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2016/05訪問1回目
ひっそり名店
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ねりまる
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越後湯沢駅温泉街とは反対側（東口）を出て徒歩数分の場所にあるお店。
〆ににぎりも提供するが、寿司よりはお酒を楽しむ和食割烹の色が強い。
料理の隠し味など独創性があり、特に日本酒に好適。基本的には予約営業。
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越後湯沢へ立ち寄って、温泉街のさなかにある宿へチェックイン。食事に出動。
ＧＷも佳境の5/3ということもあり、温泉街サイドは盛り上がっていたものの
これはと思ったかっこいい店は、折悪く休業や満席が続きなかなか入れず。
宿から駅までたどり着いてしまったので、温泉街の反対サイドの商店街へ。
あまり観光客がこない区画のためか、駅前の居酒屋から奥は灯りも散見される程度。
そんな中、渋めのノレンを出していたのがこちらのお店です。
店名も薄ぼんやりと書かれているのでよく見ないとわからないくらいですかね。
店内は湾曲したカウンターが主体。濃茶の板張りと白壁の落ち着いた造りです。
大将が先客さんが帰られた後の片づけをされていて閉店間際のような空気でしたが、
にこやかに迎えていただけ、カウンターの隅に着座することに。
南部とは申せ新潟と言えば米処＆酒処。 (￣ー￣*) 大将おまかせ冷酒♪
焼き物の器で１合。銘柄失念。
口辺りのサラリとしたタイプでしたが、口内では次第にふくよかな米感が立ってきます。
で、お通しに添えられた自家製の塩辛らしき一品が旨いんですよ。
ごはんにも悠々合いそうな”酒肴兼めしの友”といった感じで、
後で大将が言うには「少し残しといたところにシャリを入れると旨い」とのこと。
仰せの通りに少しとっておいて、後でシャリ搭載。
こういう食べ方は初めてでしたが期待通りにいい味を出してましたね。
この頃には次々と酒肴を追加していたりします。
・さざえ肝和え
蒸したさざえをダイスカットして肝を。塩気は控えめながらしっかりした旨み。
身の味わいと肝の苦みがうまく融合していて素材味が立ってます。
磯感が強い印象のサザエ＆肝なんですが、思った以上にまろやかで快適酒肴。
・かにみそ炒め
細く割いたカニ身にカニ味噌を和えて炒めた一品。ええ、旨いです。
どんな油を使ってるんでしょうね。厭味なく香ばしい仕上がりになってます。
最初こそ少し乾いたような食感に思えたのですが、
じんわり味噌風味が口内に広がり、”かに炒め”ではなく正しく”かにみそ炒め”。
アワビを除けばこれが一番好きだったかも。隠し味も面白かったり (￣ー￣*) 内緒♪
・蒸しあわび
仔細は略しますが、これだけで１合以上吞めます。
・鮭の西京焼き
ちょいと気になったので追加してみました。丁寧に焼き上げるので少々時間が。
味噌はごてごてしておらず、鮭の味わいと拮抗するような濃さですね。
・うにのイチゴ煮
スープ仕立てでやってきたことには少し意表を突かれましたね。
イチゴは前面には出てきませんがすすっていくと磯香にまぎれて穏やかな酸味が。
こちらも中盤以降にシャリを投入してみたり。味わいの広がりが面白いですね。
途中で玉をいただいたりして、最後ににぎりを少し。
女性でも一口で頑張れる１貫サイズ。料理で登場しなかったえび＆穴子をいただきました。
きれいな造形で米粒感の立つ舌触りも良いですね。
選んだネタがそういう向きだったのかもしれませんが、咀嚼した瞬間の旨さは見事。
少し余力があるなと逡巡していたところ、裏巻のかっぱを用意してくれます。
千切りにされた胡瓜と胡麻に大葉。シンプルながら快適な〆ですね。
結局３合ほどいただいて、優雅な食卓も終了。9,000円弱だったような。
しかしまあ。飛び込みにもかかわらず、こうまでゆったり楽しめるとは。
(￣ー￣*) びば大将♪
こちらのお店、ジャンルは寿司になっていて、日替りメニュー表の頭もにぎりなんですが
大将はお酒に合う料理に主眼を置かれているようで、
魚介料理でお酒を楽しんだ後、〆で軽く寿司をつまむような使い方が良さそう。
通常は予約主体で、予約がない時に不定休とすることも多いみたいです。
予約推奨ですが、直前でも電話を入れとくと良いのかもしれませんね。