鯵の季節になると足が向く : 海鮮丸

2022.06 昼

・しらす丼 850円
・海鮮丸丼 950円
・アジフライ単品

　夏になったら海鮮丸の鯵を目指す。
　元の海鮮丸は閉まっていた。
　隣の施設内に移って営業中。
　なんかお洒落になった感じ。

　鯵丼は人気みたいで売り切れ。
　しらす丼にした、奥さんは海鮮丼。
　鯵フライ単品が出来るか聞いたら
　出来るみたいで、追加。


・しらす丼 (4.0)
　茹でたてしらすの丼。
　ふんわりしてて、あっさりした
　しらすの味。好物だもんね。

・海鮮丸丼 (3.5)
　青物の刺身と鯵の刺身の海鮮丼。
　刺身はどちらも臭み無く鮮度良し。
　青物はちょっと脂乗り過ぎかな。
　一般的にはこの方がウケるんだろう。

・アジフライ単品 (3.5)
　以前と違い、３枚におろした身のフライ。
　大きめな鯵みたいだ。
　食べやすくて美味しいけど、
　去年の方が良かったな。


　ちょっと映えを意識した感じ？
　前の無骨な感じの方が、
　味だけで勝負してる感じで好きかも。

2021.05 昼
2021.07 昼

2021.05、２人分
・アジフライ定食 750円 ×2
・まぐろコロッケ 150円
・まぐろメンチカツ 150円

2021.07、２人分
・海鮮丼 850円
・あじ丼 850円
・アジフライ単品 350円

　2021.05、GW中の昼遅めに。
　コロナ禍なので、密を避けたくて。
　そしたら、鯵丼や海鮮丼等は売り切れ。
　鯵丼を食べたかったのに、残念。
　出来るものの中からアジフライに。

　2021.07、昼遅めの時間で、
　鯵は無いかもと期待せずに行ったら、
　アジ丼もあった。旬の真鯵で超美味い。


・アジフライ定食 (3.5)
　750円でアジフライ４枚。
　東京の高評価アジフライ定食は、
　1500円近くしてアジフライ２枚。
　感覚的には４倍高い気がする。
　味は概ねこちらの方が良い。
　ただしGW中だったので、
　ちょっと荒っぽい臭みの個体が半分。
　残り半分は臭みなくホクホク、
　キッチリと揚げた美味しさ。
　臭うヤツほどソースをたっぷりかけた。
　アジフライはソースが良いよね。
　野菜サラダが美味しかった、特にトマト。
　夏場の客が少ない日の早い時間なら、
　もっと美味しいんじゃなかろうか。

・まぐろコロッケ (3.3)
・まぐろメンチカツ (3.5)
　どちらもマグロの味は薄め。
　コロッケはイモご多く甘味もあり。
　メンチカツはマグロが多そうなんだけど、
　マグロじゃなくても、と思った。

・あじ丼 (4.5)
・海鮮丼 (3.5)
　あじ丼は真鯵の刺身だけの丼、
　海鮮丼は真鯵と間八の丼。
　真鯵は旬の真ん中で、食感、旨味、
　物凄く良い。
　間八は大きいのを寝かさず刺身に。
　サイズで寝かす時間を調整した方が
　美味しいと思う。大きいほど寝かす。
　小さいのは活き造りでもイケる。
　それにしても真鯵の旬の美味さは格別だ。

・アジフライ単品 (4.5)
　サイズ小さめの真鯵４尾。
　東京の高評価店だとアジフライ定食
　約1500円でたったの２尾だった。
　このアジフライは350円で４尾、
　しかも旬のとれたて鮮度抜群。
　味は350円の方が断然良い。
　東京で魚を食っても満足出来ないね。
　ホッコリ食感でジュワっと美味さ溢れ。
　うめーっ、何尾でもイケる。


　海鮮丼でサーモンマグロイクラがあると、
　冷凍・輸入が確定でしょ。新鮮な歯応えや
　味や香りなんてありゃしない。
　あるのは柔らかさ脂の濃厚さだけ、嫌いだ。
　海鮮なんておこがましい、海古丼やろ、
　萎えてしまう。そんな写真を見ると避ける。
　でも、ここはマグロ養殖地、
　それならマグロが乗ってても良いな。
　生食ならやっぱり鯵をお願いするけどね。

　天然ものの魚を美味しく食べるには
　平日昼間が一番良いんだろうな。
　ちゃんと漁に出て、良い魚がある日。

2020.03 昼×2

２人分
・海鮮丼 850円(税込) ×2
・アジフライ 350円(税込)

３人分
・海鮮丼 850円(税込) ×3
・アジフライ 350円(税込)×2

　大分県佐伯市上浦。
　モイカ(ｱｵﾘｲｶ､ﾐｽﾞｲｶ､ﾊﾞｼｮｳｲｶ)の聖地、
　四浦半島の、付け根。
　地元民御用達の食堂でもある海鮮料理屋。
　四浦半島先端に浮かぶ保戸島は、
　鮪漁師の島であるため、
　近海物と並び鮪料理が多い地域。

　丼物中心で全て1000円以内。
　鮪の丼物もあるし、鯵丼もあるし。
　大分は魚の基本が鯵だと思ってて、
　鯵丼と鯵フライにしようかと思った。
　店員さんにおすすめを聞いたら、
　海鮮丼だと言うので海鮮丼に。
　でも、やっぱり鯵がうめー。
　鯵丼に鯵フライを目指して行くけど、
　鯵丼に巡り合っていない。


・海鮮丼 (3.8)
　頭は間八、ゼンゴ、飛び子。
　丼なので、当然白米。
　ゼンゴは大分弁で小アジのこと。
　朝夕に見つけたら爆釣し過ぎる魚。
　鯵は寝かせるべき時間が短く、小さいほど
　鮮度第一、海から配膳迄の短さが命。
　大きい鯵と違いゼンゴは年中美味しいし。
　でも、小さいので刺身にするのが、
　しんけんよだきー。(とてもめんどくさい)
　それを実現してくれているお店。
　柔らかく臭み無く、ホロリとして甘い。
　古いペチョっとした感じは無い。
　１度目は、
　さっきまで海で泳いでましたと言う鮮度。
　それがどれだけ美味しいか分かる。(4.5)
　２度目は、
　鮮度は良いけどサイズが大きくツッパリ級。
　これは少し寝かさねば。（3.5）
　モイカだって餌のゼンゴの活きが
　良くないと釣れない。
　間八も新鮮で寝かせていないと思われ、
　ムギュッと硬めで歯が通りにくい。
　天然物なら味が薄そうだけど、
　養殖っぽく脂甘い。(3.3)
　大分で船釣りしてると、
　良く飛び魚が飛んでいる。
　飛び子も何気に大分っぽい。
　イクラよりよっぽど良いよ。
　そんな飛び子と海苔と葱とで、
　ゼンゴが止まらない。次は絶対に鯵丼。
　味噌汁と漬け物付き。
　安っぽく薄い味噌汁が妙に好き。
　魚の味を邪魔しないんだな。

・アジフライ (4.0)
　海鮮丼の鯵と同じ鯵だと思われ。
　アジフライでは超新鮮な味。
　ホクホクして、栗を思わせる甘味。
　そのままだと少し磯風味があるけど、
　ウスターソースで見事に化ける。
　油切れが今一つだけど、補って余る鯵。
　この辺りの家庭の味なんだろうな。
　もっと食べたい欲求に駆られた。
　揚げる人、魚の質には若干バラツキが。


　鯵丼と鯵フライで良いのが出そろったら、
　凄い満足感だと思う。
　でも、鯵丼は売り切れが多くて。。。
　やっぱ分かってるなーって。

　魚は値段じゃないよね。
　最適鮮度、質の良さ、旬、な順かな。
　どんな時期にどこで何を食べているかで、
　色々想像出来る程度には、釣って食った。
　産地表示は鮮度の距離尺度。
　名産地の良い魚でも古けりゃ不味い。
　ちなみに鯵の旬は夏。冬とは雲泥の差。
　冬に関鯵って、あぁそうですか、って。
　鯖だと冬が美味しくて夏はダメダメ。
　どっちもサイズが重要で、
　鯵なら40cm、鯖なら50cmくらい欲しい。
　クーラーの血の海に鯵鯖が死屍累累、
　潮氷で鮮度も血抜きもバッチリが安心。
　（真水より冷たく浸透圧で血が抜ける）
　アニサキスがいても内臓に行きそうだし。
　大きな活き造りは怖いチキン野郎です。
　生け簀の魚を見るのは楽しいけど、
　不味そ、とか思う人は嗜好が近い、
　かもしれません。