますが、こんなコロナ禍で時短営業中と言う事もあり、ノンビリ飲み食いしている時間的な余裕はないですからね、ハイボールくらいが丁度良い。美味しい日本酒はコロナ禍が落ち着いたらゆっくりといただきましょう。
２．「付き出し」￥３００
付き出しは「茶碗蒸し」でした。
付き出しですが、割合ちゃんとしたサイズの茶碗蒸しですねぇ。
茶碗蒸しの表面にはみじん切りされた大葉がホンの少しだけ振りかけられ、明太子の粒々が表面全体を覆っていました。
具材は蒲鉾１枚、海老１尾、椎茸１キレと言ったところ。
玉子はトロトロとしっかりの中間くらいの茶碗蒸しとして丁度良い感じの塩梅。少し甘味も感じる気がする出汁の旨味の加減もバッチリ。結構、美味しい茶碗蒸しでした。
３．「サバカルテット」￥１，４９０
サバカルテットって商品名通りの四種類の鯖の刺身が楽しめる一品でした。
その四種類の鯖が胡麻鯖、〆鯖、漬け鯖、燻製鯖でした。
店員さんが仰るには「〆鯖には醤油を少し使っていただき、それ以外はそのままいただいて下さい。」との事。と言う事でわさびが盛られた醤油皿も用意されました。
各鯖の下には大葉が１枚敷かれ、その更に下にはざく切りされた水菜が敷き詰められていました。
（１）胡麻鯖
胡麻鯖は４キレ。
胡麻鯖の上には刻んだ万能ネギとすりおろし白胡麻が振りかけられていました。
胡麻鯖との事だったので、ゴマサバの刺身なのかな？と思っていたのですが、どうもそう言う事ではなくて、胡麻で味付けした鯖って事のようですね。
なので、確かに胡麻の風味が高い。
この白胡麻の風味が鯖臭さを上手い具合に抑えています。
でも、ちょっと胡麻風味が強かったかな。個人的な好みを言えば胡麻な感じはもう少しだけ抑え気味でも良いのでは？と思いました。
（２）〆鯖
〆鯖３がキレ。
上記の通り、醤油でいただくので、醤油用の小皿も用意され、わさびも盛られていました。
〆たお酢の加減は適度。酸っぱい(´ж｀;)ってならない程好い酸味が良いですね。鯖の風味もちゃんと感じられます。
わさび醤油ともよく合う塩梅の〆鯖でした。
（３）漬け鯖
漬け鯖は３キレ。
上から極少量の白胡麻も振りかけられています。
漬けにしてあるだけに青魚臭さをしっかりと抑えながら、鯖らしい青魚の旨味だけを味わえます。ただ、ちょっと塩気が高かったですね。個人的な好みを言えばここはもう少し抑え気味の方が良いのではとは思いました。
少しだけ振りかけられていた白胡麻の香ばしさはほどほどに効いていたかな。
（４）燻製鯖
燻製鯖が３キレ。
桜のチップで燻されたと思われる感じを何となく感じます。
その燻製感が始めに口の中にやって来て、その後に少しだけ火の入った鯖の旨味が追いかけてくるって感じでしたね。
４．「あぐー餃子の島ラー油おでん（４個）」￥５９０
沖縄おでんのネタもいくつか有ったのですが、その中から今回はこれを注文してみました。
このあぐー餃子の島ラー油おでんは、直径１５ｃｍ、深さ５ｃｍくらいの大きさの土鍋で提供されています。
餃子の数は４個。
その餃子全体が沈むくらいにおでんのお出汁の汁が土鍋の中には注がれています。その出汁汁の色合いは明るい赤茶色。ラー油おでんらしい色合いですね。
そんな出汁汁の表面には刻んだ万能ネギと食べるラー油のフライドガーリックの欠片が浮いていました。
おでんらしい少し濃いめで、少し甘味も感じる出汁汁ですね。和風の醤油と魚節主体の出汁の中に程好い味醂や砂糖の甘味も感じる美味しい出汁です。この出汁に思いの外、ラー油のピリ辛さと香ばしさがよく合うんですよねぇ。このラー油は普通のラー油を入れてあると言うよりも食べるラー油を投入してあるって感じでした。フライドガーリックの欠片も浮いていましたしね。ピリ辛さが然程高くなかったのも良かったと思います。香ばしさの方が高かったかな。
餃子一個の大きさは７ｃｍくらいの大きさです。一般的な大きさの餃子ですね。皮はツルンとしながらもモチモチとした感じもありました。
中の餡はあぐー豚の餡との事。あぐー豚らしい肉々しさもありながら、ニンニクの感じも程好く効いていて美味しかったですし、ラー油の出汁汁との相性も良かったと思いますよ。
５．「鶏もも肉の塩こうじ唐揚げ」￥５９０
唐揚げは揚げたてで熱々です。
赤ちゃんの拳くらいの大きさの少し小さめの唐揚げが８個。醤油ベースのタレがかけられ上で、刻んだ万能ネギが散らされていました。
衣の厚さは薄め。多分、片栗粉主体の衣だと思います。衣自体からは味付けは殆ど感じなかったかなぁ。いら、若干スパイスな感じもしたかも？
鶏肉の部位は鶏もも肉。ほどほどに柔らかで、適度に弾力もある感じの丁度良い噛み心地です。お肉自体への味付けはしてある感じがしましたが、これも薄めかなぁ。
主に味付けは後がけされていた醤油ベースのタレが担当している気がしました。少しトロミのあるタレは、醤油ベースらしい甘辛さの中にスパイスの感じもちょっとするかなぁ。いや、これはやっぱりタレではなくて衣の中のスパイスかも？ただ、正直どちらなのかはよく分かりませんでした。
まあ、何にしろお酒によく合う味付けの唐揚げでしたね。
そんな感じに４５分程バッパッと飲み食いしてそそくさっとお店を後にしました。
お店は普通の居酒屋って感じのお店だったのですが、何より有難かったのは緊急事態宣言下でもお店を営業してくれていた事かな。休業していたお店も多かったですからね。このコロナ禍が落ち着いたなら全国各地の日本酒と料理をノンビリと楽しみに改めて訪れたいと思います。