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店名 |
芳魂庵(ほうこんあん)
|
---|---|
ジャンル | 甘味処 |
予約・ お問い合わせ |
0746-32-8207 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
吉野駅から1,300m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
空間・設備 | 落ち着いた空間、オープンテラスあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
1960年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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金峯山寺の蔵王権現は遷都1300年に合わせて特別に公開されて以降、
ここ数年は毎年見ることができるのですが、
いつ何時見ることができなくなるともしれないので、
いおぬおは配下の犬を連れて吉野までやってきました。
蔵王堂の権現様の前に特設された個室で都合の良いことを
さんざんおねがいしたいぬおは、吉野といえば葛ということで、
くずきりをおやつに食べることにしました。
おみせにはいると土間のむこうの広い座敷に赤い座布団が敷かれています。
いぬお達は、一列に四匹並んでくずきりを注文しました。
最初に出されたお茶をちびちび飲んでいると、おじさんはお茶を足しに来ようと、
急須を持つと、
[さっと空中に放り上げ、おでこに載せたかと思うと、肩に載せ、
今度は足でリフティングのように足で受けようとしたのか、]
急須は重力にしたがいまっすぐに落下していき、
とうとう鈍い音とともに地面に衝突しました。
その音にいぬおたち四匹はそろいもそろい、その方を見たのですが、
そんなことも気にせず、おじさんは急須を持ち上げ、
急須をなでなでして、その無事に安堵したようでした。
厨房のおばさんは、そんな様子にも動じず引き続きくずきりを作っています。
空気からすると、いぬお達が去った後おじさんはおばさんに相当叱られることになるでしょう。
(なお、下線の部分はいぬおの創作です。)
そういえば、遷都1300年のときの蔵王権現の御開帳の時にもこのお店に来ました。
今回は厨房におばさん、外はおじさんが担当しているのですが、前回はおじさんしかいませんでした。
このときもくずきりを注文しました。いぬおしかお客がいませんでしたので、
おじさんは早速くずきりの調理にとりかかりました。
しばらくすると、厨房から「しまった―」とつぶやき声にしては大きな声がしましたので、
いぬおはすかさず「やっちまったなー」とクールポコ風(←ああ、懐かしい)に合いの手を入れようとしましたが、
いぬおがしゃべったことがほかにお客さんがいないので丸分かりになるので、やめておきました。
「つくりなおしだ」とふたたびつぶやき声にしては大きい声がしました。
たしかに今回に比べてくずきりが出てくる時間がかかりましたので、
ちゃんと作り直してくれたのでしょう。このあたり、ここのお店の厳選された材料、
テーブルを置かないたたずまいなど、誠実さやこだわりが感じられます。
さて、とうとうくずきりがやってきました。畳に朱塗りのお盆が直におかれ、
左は開け放たれ切り立った山を望み、山の香りを含んだ風がいぬお達を洗ってくれます。
竹の容器に入れられたおやつは、染之助・染太郎に勝るとも劣らぬ
おばさんとおじさんのコンビネーションで厨房から手早く席にはこばれてきますから、
すくいあげた葛は透明感がありありです。
葛は太めで肉厚に仕上げてあり、もっちりかんはたっぷりです。
黒蜜はねっとりしていてしっかり葛にまとわりつく感じです。
いつもは黒蜜に氷を落として、チビチビとくろみつをいただくのですが、
今回はちょっと氷の量が少なかったので、かなり濃いめの黒蜜と、
おかわりでもらえたお茶で口直しをしながら楽しみました。
お店の方においしいくずきりをたべられたことに感謝しつつ
挨拶をしてお店を出た空は晴れあがっていましたが、
店内では血の雨の降水確率80%くらいかなといぬおはおもうのでした。