すっかり長居してしまいました : 筑紫亭

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Kovkov

Kovkov(293)さんの口コミ[携帯電話番号認証済]男性・北海道

1

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999
1回目

2017/07訪問

  • dinner:5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 5.0
    使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999

すっかり長居してしまいました

伊万里での仕事を終え、列車を乗り継ぎ中津駅までやってきました。予定通りの行程とは言え、普通-特急-新幹線-特急と30分間隔くらいで乗り継ぐのは、一般的には疲れてしまうのではないでしょうか。自分はいろいろな列車に乗れるのでうきうきワクワクな、まるで修学旅行の小学生気分だったのですが、後から聞くと伊万里からだと高速バスで博多まで一気に出た方が安いとのことでした。そのようなことはつゆしらず、定刻通り19:00過ぎに中津駅に到着です。
事前に予約を入れていたのですが、本来的には19:30で1人であれば受け付けていないとのこと。自分が北海道からやってくる旨を伝えたところ、快く受け付けてくれました。
駅前のホテルにチェックイン、着替えてからお店にタクシーで向かいます。徒歩圏内ではあるものの、迷って時間がかかってもと思い、駅前のタクシーのりばから直行します。
まず、到着時に店まで待っていただいていたのに驚きます。たしかに予約を入れてはいましたが、こうしてお出迎えをしていただくお店には普段は縁がありませんので、その時点でドキドキしてしまいます。
たぶん自分以外にはお客さんはもういなかったように見えますが、ひとまず靴を脱いで、店内の奥へ案内されます。途中、中津城の堀の跡を通り、今でもここを境に町名が変わるとの説明を受けます。離れに案内されると、テーブルと椅子が準備されています。エアコンが効いている部屋ではありますが、緊張のあまり汗が止まりません。
まずはお飲み物、ということでビールをいただきます。ここでYEBISUが出てくるあたりが料亭なのですね。せいぜいプレモルクラスのお店しか行かない自分にとっては、さらに緊張度が高まります。
お通しとして出てきたのがごま豆腐。生ウニが添えられている時点で、高級感MAXなのです。北海道民にしてみると生ウニ自体はそれほど珍しい物ではありませんがここは九州大分中津です。蒸しウニが出てきてもおかしくないと思いますので、心が痺れます。
その後先付けが出されます。いろいろ説明していただいたのですが、既に緊張感MAXなので右から左に抜けてしまいます。真ん中の鱧の子だけは記憶に残っていますが、お料理の味はどれも絶妙な味付けです。ゑびすビールもこのあたりで無くなりかけましたので、追加の飲み物をオーダー。おすすめは米焼酎・耶馬美人とのことでしたが、基本的に米焼酎は苦手なので好みの麦・兼八にします。もちろんここはロックでいただきます。
ここで鱧の握りが出てきます。鱧は基本的に足の速い魚とのこと、生でいただけること自体が珍しいと、途中参戦の女将さんに教えていただきました。その後のお吸い物も、これまた絶妙な味わいです。ジュンサイのぬるぬる感はナメコ汁に通ずる物があり、個人的に大好物です。さりげなく鱧が入っているあたり、さすがです。
そして今日のメイン、鱧のしゃぶしゃぶの登場です。先ほど登場の女将さんと、かなり話が盛り上がりいろいろなお話しを聞かせていただきました。登場からかなりの時間が経過しており、出汁がちょっと蒸発してしまっていたのですが、ここは女将さんが気を利かせてくれ、しゃぶしゃぶの程よい加減を教わりつついただきました。自家製のポン酢・かぼすをはじめとした薬味が淡泊な鱧の味わいを引き立ててくれます。さらに、しゃぶしゃぶを終えた出汁に、ポン酢を入れてレンゲで飲んでください、とのこと。一般的にはお行儀の悪い振る舞いにも思えるのですが、出汁・ポン酢双方が味わい深かったので、同時にいただけること、このシアワセ感にちょっと緊張がほぐれる瞬間でした。
しゃぶしゃぶがメインと案内されていたので間もなくエンディングかと思いきや、ここで冷製の料理が提供されます。あとから気づいたのですが、提供される料理の冷・温のバランスが絶妙なのです。おもわずお酒がすすみます。先ほどいただいた兼八も飲んでしまい、次にどうしようか迷っているところに、女将さんオススメの「耶馬美人」をいただきます。個人的には日本酒が苦手、米ベースの焼酎も苦手意識がありました。しかし女将さんオススメで、次の日に全く残らないとのことでしたので、ロックでいただきました。・・・・・うまい、うますぎる。米の独特の雰囲気ではなく、まさに水のように癖のない焼酎でした。過去に新潟の「上善如水」に出会ったときのような、透明感のあるお酒だったのです。
そして次に提供されたのが鮎の塩焼と蓼酢です。北海道・余市が鮎の北限なので鮎の存在は知っていましたが、もう余市ではなかなか鮎があがらず、本州から取り寄せている現状とのことを聞いていましたので、本場の鮎をいただけるとは思ってもいませんでした。そして蓼酢。あの鮮やかな緑色は、普段の生活では見かけることのないものでした。いわゆる「蓼食う虫も好き好き」とのことで、本来は苦味が前面に出る物のようですが、酸味が絶妙に混ざり合い、さらに鮎の塩味が加わることで、淡泊な川魚・鮎にかなりの奥行きを与えてくれているなぁと感じられました。基本的に酸味は苦手分野なのですが、酸っぱいというきつさは全くありません。ポン酢もそうでしたが、すべての味がとがっていないのです。優しい味なのです。続けて提供された湯引きも、梅肉の酸味がアクセントになっています。梅漬も苦手分野の一つですが、こちらの料理では美味しくいただけました。実はこの間にも、耶馬美人をもう1杯いただいております。麦焼酎の味わいもよいのですが、耶馬美人の透明感はこれまで味わったことのないものでした。
いよいよ最後のおかゆ・漬物がやってきます。北海道・東北における漬物といえば保存食であり、しょっぱいので白飯のあてという認識です。こちらの漬物は塩味控えめ、あっさりなのです。おかゆも優しい味わいで、とてつもなく満足感の高いものとなりました。
料理の余韻に浸りつつ、最後のデザートがやっています。ブドウなどの果物と、羊羹にも見える見たことのない四角い物体。食べてみると羊羹ほど甘くなく、こりこりした食感や豆の甘さ、いろいろな味わいが口の中に広がります。お話しを聞くと「巻蒸けんちん」とのこと。けんちんといえばけんちん汁しか知らなかったですし、いままで食べたことのない食感に感動しました。ゼリー系のものは好物ですし、キクラゲの食感も大好きです。甘味とキクラゲが合体するなんて想像もしていなかったのですが、これぞ中津名物のデザートであることを再認識しました。
当初のコース料金、プラス焼酎のお代ということで当初の想定金額を超えており、これまでの1食あたりの支払金額の最高額を更新しました。しかしながら、高い!という感覚は全くありませんでした。もちろん普段の生活ではあり得ない金額ではあったのですが、料理・そしてホスピタリティに見合うものでした。
お会計のあとも、女将さんといろいろとお話しをさせていただきました。女将さんのこれまでの苦労話、そして講演会などでお話しをいろいろされていること、政治的なお話し、様々な話題で盛り上がりました。女将さんの人脈を聞けば、皇太子様を始めとした世にも名だたる著名人がこちらのお店に訪れているとのこと。普段の自分の生活ではまず出会うことがないであろう方々のお話を聞かせていただきました。しかしそうした方々とのお付き合いがあっても決して上から目線での物言いではなく、自分のような一個人にも伝わるお話を聞かせていただきました。正直なところ、お金で買えるものではない、人と人との出会いの大切さに、改めて気づかされた時間でした。
こうして食べログに書いている文章自体、表現力の未熟さを感じるところなのですが、自分が感じた精一杯を書かずにはいられませんでした。改めて人との出会いに感動させられました。
なかなか北海道から来ることは出来ないのですがいつの日か、きっかけを作って訪問したい、そんなお店です。ごちそうさまでした。そしてありがとうございます。

  • 筑紫亭 - おかゆと漬物

    おかゆと漬物

  • 筑紫亭 - 鮎の湯引き

    鮎の湯引き

  • 筑紫亭 - 鮎の塩焼き

    鮎の塩焼き

  • 筑紫亭 -
  • 筑紫亭 - しゃぶしゃぶ(終盤)

    しゃぶしゃぶ(終盤)

  • 筑紫亭 - 鱧しゃぶ

    鱧しゃぶ

  • 筑紫亭 - お吸い物

    お吸い物

  • 筑紫亭 - 鱧寿司

    鱧寿司

  • 筑紫亭 - 先付け

    先付け

  • 筑紫亭 - ゑびすビール

    ゑびすビール

  • 筑紫亭 - お通し

    お通し

  • 筑紫亭 - 〆のデザート

    〆のデザート

  • 筑紫亭 - 巻繊(けんちん)

    巻繊(けんちん)

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名 筑紫亭 (ちくしてい)
ジャンル 懐石・会席料理、魚介料理・海鮮料理、郷土料理(その他)
予約・
お問い合わせ

0979-22-3441

予約可否

予約可

住所

大分県中津市枝町1692

交通手段

JR中津駅から徒歩8分(500m)
椎田道路「椎田I.C.」から車で30分(15km)
宇佐別府道「宇佐I.C.」から車で35分(17km)

コミュニティバス(豊前・中津線)
「図書館入口」停留所から徒歩1分
(※平日のみ運行 1日4便)

大分空港から大分交通
「中津駅前行き」で90分(1日4便)
『中津駅前』(終点)下車し、徒歩8分

中津駅から423m

営業時間

12:00~15:00(L.O.13:30)
18:00~21:00(L.O.19:30) ※夜は予約制

日曜営業

定休日

不定休(週1回)

予算
[夜]¥10,000~¥14,999 [昼]¥5,000~¥5,999
予算(口コミ集計)
[夜]¥20,000~¥29,999 [昼]¥5,000~¥5,999

予算分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

サービス料・
チャージ

会席料理はサービス料20%

席・設備

席数

80席

個室

(6人可、10~20人可、30人以上可)

大広間(80名) 中広間(20名) 小部屋(6名)×3 

貸切

禁煙・喫煙 分煙
駐車場

5台分

メニュー

コース

8000円~10000円のコース、10000円以上のコース

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ホームページ

https://chikushitei.com

オープン日

1901年

備考

建物は国の登録有形文化財

お店のPR

創業明治34年の日本料理屋です。豊前海の極上の真鱧をどうか一度味わって下さい。

明治34年(1901年)創業の日本料理屋です。お得な御昼膳、各種懐石コースがございます。結婚式、結納やご法事にも御利用できます。建物は国の登録有形文化財で、城山三郎先生「指揮官たちの特攻」の舞台です。

初投稿者

akiiakii(2070)

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