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【0661】ＩＤ鮨屋♪ 次回はもっともっと地魚を楽しみたい
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平目昆布締め(新潟)
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〆鯖(新潟)
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スミ烏賊(新潟)
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茶碗蒸し(雲丹、いくら)
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小肌(天草)
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鮪中トロ
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鮪赤身漬け
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勘八(五島列島)
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赤貝
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煮蛤(桑名)
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煮車海老（さいまき）
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煮穴子
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刺身(マグロ、真鯛(山形)、バイガイ(北海道))
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煮蛸(北海道)、穴子肝(写真がボてて、すみません)
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鮭味噌漬け
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赤烏賊ゲソ焼き(新潟)
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玉
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シャーベット
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もずく
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海苔汁
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茄子
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店舗基本情報
| 店名 |
鮨 奈可久 星野
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2021 選出店
食べログ 寿司 EAST 百名店 2021 選出店 |
| ジャンル | 寿司 |
|
予約・ お問い合わせ |
025-229-3388 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
白山駅から1,483m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥15,000～￥19,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） |
席・設備
| 席数 |
20席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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仕事を終えて新潟駅にて、愛機iphoneで鮨屋を検索する。
新潟県食べログ評価ナンバーワンのお鮨屋さんが古町のチョイ先にあるのを見つけた。
11500円コースの電話予約の後に、2017年8月某日17時半頃に出撃した。
大将は新潟旧北魚沼郡(現魚沼市)小出町の生れ。
皆が東京に行くのを尻目に、高校卒業と同時に大坂の専門学校へ行かれたとか。
そして、心斎橋鮨懐石で５年修業され、その後、暖簾分けされた六本木の奈可久でさらに修業を積んで、現在は新潟で独立された。
そのため、西の黒門市場と木津市場、東の築地市場での仕入れ経験があり、それが財産だというような話をされていた。
お話を聞いていると「ここら辺は魚が少ないから、地元産にこだわらない」とおっしゃって、いろいろな仕入れルートを開拓中。とにかく良い魚を仕入れる努力を惜しまないという感じを受けた。
新潟の市場でも、市場のプロと魚の知識では引けを取らない様子だという感じもした。
ボキは新潟の魚が食べたかったのだが、「今日の地物は鯖、スミ烏賊、平目のみ。それに私の仕事を加えます」おっしゃったのが、すごく心に残った。
また、旧北魚沼郡の出身のためか米にも詳しいことに驚いた。
もちろん、鮨には古米を使うと思うので、コシヒカリの知識が100％活かされるのかは、ボキのレベルでは不明だが、緻密なデータベース内容に感心した。
最後に何気なくおっしゃった「今は温暖化で海同様に、陸も変わってきているんです。だから、これから、魚も難しくなるし、米なんかも魚沼産魚沼産じゃなくて、出雲崎産や佐渡産の品評が上がって来てますよ。広く見なくちゃいけないんです」というような内容の話はとても印象的だった。
実は、海の部分の話は、通っている安い銘鮮魚居酒屋の、毎日のように河岸に出ている大将が言っていることとまったく同じだったからである。
いただいた料理は以下の通りである。
【一品】
・煮蛸(北海道)、穴子肝(写真がボケてて、すみません)
・刺身(マグロ、真鯛(山形)、バイガイ(北海道))
・鮭味噌漬け
・もずく
【握り】
・スミ烏賊(新潟)
・勘八(五島列島)
・鮪赤身漬け
・平目(新潟)
・茶碗蒸し(雲丹)
・小肌(天草)
・赤貝
・煮車海老(天草)
・茄子
・〆鯖(新潟)
・煮蛤(桑名)
・お新香
・赤烏賊ゲソ焼き(新潟)
・鮪中トロ
・煮穴子
・玉
・海苔汁
・シャーベット
・越野景虎(純米)：700円
・〆張鶴・月(本醸)：700円
特に美味しいと思ったのは、やはり地元新潟の魚である。
スミ烏賊。甘みと旨みがあり、美味しい。これがどこの産地に負けるのかと思った。
平目は昆布締め。流石の技だと感じた。これは美味かった。
〆鯖はメモに「塩１時間、甘酢１時間のしっかり締め」と書いてあったが、写真を見ていただいてもお判りの通り、たぶん聞き間違いと思うくらいに、〆加減はもちろん、まだ残る生の感触が絶妙だった。
といったところで、どれもとても美味しかった。
他の地方の鮨屋でも「都会仕込みの腕を持つ鮨職人が地元に帰って来ると、最初は東京や大阪の市場と地元を比較してがっかりするが、次第に地元産を増やすようになる」という話をよく聞く。
なので、考える大将（ＩＤ鮨屋と呼ばせていただく）が、これからどのような変貌を遂げるのか楽しみに思った。
今回は地物に関しては、東京や大阪に負けないために、持てる技術を駆使されたと感じた。
やはり、ボクはこういう、職人の魂を込めた地物の鮨が食べててほんとに美味しいと思う。
次はもう少し多くの種類の新潟の魚を食べてみたいなと思いつつ、お店を後にした。