言われるほどじゃない？宇佐の宝来軒 : 宝来軒 宇佐店

今年、初っ端の大分県中津市『宝来軒 本店』さんのレビュー内で

》 『宇佐店』さんや『産業道路店』さんも聞き及びますが、残念ながら行けてませんし、

と書きましたが、なんだか気になり、というか、ここまで『宝来軒』名義の店々をレビューしときながら、なんか完遂できないような感じもしたんで、暇を見つけて行ってみました（って、いつも暇やないか！？）

って、別に誰もそんな些事なんて気にしてないだろうし、ワタシにしたって完璧主義者でも何でもないんですが、ここまで来たらという感じがしたからに過ぎません。

ちなみに、その『宝来軒 本店』さんのレビュー内でも書きましたが、本店の系列でも色々あるらしく、今回の両店は近いものの、どうやら２店のみ別の流れっぽさもあるんで、これまで敬遠してたこともありました。

ましてや、どうやら２店の祖たる同店『宝来軒 宇佐店』さんの同.食べログ内での口コミが、恐縮ですけど期待が持てる内容じゃなかったんで、後出の『産業道路店』さんはまだしも、中々行こうという気になれなかったんですよね。

もっとも『物は試し』ですから、取り急ぎ行ってみました。

同時に、マイレビ様からのコメントで知ったんですけど、福岡県朝倉市にも昔『宝来軒』名義の店々があり、前出の中津市の『宝来軒 本店』のご主人も朝倉ご出身だそうだから、なんか関係
があるのか、ご存知かもしれないから訊いてみようと思ってたものの、ものの見事に忘れてました、すいまそん。

なにはともあれ、そんな同店の場所は国道10号線の宝鏡寺交差点から長洲、というか、柳ヶ浦方面、県道44号宇佐本耶馬溪線へ入り、700〜800mほど行くと右手に看板が見えてきます。

そちら方面からだと中央分離帯があるんでＵターンしなきゃなりませんが、片側２車線ある割に交通量はそれほどでもないんで普通なら問題ないはず。

専用Ｐはお店の前と横に計６台程度、お隣に宇佐市の駐車場があり、満車の場合、駐めていいのか分からないものの、土曜日だからかガラガラでした。

といっても、店内はＬ字型カウンター７席、４人掛けテーブル席が５卓しかないんで、満車ならギチギチなような気もしますけどね。

ご主人夫婦っぽい高齢の男女と年季の入った感じのいい女性従業員がお一人ほど働かれてました。

『ラーメン 600円』

メニュー表を見るにチャーシューメンだと200円オーバー、あとは大盛り系なんでシンプルにデフォを注文、麺がヤワいというレビューばかりなんで、もちろんカタさ指定もしときました。

すると３〜４分で着丼、まずはスープから。

〝ううむ？ ちょっと弱いかなあ？？〟

そのように感じられたのは、あくまで塩梅で、元の豚骨などの出汁はきちんと出てますから問題はなく、元ダレの醤油っぽさも充分感じられるものの、なんとなく今一つ掴まれない。

それが薄さと感じられる人がおられるのも分からんでもないけど、あくまで塩梅を意図的に抑えてるだけのような気もし、まあ、いささか難しいところでもあります。

だからか慣れてくれば別に薄くなく、必要な塩分濃度はあるような気もし、ベースはしっかりしてるから、徐々に言われるほど悪くないような気もしてきましたけどね。

〝ああっ！ でも、やっぱりかぁ ⤵︎〟

とはいえ、マイレビ様を始め、多くのレビュアーさんが書いておられるように麺はカタ注文したはずなのにヤワくて、思わず崩れ落ちそうになっちゃいましたけどね。

〝あれっ⁉︎ でも、待てよ？〟

しかしながら、啜るだけじゃなく歯を当ててみたら、芯にはちゃんと最後のカタさがあり、いわゆるアルデンテというか、カタ仕上げになってるっちゃなってる？

もっとも表面はヌチャっとしてるからヤワく感じられるんであって、まあ、結局その手の麺なのかもしれません。

乾麺に有りがちですが、って、時間を争う市井のラーメン屋さんが使うとはまず考えられないから、そういう麺としか言いようがないのかもしれませんね？

ですから、よくよく味わうと悪くないどころか、ちょっと興味深く、分類的にも面白いイニシエ系ラーメンだとも感じられました。

って、別にラーメン研究家でも評論家でも何でもないんですけどね。

チャーシューも薄くてペナッペナで、いかにもなタイプなんだけど、意外と脂っぽくって悪くなかったし、全体的な力不足は味変、胡椒やニンニクとの相性が良かったんで、どうにでもなるような気もしましたし。

ですから、皆さん言われるほど悪くはなかったし、かといって、決して良いとも言えないんだけど、暖簾をくぐる前から不安しかないと逆に何とか長所を探そうとするからか、酷評するまでじゃないと個人的には感じられましたんで、まあ、以下の評価ぐらいかな？

店内はファミリアな雰囲気で、いいなとは思いました。


● 個人的 食べログ 評価点・・・3.1