煮干がワイルド！（再訪） : 中華そば 石黒

　２０１４年１０月．
　フリップさんや JM@Fujitora さんの口コミを拝読して，チェックしていた店です．
　若い友人と２人で，土曜日の１１時３５分頃におじゃましました．

　店は，国道１１３号と県道４号線の交差点から，国道を新潟駅方面に少し進んだ場所にあります．
　国道沿いに赤い目立つ看板が出ていますが，そこには「魚へんに干干」の文字が・・・これは「煮干し（二干し）」と呼ぶようですね（フリップさんの口コミ参照）．わからない人は「鮭」と間違ってしまいそうです（笑）．

　３階建て雑居ビルの１階にありますが，以前は同じ場所に「とんかつ太加ちゃん」が営業していたように記憶しています．なお，ビルの前に，共用の駐車場が３０台分くらいありました．
　蛇足ですが，２軒隣にはキックボクシングジムがあります．新潟にもあるんですねぇ・・・ミョウに感心してしまいました．

　間口は狭いものの，店内は奥行きがあります．
　前身がトンカツ屋だったせいか，和風で落ち着いた内装ですね．煮干の匂いが充満しており，食欲が刺激されました．
　相席前提の大テーブル（６人がけくらいかな）が１卓と，座敷に４人用の座卓席が５卓くらいあります．おじゃましたときにはほぼ満席でしたが，客層には幅がありました．

　メニューには，スープが異なる３種類のラーメンと，それぞれのチャーシュー（肉）増し，２種類のつけ麺，トッピング類，ライス，餃子等があります．
　値段的には，普通〜やや安めでしょうか．

　自分は「肉にぼ ９７０円」と「ライス（中）１５０円」を，連れは「極にぼ ７２０円」の「大盛り １００円増」を注文しました．あと，「玉ねぎトッピング １００円」×２と，「手作り餃子（５個）」×２も．
　これらは１０分弱で運ばれてきました．

　「極にぼ」と「肉にぼ」の違いは，チャーシューの枚数だけのようですね．前者には２枚，後者には５枚トッピングされていました．ちなみに，その他のトッピングは，半熟煮卵半分と，太いメンマ，粗みじん切りの玉ねぎ，ミツバ，粗切りの唐辛子です．トッピングを追加したため，玉ねぎがザクザクで，ウレシクなりました．
　醤油の風味がクッキリとした柔らかいチャーシューと，程よい食感のメンマがイイ感じでしたね．

　スープは薄茶色で濁っており，軽いトロミがあります．醤油豚骨に煮干ダシを合わせたような感じですが，こっくりとまろやかで，煮干の風味が濃く感じられます．この手のスープには最近あちこちで出会いますが，自分が知る限り，こちらのスープの煮干がイチバン強いですね（突出しているほどではありませんが）．後味には，ほのかなエグミや苦味も感じられ，ワイルドな味わいです．微かに感じられるユズの風味と，唐辛子のピリ辛感もイカしてました．
　このスープは人を選ぶかもしれませんが，自分はたいへん気に入りました．

　麺は太麺・ストレートで，モッチリとした食感でした．スープとの相性が良かったです．

　さて，麺を食べ終えたあとは，恒例のご飯投入です．
　こちらのスープはご飯との相性もバツグンです．たっぷり残った玉ねぎの食感・風味も良かったですね．スープを最後まで楽しみました．

　「手作り餃子」は，コロリとした形状です．皮はモチモチで，野菜多めのアンがたっぷり入っており，なかなか旨かったです．
　でも，「肉にぼ」の前には霞んでしまいますね．


　いや〜今回のラーメン屋新規開拓は大成功でした．
　自宅・職場のある西区からはやや遠いのですが，ゼヒ再訪したいと思います．


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　２０１５年２月．
　北海道から来た旧友と「鉄板焼肉とんがらし」でサムギョプサルを食べたあと，こちらで〆のラーメンをいただきました．
　連れが「煮干し風味のアッサリしたラーメンが食べたい」と言うので，最初は「滋魂」の「超絶煮干そば」を考えていたのですが，残念ながら「滋魂」は臨時休業でした．そこで，こちらの店を思い出したわけです．
　平日の１９時２５分頃におじゃましたが，７割方の席が埋まっていました．若者が多かったですね．

　自分は「極にぼ ７２０円」と「玉ねぎトッピング １００円」を，連れは「あっさりそば ６７０円」を注文しました．本当は「ライス」も注文したかったのですが，サムギョプサル後だったので，サスガに自粛しました（笑）．
　これらは６〜７分で運ばれてきました．

　「極にぼ」は相変わらずの旨さです．ザクザクの玉ねぎが良く合いますね．
　「あっさりそば」のスープをひと口もらいましたが，煮干しと醤油の風味がきいており，スッキリとしながらコクのある味わいでした．これもイイですね．連れは北海道七飯駅前の「大勝軒」のスープに似た味わいだと，大絶賛していました．