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店名 |
平谷荘(ヒラタニソウ)
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ジャンル | 旅館・民宿 |
予約・ お問い合わせ |
0746-64-0034 |
予約可否 | |
住所 | |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
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駐車場 |
有 |
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利用シーン |
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ホームページ | |
初投稿者 |
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全長166.9㎞、停留所の数は167、高速道路を使わない路線では、日本一の走行距離を誇る路線バスの八木新宮特急バス。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を駆け抜けることもあり、最近ではマスメディアにも取り上げられ、かなり有名になってきました。
この路線の多くは山岳地域で、その中核こそ全国で最も広い面積を持つ村としても知られている十津川村の村域です。この路線は十津川村の欠くことのできない重要な生活の足でもあるのです。
十津川村には十津川温泉、湯泉地温泉、上湯温泉の温泉があり、なかでも十津川村のやや南部、二津野ダム湖畔の平谷集落ある十津川温泉は10軒足らずの旅館と村営の入浴施設などが点在する、小さいながらも特徴的な温泉街を形成しています。
この小規模な温泉街の南端部、蕨尾地区にある「平谷荘」は、十津川温泉では老舗旅館のひとつ。今回初めてお世話になることにしました。案内された部屋は2階の6畳、窓からはエメラルドブルーの二津野ダム湖が眺められます。
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この旅館の温泉は玄関のある1階から階段を降りたところにあります。かなり古びた感じがマニア好み。浴場はひとつだけの男女共用で、女性が入るときは鍵を掛けて貸し切りにするようです。
浴槽は岩風呂風に仕立てられ、岩の隙間から新鮮なお湯が掛け流されています。淡麗な色合いにもかかわらず、トロリとした濃厚な浴感のお湯で満たされています。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉、十津川特有の芳しいアロマとミストのただ中に身を置く幸せに満たされます。これぞ高温かつ豊富な湯量を誇る十津川の湯。豊かなお湯と芳しい香りに包まれてゆったり足を延ばす最高の至福、長時間バスに揺られたご褒美です。
この旅館の食事は1階の座敷でいただきます。宿泊者はどうやらワタシ一人だけのようなので、大きめの座敷テーブルに広々と並べられています。すぐに陶板焼きと釜飯の固形燃料に火をつけます。
食前酒の梅酒とともに、前菜の柚餅子や川魚の甘露煮、カニのグラタン、エビ・イカ・マグロのお造り、野菜の炊合わせ、アマゴの塩焼きなど。全体にしっかりとした味付けなのは十津川の風土なのかな?
遅れて揚げたての天ぷらがやってきました。立派なエビのほか、こごみ、ふきのとう、ウドなど地元の山菜がうれしいですね。そのうちに陶板焼きがちょうどいい具合に焼き上がってきました。牛肉と野菜。肉質はほどほどながら、熱々なのがうれしいですね。
次に釜飯が炊きあがってきました。これで相当お腹いっぱいになりました。
朝食はサラダ、冷奴、玉子のホイル焼き、サンマの干物シンプルながら、ご飯の炊き上がりやお汁の具合は申し分ない。関西では珍しい挽き割りの納豆が添えられてるのは特徴的です。
正直、宿の設備やサービスの面、料理の質を客観的に見ればやや時代遅れな点も多々あるが、この上質の温泉がある限り、その全てが味になる…これは何ものにも代えられない。早春の夜明け前、「やうやう白くなりゆく山際」を眺めつつ、曙の温泉につかる至福を味わえる十津川…これまた十津川に戻ってこようという気にさせてくれるのです。