濃厚、あっさり取り揃えた個性的メニューが好き : ハナヤマZ

数年ぶりです。
開店当初、ウニラーメンやスルメイカラーメンなどを食べた記憶はありますが、もう５年位ご無沙汰だったので久しぶりに訪問してみました。

相変わらずの人気店ということで駐車場問題を心配しましたが、おそるおそる通過してみると２～３台ほど空きがありましたので、引き返して、素早く駐車。
昔、お隣に弁当屋があった頃訪れたときには、進入してみたら止めるところがなく、切り返しもできないのでバックで出ようとしたら、後ろから別の車が進入してきて抜き差しならない状態になったことがあるので必要以上に警戒しています(軽いトラウマ)

13時を回ったくらいでしたが、カウンターはオールフリー、テーブル席も一つ空きありの状態ですぐに座ることができました。
すぐに店員さんが対応してくれましたが、「注文がお決まりになりましたら仰ってください」と、すぐに厨房の方へ。
これはちょっとしたことですが嬉しいですね。
回転を早くしたいのか、ずーっとこっちを見ていて「考えるので待ってください」とも言い出しにくく、あわてて適当なものを注文してしまい、じっくりメニューを見て後悔するお店もありますので。

久々なのでメニューも随分変化していますが、魚介というか、磯っぽさのコンセプトは普遍のようです。
濃厚豚骨シリーズは昔はなかったような気がします。濃厚豚骨は系列店のサクラでもいただきましたので、まずは濃厚魚介とんこつラーメンを注文。次に、「ずわい蟹なんてあったかな？」と記憶が薄らいでいるのでずわい蟹とスルメイカの醤油ラーメン。さらに、濃厚シリーズは数量限定とメニューにありましたので、濃厚エビ味噌ラーメンも追加注文。次に来たとき、食べられる保証もありませんので。

注文して10分位で、まずはずわい蟹とスルメイカ、濃厚魚介とんこつ、次に濃厚エビ味噌らーめんが到着です。

・ずわい蟹とスルメイカラーメンはあっさりとしたスープで、油っ気は殆ど感じません。また、良くも悪くも「カニだな～」「これはイカだな～」とそれぞれの素材がハッキリ出ているわけではなく、「うまい魚介スープだな～」という具合にうまくミックスされてる印象で、知識なしだと何ラーメンか当てる自信はありませんが、出汁がよく出ているのが良いです。チャーシューは他のラーメンと共通だと思いますが、柔らかく煮込まれたバラ肉っぽいタイプで、適度な脂分ありと、さっぱりスープにはすごく合ってるんじゃないでしょうか。

・濃厚魚介とんこつは粘度高めのこってりタイプ。とはいえ、脂成分が多いわけではないようで、スープは最後まで飽きることなくいただけました。魚介部分はスープでなく魚粉だと思いますが、多すぎず丁度よいですね。ベースのとんこつスープはやはりサクラのものと似ている感じがします。ほうれん草？はあってもなくても…な彩り要員ですね。面白いのはメンマが20cmくらいに長いこと。材木メンマと呼ばれる歯ごたえバッチリ極太タイプを出す店がありますが、こちらは穂先のような柔らか部分を長いまんまトッピングです。歯ごたえは控えめですが面白いし、味もイイですね。

・濃厚エビ味噌ラーメンは「エビ味噌入りとんこつラーメン」ではなく「エビ風味とんこつラーメン味噌入り」ですね。味噌が入っている分、濃度的にもナトリウム的にも濃厚魚介豚骨より濃いめに感じます。エビ風味はたぶん、エビ油なのかなと思います。味にはほとんど関与しないながらも、トッピングに乾燥エビを載せたミニアピールも可愛いです。試しにエビ味噌スープを飲んだ後、魚介とんこつスープを飲んでみましたら、魚介のパンチはこんなに強かったかな？と感じました。単体で食べたときは気付きませんでしたが、思ったより魚介効かせてたんですね。それだけ豚骨出汁が濃いのかも。

チェイサーに頼んだライスは200gくらいで、厚めの白い陶器に盛られていて清潔感があり量も申し分なし、サクラでもらった唐揚げ無料券の「おまけ唐揚げ」も箸休めにちょうど良かったです。

完食間際に、厨房の方で「とんこつ後一杯でしたよね？」と、スタッフ間の残量確認の声が聞こえてきました。あ、本当に数量限定だったんだ、と同時に、エビ味噌も追加してよかった～、と改めて思いました。

接客はすこぶる良かったです。店長もにこやかで、お邪魔にならないよう短時間でしたがお話もでき、ああ、また来たいなぁと思ってしまうお店です。
バイトさんのピアスok茶髪ok、そんなお店もあります。個人的には接客が丁寧ならそんなものはあまり気にならないのですが、なかなかそうは行っていないことが多く、「やはり中身は外見に出てしまうのかな？」と残念に思うこともあります。華山系列は一通り行かせていただきましたが、どこも接客に力を入れているようで好感が持てます。メニューも多いので、ぜひまた行かせていただきたいと思います。