相性と年齢差 : ラーメン二郎 新潟店

恋愛には歳の差を乗り越えることがたまにあります。

私には無理ですね。

ジェネレーションギャップを笑って許せることはできないと思います。

なんて書きだしましたが、相手次第かもですね。全てを許せるほどの相性の良さがあれば、そんなちっちゃいことで目くじら立てることなんてないのかもです。

これ、飲食店の話にも、全ての趣味の話にも展開できるかなと思ってきました・・・

大変失礼な言い方になりますが、個性的な顔立ちをしていたとしても・・・それなりに、ファンが付くもので・・・
そこに、理性的な発言が発信できるような方には、そのギャップからか熱心なファンが付いたり・・・離れたり・・・

アイドルのようなグループにはコアなお客さんがいたり。

使い勝手の悪い道具にも「それが、こいつの個性なんだよ」って許して、長年使い続ける・・・そんなことってあると思います。


さて、こちらのお店。「ラーメン」ではなく「二郎」ですね。こちらにも強烈なファンがいると思いますし、一つのジャンルを確立したお店だと思います。

亜流・傍流は幾つか食べてきましたが、主流と言うか直系は初めてです。「松戸駅前店」からの「新潟店」なんだってネット情報でわかりました。

いわく。

・一度に茹でる麺の量は決まっていて（当たり前ですね）、その一度に茹でる数（ロット）で一回に捌ける人数が決まる。とか。
・「ニンニク入れますか？」と言う、お店からの問いは、ニンニク以外のトッピングの事を聞いているのであり、ニンニク・野菜・脂・カラメのそれぞれの量を好みで言える・・・らしい。とか。
・食べ終わったら台の上に食器類を置いて、テーブルの上を拭いて退席。複数いても食べ終わった人から退席して、外で待ち合わせる。とか。

独特の世界観があり、何やら一見は近づくことの出来ない見えない壁を感じる・・・気がするようなしないような・・・で、あります。

直系にたどり着くまでに幾つかのお店を経験しているので、何となく雰囲気は知っている・・・その程度のスキルで本日は初挑戦となりました。


とは言え、夕方４時ごろ。既に千鳥足で限界であります。昼間っから酒盛りを始め、ビールに日本酒にワインとちゃんポンポンであります。

相方と「〆に二郎だ！」って、話になって、酔った勢いでの挑戦。本来ならば体調を整えてからでないといけないお店なのかも知れません。

でも、このチャンスを逃すともう食べることはできなさそうなので、互いの千鳥足で傾く体を支え合いながらお店に到着。案の定の待ち状態でした。

外までは並んでいません。カウンターと確か２卓？のテーブル席の間にウェインティングシートが並んでいます。そこに座る。の、前に券売機で「小」「大」「小ぶた入り」「大ぶた入り」を選びます。

券売機が無い店では、席に座ったところか並んでいる間に麺量とぶた入りかどうかを訊かれる・・・らしいですね。（そこで、コールはしないのがルールみたい）

一人・また一人と席に案内されていきます。並んでいる間に券売機の買った内容を訊かれました。やはり事前に茹でる量を把握するためのようです。

呼ばれる人が減る度に、席をずらしていきます。酔っていたので感覚無いのですが、７・８人待ちの状態でしばらく待って席に案内されました。良くわかりませんが、グループで来ていた場合は一緒に座れるように席を調整してもらえるっぽいです。仲魔と並んで着席。

・・・何を話したか記憶ないのですが、ここでしばらく待ちます。私語はあまりしちゃいけないなんて話もありますが、どうなんでしょうね？適切な声量で楽しむ分には問題ない気がします。

「ニンニクどうしますか？」来ましたー。

初心者なので「普通で！」で返します。仕事が有れば「にんにく抜きで・・・」となるのか？それとも「にんにく抜き。あとは普通」でいいのか？はたまた「にんにく抜き。野菜。油。カラメ」と言うのか？

どうでも意思が伝わればいいですね。こっちは初心者。どう思われようが、変に頓珍漢な事を言うより良いと思います。

？そもそも、何をコールできるか？書いてあったっけ？

ニンニクの有無・増し・増し増し。
野菜の有無・増し・増し増し。
アブラ（背脂）の有無・増し・増し増し。
カラメ（濃さ）の増し・増し増し。

が基本かな？違います？こちらのお店では「増し増し」の先があるのかないのか不明ですが「チョモランマ」とか、更に違う頼み方もあるみたいです。

まだかな・・・はっ、水とかセルフだ！

入り口側のカウンターのところに水があります。レンゲもそこに置いてあります。二度立ちは行けないとかあるみたいですが、勝手分からずこれは一度目の立ちだ！と水を持って帰ります。

「ういーっす」「すまね」など酔っぱらいながらも水の準備完了。ちょいと待ってラーメンが到着。こんもりですな。

・・・！レンゲ忘れた・・・二度立ち・・・目立たぬようにスッと立ってレンゲをゲットして帰ってきます。
「はい」「すまね」

レンゲを使い「天地返し」に挑みます。丼底の方までみっちりと麺なんだな・・・何グラムなんだろ・・・

で、実食。


感想。

似たようなテイストはすでに全国的に浸透していると思います。味に関しての戸惑いはありませんでした。むしろ、オリジナルである、直系・・・やはりちゃんとしています。旨いと最初思いました。
ですが、麺量が多いですね。最初の３分の１はおいしくいただけ。３分の２ぐらいで苦しくなって、残りは気力でいただきました。

旨い不味いは人それぞれ。独特の雰囲気と注文方法。提供される麺量の多さ。

思いっきり食べることでのストレス発散。ワシワシと食べるって表現はここが発祥なのでは？

小柄な女性もお客さんにいましたが、食べ切れるんでしょうね・・・


良い経験が出来ましたが、ファンにはなれないっぽいです。

なんか、ホッとしたような、何が好きなんだろうとこれからも彷徨い食べるのかと思うと、ちょっとだけ疲れたな・・・なんて思った日でした。