変わらぬ味、変わるあっし : 濱之家 古正寺店

2023年10月
「ラーメン850円」
　安定の家系ラーメン。ノーマルでオーダー。ライスは有料になって100円なのでスルー。
　食べ始めて気づいたが、味薄めにしておけばよかった。近頃味覚が変わってきて、塩味を濃く感じるんだよね。いろいろ老化が始まっちゃってる。しばらく食べていて気が付いたが、この麺は16番太麺かもしんない。今まで18番中太と信じて疑わなかったけど。うーん、見れば見るほど、この麺が味噌ラーメンとして出てきたら16番に思えてきた。ゲシュタルト崩壊を起こしてるのかな、オレ。いろいろ老化が進んでいる。
　少し塩味を強く感じたけど、結局レンゲは止まらずにスープまで完マク。(老化を感じたらそこは止めんか―い)

2023年5月
「ラーメン800円」
　横浜家系ラーメンは、ご当地ラーメンの枠を超えて、日本のラーメン・レシピの一つに昇格していると思う。何を言っているかというと、イタリアのパスタ料理には、ペスカトーレとかカルボナーラとか定番レシピがありますよね。これと同じことが日本のラーメンにも当てはまると思う訳よ。醤油、塩、味噌、豚骨白湯ときて、次には担々麺か麻婆麺か家系ラーメンあたりが位置づけられるような気がする。
　家系ラーメンをハイレベルに提供し続けている濱之家さん、今日もありがとう。おいしかった。もう完成された旨さなんだよね。何も変える必要がない。16番太麺に醤油ダレ、豚骨スープ、チー油、板のり、青菜、チャーシュウ。あ、原材料等の高騰により、チャーシュウは小さくなりました。あしからず。

2022年5月
「タンメン950円」
　家系ラーメン店だが、券売機右下にひっそりとタンメンというメニューがある。こいつをオーダー。
　カウンター席なので調理過程を見ていたが、タレは醤油ダレのまま。スープで炒め煮した野菜が載ってくるものだ。海苔とネギはなくなる。したがって、家系ラーメンに炒め野菜が載っていると想像すれば、ほぼ間違いない。
　なかなか旨い。味や食感にバリエーションが付くからね。ただ、妙にパンチがあるなあと思って食べていたのだが、スープを飲んでいくとみじん切りニンニクがかなり入っていた。こりゃあパンチが出るわけだ。
　レギュラーのラーメンからそう大きくはずれたものではなかった。安定感のある旨さだったが、それにしては少々値段が高い気がした。

2021年10月
「ラーメン750円」
　家系ラーメンを食べたくなり、長岡市の家系No.1だと個人的に思っているこちらへ来訪。駐車場の台数が少ないので、イオンの大駐車場から歩く。ちなみに食べた後にイオンでお買い物します。
　ラーメンを麺固めでオーダー。着丼したら、一口味を確かめてから、カウンター常備のニンニクと辛みそのかなり思い切った量を入れる。金曜だからできる荒業だ。
　うん、パンチのある味にカスタマイズできた。いつもの味とはちょいと違うぜ。ピリ辛ワイルドな家系を楽しめた。ちなみに、薬味を大量投入して味変なんかしたからには、責任を取ってスープ完飲するのがマナー。このカスタマイズにすると、ちょっとしょっぱいかなー。次からは味薄めにしてオーダーしようっと。

2021年4月
「つけ麵大盛 税込880円」
　久しぶりに家系の店へ。あ、駐車場いっぱいだ、とスルーしてイオンの大駐車場へ(あとで「やまこう」の漬け魚買いました)。何食べようかな、やっぱ普通に家系ラーメンかな、と徒歩でお店へ向かう。券売機の前でちょい迷っていると、次の客が背後に近づいてきて、慌てて何となく「つけ麺」を購入。あ、まあいいか。一度食べたことがある気がするけど。「大盛り無料ですが…」のコールに、つい…じゃお願いします。
　この優柔不断さはなぜかと言うと…二日酔いです。夕べは久々に寝床じゃないところで寝てしまいました。反省～。
　家系でつけ麺とは珍しいが、タレもスープも同じものを使うのだ。ただ、白湯スープを少な目に注いで、味が濃くなったものをつけ汁にしている。だから味もあんまり変わらなくて、決定的に違うのは、熱くないってこと。だから、猫舌の人とか猛暑日とかにはいいよね。それと、麺のコシは強くなる。ゆでもやしが載ってるのも違いの一つかな。
　おいしかったけど、肌寒い日だから普通のラーメンにすればよかった。いや、そもそも夕べ飲みすぎなんだよ。だからボーっと生きちゃってんだ。チコちゃんに叱られなきゃ。「やまこう」でギンポの味噌漬けでも買っていこう。

2020年6月
「ラーメン 税込750円」
　あ、しばらく行ってないなあと気付いたら八カ月ぶり。横浜家系ラーメンはひさしぶりだなあ。つけ麺と迷ったが、涼しい日だったのでノーマルなラーメンを券売機で買った。
　こちらのお店、東京にも二店舗あるんだよね。で、そっちでは新潟色を打ち出して、生姜醤油ラーメンや背油ちゃっちゃラーメンをメインにしてるんだよね。東京からの情報がフィードバックされて新潟で限定メニューが出たりするとうれしいんだがなあ。
　ま、だけどこうしておなじみの味をしみじみいただくのもいいもんだ。横浜家系ラーメンって、ホントに旨いね。宮内に高野家がオープンした頃は、週一ペースで通ったもんな。
　さて、近頃は外出時にマスクをするから、気兼ねなくニンニクがっちょり投入しようっと。…うん、旨い。家系にすりおろしニンニク、合うんだよねえ。…ちなみに、濱之屋のラーメンも、チャーシュー、のり、ホウレンソウの現在のトッピングは、年ごとに少しずつマイナーチェンジされて現在に至る。今の、多めのホウレンソウも親しみやすい味でいいね。

2019年10月12日(土) 12:10「濱之家 古正寺店」ラーメン750円
　高野店長が調理している姿を見て、ちょくちょく来店するようになりました。今日はラーメンをカスタマイズなしのノーマルで。
　ノリがすぐしんなりする食べやすいものになりましたね、結構前からだけど。で、今日は卓上の辛みそをガッツリ入れてやろうと考えておったのです。作戦実行！
　うーん、ガツンと辛くていいです。こってり感がグンと減退します。あ、だけど結構塩辛くなっちゃったな。味薄めでオーダーしとけばよかったな。失敗、失敗。でも、基本的には今日もおいしかった。また来ます。

2019年8月
「メキシコ(ライト) 税込900円」
　私は、辛いものがあまり得意ではない。近頃はむしろ苦手だといってもいいだろう。♪なのにー♪　なーぜー♪　私は激辛らーめん「メキシコ」を食べにやって来たのだろうか。かの登山家マロリーは言っている。「そこに山があるからだ」。私も同様に答えよう。「そこに未食メニューがあるからだあああっ。」
　券売機で900円の「メキシコ」の券を買う。カウンターに誘導され、チケットを出しながら言う。「ライトにしてください。」←(わっ、チキン野郎がここにいるぞっ)
　一時はメニューにも辛さ控えめの「メキシコ・ライト」があったらしいのだが、今は見当たらないので口頭で言えばいいのだ。
　着丼した一杯を見ると、全体的に赤みがかったスープに、のり・チャーシューのレギュラートッピング。加えて、煮卵・ゆでもやし・そぎ切りネギ。表面にパラパラと微細な赤い粉がかかっている。ははあ、これがカイエンペッパーってヤツだな。タレントのあばれる君を苦しめる辛さの権化の粉末だな。
　まずは慎重によく混ぜ、全体をなだめるように落ち着かせる。で、スープを一口…ゲホゲホッ。いきなりむせた。しまった、いつもの調子でまず無警戒にスープを飲んでしまった。のどにからしが張り付いて、しばらくせき込んでしまった。とほほ。
　水を飲んで落ち着き、ゆっくりと麺を食べる。すするとダメなんだよね。うんうん、旨い。辛いけど旨い。カレーで言うと大辛口程度だな。スープがしっかりと鶏の旨みを持っているから、安っぽい表面的な辛さに終わらず、一定の密度を持った旨みのふくらみを伴っている。でも、スープはめちゃくちゃ辛い。レンゲで一口飲むのがやっと。合計五すくいくらい飲んだかな。のどに直接来る辛さ。
　麺と具を食べて、今日はごちそうさまでした。辛い物好きは、ぜひライトでない「メキシコ」に挑戦してほしい。挑戦者のレポートを待つ。

2019年6月
魚濱 税込850円
　長岡市で横浜家系ラーメンといえば、こちら。宮内の高野家を閉めて間もなく開店したから、もう10年以上の営業になる。手堅く「チーユを浮かせたとんこつ醤油ラーメン」いわゆる家系を提供し続けている。麺の硬さ、タレの濃さ、チー油の量をコールする王道システムは健在。全部普通で良ければ黙っていればヨシ。
　家系ながら進化もあり、つけ麺もある。最近は大辛メニューの「メキシコ」をメニューに追加した。混ぜ麺など期間限定メニューを出すこともあり、今回魚介フレーバーの「魚濱」を発売と聞いて、来店。豚骨醤油ラーメンに魚介プラスって…よくあるヤツじゃん、とは思ったものの、とにかく来訪。なんてったって濱之家店主は、新潟県トップクラスのラーメン職人だ。ラ馬鹿なら、新作には敬意を表して一度は食べなきゃあかんやろ…ってなもんです。
　和風丼で着丼。魚介ダシは一杯分ずつ別に作り直して、基本スープとのダブルスープで仕上げているようだ。麺は18番中麺。熟成して角の目立たない、こちらの店のレギュラー麺。
　板のり3枚、ゆでほうれん草、メンマのトッピングは定番「ラーメン」と変わらない。チャーシューがミディアムレア・タイプじゃないけど、これはこのメニューだけかな。
　想像通りの盤石な味。魚介風味は宗田節系とイワシ系が半々ってとこか。オリジナルトッピングの白髪ねぎはいいが、もやしは好き嫌いがわかれるかな。2～3年見なかった気がする店主の元気な姿を見られたのも収穫。この分だと、期間限定メニューもちょいちょい楽しめそうだ。「エビ濱」とか「ベジ濱」とかね。…期待してまーす。

2016年6月　まぜそば \750
　長岡市で家系ラーメンを提供し続ける古参店。近頃はメニューに「つけそば」を入れてあれからの暑い夏にも対応している。更に新メニュー「まぜそば」が出たと聞いて、かけつけた。
　カウンターの席について、ほどなく着丼。おお、これは「台湾まぜそば」の辛くないバージョンだね。生卵、サイコロ大のチャーシュー、細かくしたのり、ねぎのトッピング。生にら、ニンニクみじん切りも容赦なく乗っている。これを念入りにまぜまぜする、と。いやあ、おいしそうだ。…う、うまい！いつもの濱之家の麺がうまい！台湾まぜそばより麺が細めなんだが、味がマイルドだからちょうどいい。
　醤油だれにチー油、スープをほんの少し足したのかな。これは旨いぞ！ニンニクがきくなあ。危険だなあ。それに、のり！ライスを頼まない私は、今まで家系ラーメンののりを邪魔者扱いしていたが、今いい仕事をしている！磯の風味を加え、のりよ、お前は今、最高にいい仕事をしている！
　あっという間に完食。
　もし台湾まぜそば風に辛くしたかったら、テーブルに置いてある辛みそを足せばいいのだ。このメニュー、完璧！

2014年4月　ラーメン\700
　きょうの濱之家のラーメンはあっさり気味だな。しょうゆ味が強めで、家系にしてはさっぱりしたスープだ。
　盛りつけがちょいと雑だな。でもこの方が、ノリがスープに馴染んで美味しかったりする。もともとノリ自体にうっすらと塩味がついていることがよくわかる。
お客がたくさん入っているが、メニューがシンプルだから回転が速い。現在のスタッフはとても愛想がいい。雰囲気がいいとラーメンも美味しいね。
青梗菜がいいアクセントだ。ニンニクやショウガで味変する間もなく、一気に食べてしまったよ。

2012年6月28日(木)
つけ麺\750
　大盛り無料。５年前の発売当初はラーメンと同じ値段だったが、より値段が上がった分、煮卵が付いている。
　麺が冷えていてつけ汁が熱々。
　黄色いストレートめん。16番太麺。つけめんにすると、麺の黄色がはっきりする。うーん、ここまで黄色いのは卵麺？加水率やや高めです。コシがあって旨いです。
　つけ汁は濃いめの横浜家系スープ。チー油が多めにかかっている。もやしとちょっぴり刻みねぎ。
　チャーシューは麺の上に一枚ついてきて、煮豚風のセミ・オールドタイプ。スープやたれ作りと並行して作り、独立したチャーシューとして作るものではない。だが旨みは十分残している。
　板のり３枚は、ラーメンと同じ。今日改めて思ったが、家系ラーメンの板のりって、厚みがあってしっかりしすぎて、ラーメンの具にしては主張が強すぎる気もちょっとする。スープにつけてもバリバリだもんね。
　お冷やのコップが金属製になり、今日みたいに暑い日にはコップごと冷えていてうれしい。

2011年8月
　ゆでた麺にミートソースをかけたメニュー「ミート小林」は期間限定メニューだったそうで、八月現在、もうやっていないとのこと。

　定番「ラーメン」を注文すると、はははやっぱりおいしい。厨房スタッフが替わり、また初期のこってりさが戻ってきたような印象だ。
　麺はストレート太麺。加水率はやや高い。
　「家系」といっても、新潟市の味濱家と濱之家とではずいぶん違う。濱之家は鶏の旨みに力点を置いている。丸鶏と昆布の旨みが凝縮されたスープだ。全体にトロトロ粘り気がある。このまとわりつきやすいスープだから、麺はスープに負けない太麺だし、絡みすぎないようにストレートのままなのだ。少し濃いめのしょうゆだれで、しつこいくらいの濃厚スープをグッと引き締めている。
　テーブル上の練り唐辛子やすった生ニンニクでも、お好みで更に味を引き締められる。
　ゆで青梗菜の青臭さが、濃厚な味によく合う。チャーシューはもちもち食感が独特の薄切り２枚。他に板のり３枚、刻みねぎ少々。