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そしてこうなる。
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
(更新)粒ウニで飲む。
本件で俎上している「塩ウニ」も、加島屋本店の冷蔵ショーケースから姿を消して久しい。
病禍は、生命力の高い、がぶがぶ食らう食通という名の大食漢を残し、ちびちびだらだらの「晩酌派」を淘汰してしまったのかもしれない。南無三。
(20230118日口唇。以下、登録時20200505)
連休中は誰もいない事務所で過ごす。
まとまった時間を用い、日頃雑事に追われ目を通していなかった資料や本を読み、これからの先が見通しにくいサーカムスタンシーズにあって、商いのための旅も展示会も調理実演販売も当分出来ない、となれば、稼ぎが縮まった場合、どれくらいもつだろうか、といった後ろ向きだが確認しておかなければならない「金繰り」につき、パターンを三つほど想定し、電卓を叩き、鉛筆舐め舐めシミュレートする。カネグリビンボー!
(パソ・コンのエクセルを使えば造作ないのだが、「想像力の弱い」わたくしの場合、手とアタマを同時に動かさぬと理解しにくい。根っからの「塩梅体質」なんだと思う)
三パターンを二度ずつ(借入ありとなし)やってみて、なんとなく納得した「ような気に」なる。
あとは悲観的に判断し、楽観的に行動するのみ、と決めつける。
毎日、朝から夕方まで。気がつけば五日間が過ぎようとしている。
もともと社交的な方ではないし、仕事の旅以外、外で活動的に過ごすことを得手としている訳でもない「文系エテ公」なので、ひとりでいるのが「あんまり」苦痛にならず、目の前に本なり新聞なりがあり、適当な音楽を聴き、手元にやるべき事があれば、それほど退屈や苦痛を覚える事もない。
えへへ、三十何年か前に仕事の選択、間違えたかな、と、誰にともなく呟き、事務所の壁に飾ってある、先代、先先代経営者の胸像シャシンにウインクをし、こっそり舌を出し、施錠し、会社を出る。
1700時。
まだ陽は高いが、ヒンヤリとくる。
周りの田んぼに水がひかれ、すでに早稲品種の苗が植えられているのに気がつく。
あらま、オレが部屋に籠もっているうち、いつの間にそーゆー季節になってたのね、と、間抜けな感想を漏らす、と、何処からかケーン! というキジの啼き声。
こりゃ「密」な空間には、なりようもないネ、はは。
ーーーーーーー
家に戻る。
手を洗いながら、様子を探る。
「巣籠もり」の息子は自分の部屋で「ユーチューブ師匠」相手にギター訓練に余念がなく、「家のもの」は夕飯の買い物に出ているのか留守。
と、なればサンダウナーのいっぱい、独酌の儀を執り行う事に邪魔が入ろうか、いや、ない、と、古文の定法「二重否定は強い肯定」で呟くや、乾物だなから一升壜を、食器棚から一合徳利を取り出し、やかんに水を張り、火をつけ、流れるように湯煎し、同時に冷蔵庫から「エチゴ加島屋」の「粒ウニ」と「このわた」の豪華二点「通風スペッシャル」壜詰を取り出し、盛り付ける。
柔らかく差し込む陽の残光が心地よいリビングの、ラウンジ・チェアに腰を下ろし、アイフォーンをブルートゥースでボスのスピーカーに紐付け、グローバー・ワシントン・ジュニアの30年ほど前のアルバム「タイム・アウト・オーヴ・マインド」
テナー・サックスの響きに囲まれながら、いつのまにかこの人の亡くなった年になっちゃったな、まさに荒淫もとい光陰矢の如し、と、誰にも聞かれて無いのに、「息をするように」オゲ・レツ・ダジャレを飛ばし、徳利の中身を猪口に移しちびり、箸の先でチョッとつまんだウニを追いかけるように口に含む。
余計なものは加えず、純粋に塩漬け、寝かせたウニの身は、舌の上で旨味とこくが縦横に広がり、上顎で潰すようにしてみると、その味わいがわずかな時間差で、先ほど迄数字と活字で蹂躙され、凝り固まっていた脳に到達し、蕩かせ、ほぐしていく。
ああ、旨し。
続いて酒、今度は一本一本とっては器に移し、軽く挟みをいれておいた「このわた」
舌に乗せる。ほんの少しヒネたような、しかし慣れると芳香以外のなにものでもない風味が鼻腔をくすぐり、じんわり…と味蕾に媚びてき、しかし下品にならない後味のキレ、調子の高さは「このわた」だけのもので、言わずもがなだが「型が決まる」
ウニちびり、このわたじわり、で、瞬く間に徳利は「軽くなって」しまう。
うむ、実存はポンイツに優先する。さて、もう一本、点けちゃおっかな♡ と、椅子から腰を上げ、台所のやかんをもう一度火に掛けない、事もない。
(更新)これを晩酌という。
最近、加島屋さんの店頭で見かけることがなくなっちゃったな、このわた。
減塩とたっぷり腹いっぱいのご馳走が流行りの世の中だから、こういう酒杯で口唇を濡らしながらちびちび、という「晩酌派」的なものには、人気がないのかもしれない。
(20230118日更新。 以下、初回投稿20200422日)
書類づくりのためホテルに「自主かんづめ」
ようやく仕事も片付き一週間ぶりに帰宅、となれば、こちらに伺い酒の肴に適切な海産加工品を仕入れる、というのは道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
さまざまな「壜づめ」のなかから今回選んだのは、エンペラー・オーヴ・チン・ミというべき「このわた」
「新潟加島屋」の壜の中でも最も高価なもののひとつであるが、「接待を伴う飲食等営業」店で、あーん♡と口に放り込まれるツナ・ピコ https://www.yaizu.com/item/r-539824.php と「質量当たり、時間当たり」単価に換算し、比較した場合、こちらのほうが余程に効用は最大化している、と森嶋通夫かぶれな「言い訳」をしながら店員の姐さまに包んでもらい、クルマに飛び乗り、北陸自動車道を9速4,500rpmで(おいおい)すっ飛ばし、家路につく。
1800時。
くだんの壜からこのわた数本を、惜しそうにとりあげ、軽く調理バサミをいれ、器に盛る。
同時にやかんに湯を沸かし、沸騰したところで火を止め、酒を満たした徳利を沈め、75秒。
ヌル・カンとジョウ・カンの中間領域、新型コロナ肺炎に罹患したくらいの温度 #おいこらやめろ に点けたところで酒器をやかんからとりあげ、ラウンジチェアのサイドテーボーに運び、「あったかいの」を猪口に移し、ちびり。
時間差で箸を取り上げ、「このわた」の一片を精妙に摘み上げ、口に含み、舌の上で「じんわり」と転がし、又、ちびり。
嗚呼これ以上の晩酌がこの世に存在しようか、いや、ない、と古文の定法「二重否定は強い肯定」で大いに満足しつつ、永井荷風先生の短編「妾宅」https://www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/49644_38959.html を思い出し、二号はいないが、酒の方は二合、いっちゃおっかな、と、ひとり調子の低いダジャレをつぶやき、くだらぬシャレはやめなシャレと、さらに混ぜ返して、ほくそ笑まない、事もない。
夏だ! アブラだ! クジラでゴー!
「あー、脂肪肝の値が多少気になりますが、まあ、ギリギリ合格ライン。他もオッケー。
やや運動不足でしょうね。生活習慣を改善して下さい。」
…年に一度の人間ドック。
イクォール・コンディションでの測定のため、10年以上体重を変化させず、前の晩は夕食ヌキで臨むのだが、年々数値は改善される。
考えてみれば代謝の落ちるなか、身体も動かさず、目方を増やしていないということは、以前より飲んだり食べたりする量が減っている、というわけで、特に飲酒量の低減が効果を上げているのかな? と、勝手な事を考えつつ、健診所を後にし、途中、カイシャにちょっとだけ顔を出し、帰宅。
ちょうどサンダウナーの晩酌タイム。
ドックが終わったらまずはコレ! と、決めていた、知り合いから分けてもらっていた「クジラ味噌漬け」のパッケイヂを開き、コレも到来物の黒崎茶豆を茹で、さらにいつもの直売所「ほのか」で手に入れた「遠藤リエ子(スワローシティ弁で発音すると「いんどーりーこ」)さま謹製「十全ナス漬け」は包丁を用いず、指でむしり、臨戦態勢完了!
クジラ味噌漬けは、肉身ではなく塩蔵の本皮(脂身)を茹でて塩抜きし、味噌に漬けたもの。
おなじ本皮を用いる「クジラ汁」とともに、エチゴでは暑い盛りに食うもの、ということになっていて、界隈の料理屋、割烹でも、手作りのものをこの時期結構出してくる。
鮭茶漬けで有名なこちらの店でも、夏季限定、しかもウエブサイトのみの販売で提供している。https://www.kashimaya.com/items/dtl100.aspx?p_cd=80804
いわば旬の郷土料理そのものであり、モラトリアムだなんだと喧しいご意見はあろうが、エチゴの民としてこの季節にコレを口に入れずにいられようか、いや、ない、と、二重否定は強い肯定、という古文・漢文のお作法に則り、いそいそと箸を握る。
クジラには生酒冷酒に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、コッテリとくる獣脂に味噌の旨味がドーピングされているところに清酒のコハク酸由来の旨さと冷たさにより鋭さの増したキレを合われると、こりゃたまらん、コハクサンシソンジ! と、落語「山号寺号」の「子だくさん仕損じ」をさらにもじって口走りたくなるから、とは、単に #言いたいだけ #言いっぱなし #よけいなことをいってはいけません と、お叱りを頂戴しそうだから黙っている。
そう思いながら水分と余計な油分が抜けて、フニッ、と、コリリ、の中間くらいの歯ごたえを持つ味噌漬けを口に入れ、奥歯でゆっくり、すり潰すように咀嚼すると、発酵微生物や酵素の働きでニオイが香りに昇華されたクジラの脂身特有のコクと、味噌の塩気がジンワリ…と口腔に広がり舌を喜ばせ、ここにやはりエチゴウオヌマ青木酒造謹製「鶴齢吟醸生酒」で追いかけてやると、味蕾に留まっていた油脂のこだわりはサラリと洗い流されるが、うまいものが口の中にあったという「記憶」だけは残り、調子が高く、さらに味噌漬けをつまみフニッ、コリリ、ジンワリ…を味わい、酒で追いかけ、が繰り返され、あっという間に3デシ*1 は空になってしまうが、
うーん、たまらん。ヒヤでいいからもう一杯!
と、やはり落語でも、今度は「らくだ」のサゲを口走り、冷蔵庫からもう一本、壜を取り出さない、事もない。
*1 : 300ml壜。つまり3dl、コレが略されて3デシ壜、と、称される。
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ムササビヒンソー
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店名 |
新潟加島屋 本店
|
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ジャンル | 惣菜・デリ、郷土料理、海鮮 |
お問い合わせ |
0120-00-5050 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR新潟駅から車で約10分 新潟駅から1,812m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
3席 (イートインスペース3席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店舗裏に13台分の駐車場あり |
空間・設備 | バリアフリー、車椅子で入店可 |
料理 | 魚料理にこだわる、アレルギー表示あり、カロリー表示あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
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初投稿者 |
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帰国したら何食べる?
海外出張中、同行者とのお馴染みの話題。
曰く、東京式(えどまえ)のにぎり寿司
曰く、暗黒醤油味のお蕎麦
曰く、いやいやコーシュー(飯店)の背脂チューカだろ
曰く、いやいや却ってみかづきのイタリアンで和製洋食を、いや、それではフレンドの立場は、いいや、むしろラーメンたかののカリーナが、ばか、そんなもの何十年前に沙汰止みになってる? #いんだよ細けえ事は!
……とまあ、喧しい事はなはだしくも、座持ちがする、それでいて誰も傷つくことのない、平和なバカ話なので、大人数のキャラバンを組んでいる時は、まぁ、いいわけです。
では、MSSBさんは?
そうさなあ
・加島屋のひとくち筋子用意してさ
・凹凸(近所の目利きなお米屋さんです。)のコシヒカリを硬めに炊いて
・山本海苔の「梅の花」か丸山海苔の「佐賀のはしり」 これの八切(焼き海苔一枚=全型を1/8に切った大きさ、いわゆる「朝定」で出てくるサイズ)でさ
で、マキマキしながら、樋木酒造謹製「鶴の友純米」のひや(室温)を、バカラ・ハーモニーのデッカいグラスにナミナミと注いで、キューっとやるわけさ
へえ! でもずいぶん、銘柄指定ですね、
いや、加島屋の筋子は昨今流行りの甘味いり醤油漬けじゃなくて、古くからの塩漬けだから、「昔のエチゴ人」には、しょっぱさがちょうどいいんだよ、はは
あゝそれでコーケツアツぎみのツーフー持ちなヒトデナシなんですね
うしし、って、ヒトデナシとはひでーな、まあ、そういうなって。
と、言うわけで初志貫徹。
#をぢさんってこういうのが好きなんでしょ
はい、大好き。文句、ある?
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲の写真ないし写真のコメント欄に当たって頂きたい。